D.不動産用語

有効開口面積とは『室内の採光や換気をする上で有効となる開口部の面積』のこと

1.有効開口面積とは、室内の採光や換気をする上で有効となる開口部の面積の事です。

『建築基準法』では、住宅の『居室』の場合、以下のように定められています。

・採光に有効な開口部の面積は、床面積の1/7以上なければならない

・換気に有効な開口部の面積は、床面積の1/20以上なければならない
(一定の基準を満たす換気設備を用いない場合)

2.開口部は気分や健康に大きな影響を及ぼす

お部屋の採光性や換気性は気分や健康などにも大きく影響するものでお部屋選びをする際に重視される方も多いと思います。たとえば、日中にお部屋で過ごすことが多い方であれば採光性が重要に、お料理をされる方や喫煙をされる方であれば換気性が重要になります。

基本的に、有効開口面積が大きいほど、採光性や換気性が高まりますが、一方で、以下のような傾向がありますので、この点には注意をしてください。

・断熱性が下がる

・遮音性が下がる

・家具のレイアウトがしにくくなる

・外部の人に室内を見られるリスクが高まる

・空調機の効率が下がり、光熱費が上がる

・掃除がしづらい

・建物の強度面では不利になる

以上、デメリットをいくつか挙げましたが、広々としたリビングや居室は明るく快適に過ごすことができる空間もなり得ます。有効開口面積は広ければ広い方がいい!という声をよくお客様からいただくため、今回、メリットとデメリットをご紹介し、納得いただいた上で物件のご紹介をするようにしております。開口部が広く、明るいお部屋を探したいという方は是非、当社までご相談ください。

担当 相楽

▶関連用語:建築基準法、居室

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相樂 喜一郎

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相樂 喜一郎

事例を基にトラブルの少ない取引を目指し、2011年以降130件以上の不動産取引を経験。現在はこれまでの経験を活かし、地域の金融機関と一緒に相続に伴う実家の再生や売却、住み替えに注力。不動産鑑定士補、宅地建物取引士、相続アドバイザー、住宅診断士。 >>その他詳しい実績はこちら

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