1.EVとは?
エレベーターのことで、エレベーターのあるマンションは、広告などに、『EV有』、『EV付』などと表記されています。マンション選びの際、間取りや立地などにまず目が行きますが、快適な生活を送るためには、エレベーターの有無も重要です。
・疲れて帰ってくることが多い方
・普段お料理をされ、買い出しやゴミ出しの頻度が多い方
・高齢者の来客がある方
・お引っ越し時の荷物が多い方
などは、エレベーターがあると便利でしょう。なお、エレベーターは、電気代や点検・補修費用といったコストがかかるため、家賃や管理費などが高めに設定されている傾向があります。
エレベーターのないマンションの場合、高層階に行くほど、
・防犯リスクが下がる
・家賃や管理費などが低く設定される
といった傾向がありますので、あえてエレベーターのないマンションに住むという選択肢もあります。また、「健康のために自分の足で歩きたい」など、そもそもエレベーターを使わない考えの方も、家賃や管理費などを抑える観点から、あえてエレベーターなしのマンションの住むという選択肢があります。
2.エレベーターの種類とは?
エレベーターのご紹介と内覧時にチェックしておくと便利なポイントについてお伝えします。
住宅で主に採用されるのは「住宅用エレベーター」で、その名の通りですが最小限のスペースで開口部を広く取るために片開き式を採用されることが多く、正方形というよりも長方形の形で奥行きに長く作られることが多くなってきました。
特に、救急搬送で使用される担架が入るように、エレベーターの奥には担架を持ち込めるように開閉可能なトランクを設置される場合があります。ここは万が一に備えて、内覧時に少し狭いかな?と感じた時に開閉可能な部分があるかどうかを確認しておくことをオススメします。
3.防犯カメラ付きのエレベーターは?
近年では防犯面を考慮してエレベーター内に防犯カメラを設置して、ロビーで映像を確認することができたり、窓付きドアの採用が進んだりしています。やはり、誰かの目があると思うと防犯効果が高まりますので安心感があります。中には、扉のほとんどが防犯窓のガラスでできたエレベーターのものもあり、お子様や車椅子の方の目線に合わせて採用されているようで、安心できます。
防犯上のためにカメラを設置してあり、ロビーで見られているとなると、エレベーター内に鏡があっても化粧直しやチャックを締め直す作業をするのにも気が引けますよね。これが唯一のデメリットです。
4.バリアフリー設計の有無
そのほか、車椅子を利用される方に配慮したバリアフリー設計になっているかの確認をすることも重要です。お部屋探しの段階で、既に車椅子の利用をされていらっしゃる方がいると、実際にボタンを押してもらうようにしてください。
エレベーター全面と側面にそれぞれボタンが設置してあれば問題ありませんが、正面にボタンがあるタイプのものだと、一般的には階数が高ければ上の方にボタンが設置されていることが多く、車椅子利用の方には向いていないと言えます。
また、正面に鏡が設置してあると、乗り降りの際に振り返ることなく車椅子が動かせるのでストレスも感じないことがオススメです。
担当 馬場
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