こんにちは、宅地建物取引士の大和田です。
以前書いたように、はじめてのメールや問い合わせの内容で民度やあなたのレベルを判断する不動産屋や担当者は結構います。メールの文面から色々な判断をすることが出来ます。
誰なのか、名のならない人、半角と全角が混ざってる人、句読点の位置がおかしい人等。最近あったのは妙に横柄なメールを書く人です。本人はそんなことを思っていないかもしれませんが、不動産屋も商売の為、嫌なお客様への返信は遅れたり、適当になりがちです。
で、実際にスーモやホームズから問い合わせたのに・・・、
「内見の申し込みをメールでしたのに、3日経っても返信がない」
滅多に起こりませんが、そういったことがないとは限りません。 そうなると取るべき対応は決まっています。急かすように追加でメールを打つのか、それとも問い合わせの電話を入れるのか、何も言わずに来店してしまうのかです。個人的には、時間や費用が発生してしまうので、いずれを選択するのかが迷いどころですよね。
ここでは担当者から返信が来ず、どうするか迷っているあなたに向け、こんな時の対処法を3つご紹介し、それぞれ解説をします。好みの物件について、連絡がないばかりに、埋まってしまったとか、無い様に賢く動いてください。
1.担当者の立場から、なぜ返信がないのか?
内見の申し込みをしたのに暫く、電話も返信がないのは何かしら理由があるはずです。たとえば、担当者の立場からすると、電話なら一発で済むのにメールで何度もやり取りするのがめんどくさい。また、メール自体が埋もれてしまっていてチェックができていない。そもそも迷惑ボックスに入っていることも・・・。
おおよそ、この3つのうちのどちらかが考えられます。 この場合に考えられる対処法を以下に3つご紹介していきます。
1-1.急ぎでないなら、メールを入れる
お部屋を仲介する不動産紹介会社は大家さんとお客さんの間に入ってお部屋を紹介する仲介手数料が生業です。 よほどのことがない限り、お金の元になるメールを無視することはありません。
その為、返信が全くないのはそもそも不動産紹介会社の営業マンの目にメールの文面が入っていない可能性があります。この対処法はイージーで、先ずはもう1通メールを送ってみましょう。
その際メールの文面に「以前送ったメールの内容はご確認されていますでしょうか?念のため同じ内容でメールを送信させていただきます」と一言添えてから、メールを再送信するようにしましょう。
良い会社、良い担当なら、きっと、必死に探してくれると思います。逆に、悪びれず、返信してくるような先なら、無理に取引を進めなくても良いと思います。
1-2.急ぎなら電話
対処法1では、メールでの方法をご紹介しましたが、もし急ぎなら電話もいいと思います。内見の申し込みでメールを使うのは一般的ですが、不動産担当者の中には「メールを返すのが面倒」、「もう返信、後でいいや」と忘れ去られていたり、めんどくさがって返信を後回しにして忘れている・・・、というケースも考えられます。案内等の出入りが多いため、返信が遅れがちな人が多い印象です。
一般的に、電話での内見申し込みも受け付けているので、苦手ではないならばトライしてみてはいかがでしょうか?その際、注意点として、 メールと違い、電話は要件が正確に伝わらないこともあります。そこは注意して、条件をゆっくり伝えたり、意思疎通に工夫をこらすと良いと思います。
1-2-1.電話で要件を賢く伝える方法
電話で内見したいお部屋の要件を伝えるには、以下の3つの方法を利用するとよいでしょう。
- ゆっくりと話す
- 自分でもメモを取りながら話す
- 最後にもう1度確認する
もし電話した時には、1番最初に申し込みメールを送信した旨を伝えてください。そこで申し込みメールが受信しているのか、担当者に確認してもらって下さい。埋もれている、又は迷惑ボックスに入っている可能性が高いと思います。
メールの内容をチェックしてもらったら、そのまま「返信お願いします」で電話を切ってもらって問題ありません。要件は電話より文字の方が伝わりやすく、ミスが無いので利用できるものは賢く利用してください。
先程紹介した3つの方法はどれもしっかり実施すると時間がかかります。時間を短縮できるところは徹底的に短縮してしまいましょう。
1-3.直接店舗・事務所に行ってみる
来店をすることで不動産紹介会社からメールのように無視されることはまずありません。家から不動産紹介会社までが近い場合は、オススメの方法であると言えます。遠方引っ越しの場合には、メール、そして、電話、最後に店舗だと思いますが、店舗まで行かないと対応してくれない担当は個人的には外します。その後、案内や契約、鍵の手配などトラブることが多いからです。
話を元に戻します。予約をせずにただ来店するのにはデメリットがあり、既に来客が入っていたり、予約があったりすると長時間待たされます。中には当日内見できずに翌日以降に再び不動産紹介会社に足を運ぶことにもなります。
その為、わざわざ来店するのは最終手段で出来ることなら、メールや電話で内見の予約をしてから、必要であれば店舗に来店するようにしましょう。
2.内見申し込みのメールをしたのに返信がない時の対応まとめ
今回は内見をするため、メールを送ったのに全く返信だない時の賢い対応についてまとめました。迷惑ボックスに入っていることもありますが、個人的にはレスポンスが遅い業者が居たら、他の業者に行った方が良いと思います。同じ部屋を扱っている業者はいますし、契約やカギ渡し、引っ越しまで本当に安心できる業者や担当を見つけて下さい。以下、内見予約でメールが返ってこない場合の対処法のポイント3つです。
- 改めてメールを入れる
- 急ぎなら電話を入れる
- 予約をせずに来店する
最後に、くれぐれもアマゾンギフト券をくれるから、事務所に行ってみる等、詐欺まがいの広告に騙されないようにして下さい。あれは情報弱者向けの詐欺的な営業です。その場で軟禁し、契約するまで帰してくれない、帰宅後も電話やメールでの営業がずっと続きます。ネットでちょっと調べると沢山出てくるので分かるとますが、苦情がたくさんあります。
ちょっと考えれば、当たり前だと思います。タダでお金をくれる人は政府以外いません。押しに弱い方などはこの手の詐欺的営業に騙される可能性が高いです。その場合、クーリングオフを使い、契約行為自体をキャンセルするようにして下さい。無視されないメールでの内見の申込方法や例文・テンプレはこちらのページにまとめています。
念のため、内覧でいかに真剣に部屋と自分と向き合ったかということが部屋に住み始めてから後悔するかしないかを決定づけます。是非、是非、失敗や後悔の無い部屋探しをしてください。
今回ご紹介した内容が貴方の失敗を防ぐ一助となれば幸いです。あなたの大切な人生と平穏が守られますようにこれからも私たちは4,500件を超える引っ越しの失敗談を基に住まいのトラブル解消の専門家として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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