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実際に引っ越し後、トラブル回避に繋がりやすい内見ポイントをスマホを使って確認
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2020年6月18日引越し12回の経験者が一人暮らしの失敗から選ぶ賃貸マンション内見ポイント7選
これまで、失敗例を参考に作った内見時に確認してほしいチェックリストや実際の現場でのその修正方法に関して、書いてきました。ここでは、実際に引っ越しを沢山経験している人が選ぶ、後々揉めないために内見時に見ておきたいポイントを絞って解説していきます。
誰だって、引っ越し後は平和に暮らしたいと思います。そのために、内見時に部屋だけでなく、建物全体や周辺の環境をある程度キチンと確認する必要があります。今は、スマホを使って賢くチェックできるので、その辺りもここで説明していきます。
揉めない内見のポイントを解説するのは、もちろん、これまで4,000件以上の部屋探しの失敗例を4年以上一緒に分析し、実務でも生かし、港区に10年住んでいる現役不動産営業マシーンの大和田です。実際に実務経験があり、プロセスが分かっていて、失敗例の分析結果も知り、アドバイスできる営業マンが実は一番いい例なんじゃないないかと思っています。
正直、夏の暑い日や真冬の午前中等寒くて、内見は面倒だと思うかもしれません。そんな方に失敗談と口コミを基に内見の意義やメリット・デメリットをこちらにまとめました。内見の意義をちゃんと理解して頂いた上で、最後まで読んで頂ければ、今後の部屋探しに何かしらプラスになると思います。
いつものように、もし記事を読んでいる時間がなければ、下のダウンロードリンクをクリックしてください。 そこから内覧で必要なチェックリストを閲覧することができます。でも、もし今時間があれば記事を読んでみてください。
ここでは失敗例の分析を参考に、1度行った内見先に再度行かずに済むポイントをまとめています。 見出しだけでも充分参考になると思うので、よければスクロールして見てください。
>>失敗例を参考に作ったエクセル版チェックリストの無料ダウンロードはこちら。
1.不動産選びのポイントは、侮るなかれ不動産会社選びからスタート
理想のお部屋に出会うためにスマホで図面を見るだけでなく、内見をぜひオススメしますが、まずはどの不動産会社を利用するか決めましょう! よい物件に気持ちよく出会えるかどうかは、不動産会社との出会いに左右されると言っても過言ではありません。
実は、CMで有名な不動産会社でも、地域密着の不動産会社でも、ご紹介できる物件情報は98%程度とほぼ同じです。
どこも同じ物件を扱っていると考えてもらいないです。 なぜなら、動かすことが出来ない不動産だからこそ、業者間で情報を共有しています。そのため、不動産会社はみな同じ物件情報のデータベースを閲覧しているんです。
では、持っている情報が同じなのであれば、どのように不動産会社を決めればいいのでしょうか?
・不動産会社のHPやネットの口コミを見る
・不動産会社とのメールのやり取り(今ではLINEでのやりとりも増えてきています)
・電話対応
・店舗での接客態度
・店舗の清潔さ、匂い(タバコ等)
・店舗のトイレの状態
・周りの客層
・営業マンの服装
もちろん、外観だけでなく、経験やそれらの情報をどのように整理している所かも大切です。 いくら気になるお部屋を紹介されても、面談ややり取りでの段階で少しでも違和感を覚える場合、不動産会社の変更をオススメします。 部屋と担当は関係ないと思うかもしれませんが、信頼できる不動産会社選びは良い部屋探しにとても大切です。
部屋探しの失敗例を読んでいく中でも駅前の不動産屋、家の近くの不動産会社、スマホで部屋を問い合わせた先とあまり意識せずに選び、後悔している人がたくさんいます。
2.信頼できる不動産屋さんと一緒に内見する前に、押さえて欲しい10項目
失敗例を分析した中で多くの人がハマっている条件を整理した以下の項目をお部屋の内見までに必ずチェックしてほしいです。
・賃貸マンションまでの移動(町並みをチェック・車道、歩道の幅)
