木造住宅とは、通気性や断熱性、吸湿性に優れている木材で組み立てられた建物のことをいいます。
『鉄骨造(S)』『鉄筋コンクリート造(RC)』『鉄筋鉄骨コンクリート造(SRC)』など、4種類の工法の中で建築コストが1番安いので、家賃をできるだけおさえたい学生や社会人の1人暮らしに最適です。
木材の強度は高いですが、素材そのものが軽いため、2〜3階建てのアパートや一戸建てなど低層の建築物によく使われています。
また、鉄やコンクリートと比べると耐震性が低いイメージがありますが、1981年以降の新築住宅は、法律により震度6〜7の地震に耐えられる構造となっているので安心です。
木造住宅のお部屋に住むメリットとしては、
・木の優しいぬくもりを目でも肌でも感じられるためリラックスできる
・大きな柱がなく居室スペースを広く使えるためお気に入りの家具を置きやすい
・家賃が安いので浮いた分のお金を趣味に使えたり将来のために貯金ができる
・通気性や吸湿性が高いため、冬は暖かく夏は涼しく、梅雨は程よい湿度で快適に過ごせる
一方で、
・遮音性が低いため洗濯機や掃除機、電話の話し声、足音、音楽や動画鑑賞などの生活音が響きやすい
・通気性が高い分、気密性が低いため冷暖房が効きにくい
・昭和56年6月以前の建物である場合は耐震基準の法律がないので強度が低い可能性がある
・マンションに比べて虫がはいりやすいので苦手な方はストレスになる
などのデメリットもあります。
木造住宅のお部屋で快適に暮らしたい方は、
・生活音が気になりにくい最上階や角部屋にする
・希望するアパート周辺の治安や住民の生活マナーを事前に確認しておく
・遮音材など防音対策をしている新築物件にする
・虫が発生しやすい飲食店から離れているところにする
・個人でホームセキュリティを導入する
などの工夫をするとよいでしょう。 最近では、新築の木造アパートでは女性に嬉しいお洒落な内観や外観のお部屋も増えてきています。
担当:馬場
▶︎関連用語:鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、軽量鉄骨造