地震保険料控除とは、『所得控除』の一つで、地震保険の保険料負担者の課税所得金額を、その年に支払った保険料に応じて、一定額を差し引く制度のことです。
つまり、地震保険控除を利用することで、納める税金額を少なくすることができます。 具体的には、『所得税』と『住民税』です。
2006年に、国民が『地震保険』に加入することを促すために設けられました。
所得税における控除額は、支払った保険料が50,000円以下の場合は保険料の全額、支払った保険料が50,000円を超える場合は50,000円までが控除の対象です。
所得税の税率は5%から40%ですので、仮に地震保険料控除で最高額の50,000円が控除されたとすると、税金が2,500円から20,000円軽減されることになります。
住民税の控除額は、支払った保険料が50,000円以下の場合は保険料の半分、50,000円を超える場合は25,000円です。
住民税の税率は10%ですので、仮に地震保険料控除で最高額の25,000円が控除されたとすると、税金が2,500円軽減されることになります。
ただし’、税金の負担を軽くするには手続きをしなければなりません。
地震保険に加入している場合、会社員の方であれば『年末調整』で、自営業の方であれば『確定申告』で、忘れずに手続きをするようにしましょう。
手続きには、保険会社が発行する『地震保険料控除証明書』が必要となりますので、送られてきたら大切に保管するようにしてください。
なお、地震保険は単独での加入はできず、『火災保険』に付帯する形での加入になりますが、地震保険料控除の対象になるのは、あくまで地震保険のみになります。
担当 相楽
▶関連用語:所得控除、地震保険、所得税、住民税、年末調整、確定申告、地震保険料控除証明書、火災保険
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