・交通量
・周りのお店情報(どんな住民層か把握できる。ファミリー層やシングル層等)
・街灯の状況(LEDなのか、白熱球なのか)
・コンビニ(トイレの貸出有無)
・マンションのエントランスと張り紙のチェック
・ゴミ捨てのルール、ゴミ捨て場の確認
・共用部分の確認
・廊下
・階段
・エレベーター
・自転車置き場
・非常階段の有無
・耐震性
3.見るだけじゃない、五感を使って観察しよう!内見ポイント10選
さぁ、お部屋の内見にやってきました。何をチェックするかはじめての場合はとてもパッと見で判断しがちですが、実はチェックする項目が多数あります。
ここからは物件を内見する時に注意しておきたいことをご紹介します。 居室や玄関、水まわりから共用部のチェックポイントを解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
4.短い時間でお部屋の内見を完璧にこなすポイント
お部屋の内見の時は図面と実際の部屋を見比べるだけでなく、チェックできるところは全てチェックしてください。 まず、カメラでお部屋の様子を、あらゆる角度から撮ってください。
4-1.写真を撮るポイントと場所
・玄関の内側と外側
・玄関の幅
・靴箱
・お部屋に入るまでの廊下(廊下がない場合もあります)
・廊下の幅
・キッチンスペース
・IH(熱伝導)タイプ、ガスコンロタイプ
・冷蔵庫置場
・洗濯機置場(屋内外)
・お風呂
・トイレ
・お部屋(リビング)
・天井の照明口
・お部屋窓の鍵タイプ
・窓を開けて外の景色を確認(騒音がないかも一緒に確認がオススメです)
・窓の位置と高さ
・カーテンが必要かどうか(時にカーテンレールがない場合があります)
・壁の薄さ(実際に叩いてみてください)
・コンセントの場所と高さ
・ベランダの確認
・ベランダの奥行きと、物干し竿の高さ
・周りのマンションからみて、お部屋の見え方はどうか
一見、数が多いように思えますが、人間の記憶は曖昧なので記録する事で後から再確認することができます。
5.次にメジャーでお部屋中を測りまくりましょう!
失敗例を読むと、持っている家具家電、ベッドなどを配置する時、実際に置くと狭かった、廊下を家電が通れなかったと答える人がほとんどです。後で置くことができないと困る前に先に必要箇所を測っておくと便利です。
色々測る場所はありますが、意外に見落としがちなのが各所の幅です。
・お部屋に行くまでの、階段の幅
・エレベーターの幅
・お部屋の玄関の幅
・お部屋の廊下の幅
幅があるから大丈夫!と思ったそこのあなた、私は廊下の間のドアとドアハンドルのせいで幅が足りなくなり、ドアを外さないと冷蔵庫が通らないトラブルの経験者です。ドアハンドル込でちゃんと幅を確認しておけば、家具家電の搬入の問題も回避できます。
6.失敗例を参考に、内見時にチェックしてほしいポイントまとめ
・お部屋選びは、不動産会社選びからスタート。
・信頼できる不動産と一緒にお部屋の内見前のチェックも大切。
・お部屋は五感を使って観察しましょう。
・幅は実は重要です。
人生の分岐点になることもあるお引越しはちょっとした一大イベントです。新しい出会いがあるかも知れませんし、収入を更に上げるきっかけになるかもしれません。快適に新しい生活をスタートさせるためにも楽しみながら、お部屋のチェックをしてみて下さい。
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大和田 豊 株式会社リビングイン 常務取締役
海外留学を経て、2011年より、不動産投資会社にて物件仕入れからファイナンス計画、物件販売、物件管理を経験。
2019年は青森県の収益物件、2020年に港区の戸建て、豊島区の区分マンションなど、全国各地の収益不動産を扱い、お客様のペースに合った説明が得意。趣味は、不動産屋同士で平日に行く、ゴルフ。港区を愛し、メンバーで唯一港区に10年近く住む男。
保有資格:宅地建物取引士、任意売却取扱主任者
*頂いたコメントを参考に、今後の活動を改善していきます。
電話でのご連絡は毎日8時~23時
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