仕事の合間や少ない休日を使っての内見はどうしても時間切れに…、公開を減らすチェックポイントとは?
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2020年3月9日時間がなくても大丈夫!失敗例を参考に内見で確認してほしい厳選ベスト5
失敗で安心をつくる不動産屋、大和田です。
これまで部屋探しの失敗例を参考に、内見時に確認してほしいチェックリストや実際の現場でのその修正方法に関して、説明してきました。かなり、アクセスがあったので、喜んでます。で、この記事では、これまでのおさらいも一部ありますが、仕事だけでなく、遠方引っ越しの方など内見に時間が取れない人向けに、帰宅後にここを確認し忘れた!とならないように、失敗例で挙げられた内見時に確認したいポイントベスト5をまとめました。
正直、夏の暑い日や真冬の午前中等寒くて、内見は面倒だと思うかもしれません。そんな方に失敗談と口コミを基に内見の意義やメリット・デメリットをこちらにまとめました。内見の意義をちゃんと理解して頂いた上で、後で揉めないように手っ取り早く、不動産会社の担当などにこれらお部屋や建物、周辺のみるところをあらかじめメールを送り、リストアップして、スマートに内見に向かいましょう。
1.間取りや広さ、収納について
何もない空き部屋を内見する場合、家具や家電製品がないため、広く感じます。
ですが、実際に荷物を置いてみると、思ったよりも狭かったというケースが少なくありません。
いざ引っ越してみて、狭く感じてしまわないためにも、お部屋の間取りについては、最低限以下のポイントを内見時に確認しておきましょう。
- お部屋の広さや向きはどのようになっているのか
- 今持っている家具は置けるか、置けないなら買い替えが必要か
- ソファとテーブルなどの家具を置いたときにくつろげるスペースはあるか
- ワンルームの場合、ベッドは置けるか
- 収納スペースは広いか、高さはあるか
- キッチンの換気性(料理をしたときににおいが残らないか)
- 靴箱の大きさ、ブーツやヒールの高いパンプスは収納できるか、何足くらい収納できるか
- 窓の数と広さ、カーテンの有無
2.採光や日当たり
物件資料からベランダはどちらの方角かは分かります。でも、実際に周囲の環境は内見してみないことにはわかりません。
例えば、資料から南向きで明るそうな部屋だと思って内見に行っても、隣にすぐ建物があって、視界がふさがれている可能性もあります。
他にも、前面道路が狭く、向かいの入居者さんとこんにちは!が出来てしまう状態のことも…。引っ越し後、洗濯物を外に干そうと考えられている方は窓をきちんと開け、ベランダや周辺の建物の状態を絶対に確認してください。
一方、西日が強いお部屋は午後からお部屋の温度が上がりやすくなります。
冬は帰宅時も温かく良いかもしれませんが、コンクリートの建物などは夏の酷暑が残り、朝までクーラーが欠かせないという可能性もあるので、不動産会社にその辺りは詳しく確認した方がいいと思います。
以下のようなポイントを内見時に最低限抑えて下さい。
- ベランダの方角
- 周囲の建物状況
- 西日が直射であたるか
3.室内のにおい
においに敏感な方は、お部屋の匂いを必ずチェックしておいてください。たとえば、キッチンのシンクやお風呂場、洗面所などは下水からの匂いがあがってきやすいものです。特に、空室期間が長いお部屋は建具などにニオイがこびりついていることもあるので確認して下さい。
もし、内覧時から壁紙にたばこのにおいがついてしまっていたら、入居前にプロによるルームクリーニングでとれる場合があるので、不動産会社に入居条件として、お願いしてください。
他にも、近くに焼き肉店や中華料理店などがある場合、料理のにおいが室内に入ってくる可能性があります。営業時間だけでなく、閉店中のにおいもチェックしてください…、もちろん、夏場の虫とネズミも。
以下、ニオイに関するポイントです。
- キッチンやお風呂場など排水溝からくる下水のにおい
- 前住人のたばこのにおい
- 近所の飲食店などのにおい
※確認しない人が多いので、ここに書いておきます。
無理をしない範囲で内見時に隣人のベランダ状況もしっかり確認しておくと、どんな人が住んで居るのかイメージでき、部屋選びの参考になると思います。以前、契約後にお部屋に行って見たら、ゴミの山と言う方がいました。虫、ニオイ以外に何かトラブルが発生しそうな予感です。
4.生活音や機械音
比較的新しい物件の場合、防音性に優れた壁材や窓材を使っているため、隣室や外部からの音も入ってきにくくなっています。
ですが、築年数がある物件では遮音性や防音性が低く、隣室の音が聞こえてきたり、道路を走る車の音が聞こえたりする心配があります。
簡単に防音性を調べるなら、内見時に壁を軽く叩いてみましょう。
音が軽く空洞に感じるなら、壁材が薄いため、音が伝わりやすくなっています。その為、できるだけ詰まった音がする物件を選びましょう。
また、窓は二重サッシになっていると外部からの音が軽減されます。忘れずに確認しておきましょう。ただ、遮音性が高い部屋は換気の為に窓を開けると騒音がすごいと思います。その為、幹線道路沿いなどのマンションを選ぶときは、出来れば4階又はそれ以上の階を選ぶと多少音が和らぎます。
内見時には以下のポイントをしっかりと聞いてみて下さい。
- 隣室の音
- 外部の音
- トイレやお風呂で水が流れる音
- 築年数や防音性を確認する
5.お部屋や建物の設備
内見時にはお部屋の設備もどのようになっているか見てください。
引っ越しをしてからこんなはずじゃなかったと後悔するケースは多いです。そもそも、内見時にどこをキチンとみるのかわかってない場合に多いですが…。
で、みるところとしてはインターフォンや鍵といった防犯面、キッチン・コンロ、水回りといった生活面の設備がポイントです。
あまり多くないですが、床の傾きは見落としがちですが、古いお部屋の場合、床の傾きがひどい場合があります。内見時に気づく可能性もありますが、ビー玉など丸いものを持参して、置いて転がしてみると傾きを確認できるので、試してみましょう。
以下、一人暮らし他きちんと確認しておいてほしい設備です。
- インターフォン(モニターや録画機能の有無)
- コンロはガス式か電気式か
- 蛇口の形
- 照明の数、サイズ
- 排水溝(ディスポーザーはあるか)
- シャワーやトイレなど水回りの水圧
- オートロック
- 玄関は2重ロックか、チェーン付きか
- 床は傾いていないか
- 水回りにカビは生えていないか
6.時間が取れない内見時に最低限見るポイントまとめ
ここまで1~5で、実務や失敗例でピックアップした内見でみるところベスト5を上げました。引っ越し後に後悔しないように、お部屋の内見時に以下のポイントを中心にチェックしてみて下さい。
- 居室に家具を置いてもくつろげるスペースがあるか、洋服や靴などの収納スペースは十分にあるか
(収納を除いて、6畳以上あると一人暮らしでもゆったりと使えます) - 日当たり良好か、隣接する建物で日がさえぎられていないか、西日が強くないか
(個人的には、朝日がきちんと入る東、南東、南向きの部屋をおすすめしています) - 排水溝やたばこなど部屋に嫌なにおいが充満していないか、近くの飲食店のにおいは気にならないか
(タバコ、水、そして、冷蔵庫などの腐った匂いがしないか、キチンと確認してください) - 防音性が十分かは、壁を叩いて確認。 窓が二重サッシになっているか
(コロナ禍で最も隣人とのトラブルが起きているのが音です。部屋で過ごす時間が増えるため、キチンと確認してください) - 防犯面や生活面から、お部屋の設備が古くなっていないか、必要な設備が設置されているか
(設備は特に防犯面だと思います。部屋内だけでなく、部屋の外も大切です)
私たちは日当たりだけじゃなく、4,000件近い失敗事例を基にした失敗診断を行い、陥りがちな失敗を判断し、事前にどんなことに気をつけたら良いか、どんな部屋なら安心して住めるか、ただ部屋を紹介するだけでなく、部屋選びのポイントまで詳しく丁寧にアドバイスしています。
先ずは、無料のオンラインであなたがハマる失敗を診断してみて下さい。
ちなみに、なぜ日当たりが東京上京時の一人暮らしに必要なのかはこちらにまとめています。その他、コロナ禍だけじゃなく、換気や風通しを確認する理由をまとめています。
* 現在、診断を受けて頂いた方優先で毎月5名様まで対応させて頂いています。今後もサポートの質を高め、お部屋を提案していきます。
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*頂いたコメントを参考に、今後の活動を改善していきます。
海外留学を経て、2011年より、不動産投資会社にて物件仕入れからファイナンス、物件販売、物件管理を一通り経験し、2017年より、相樂や馬場と共に働く。
2019年は青森県の収益物件から港区の戸建て、豊島区の区分マンション等全国各地の不動産を扱う。2020年は巣鴨や恵比寿、広尾、西麻布などにある賃貸マンションの紹介と引っ越しをサポートし、現在に至る。
保有資格:宅地建物取引士、任意売却取扱主任者
大和田 豊
株式会社リビングイン 常務取締役
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