二人入居可と聞いて、契約したのに入居直前にダメと言われ・・・

引っ越しの失敗や不安、その原因を聞き、賢い部屋探しを考える、今回の失敗インタビューは現在、図書館司書をされている女性にお話を伺いました。

2012年4月、会社員をしていた20代の時に、はじめての引っ越しで1DK(一人、二人暮らし)のお部屋に引っ越した時のお話です。

【今回のポイント】

土地勘がないエリアの引っ越し、不安ですよね。遠方から東京に引っ越される方は東京は怖いというイメージがなぜかあるようです・・・。

もちろん、東京都内でも場所によって、雰囲気やイメージが結構変わりますが。

また、二人入居を前提に契約したのに、あとで一人暮らしのみと言われ、大前提が覆るとは・・・、申込書へ同居人の記載や契約書に入居予定者名が記載していることを確認してから契約しないと絶対ダメです。

直前になって、キャンセルの危機が訪れた彼女のお引っ越しは結局どうなったんでしょうか?

1.引っ越しを決めた理由や理想のライフスタイルは何でしたか?

結婚する前に、一緒に住むために引っ越しました。週末は、彼氏と公園などで読書やランチなど、ゆっくり過ごしたいと思っていました。

2.引っ越し前の不安について

2-1.不安はありましたか?

土地勘がなく、どのあたりが便利なのか本当に分かりませんでした。

2-2.その不安は引っ越しまでに解消しましたか?

とにかく、周辺を自分の足で街を歩いて、色々と見てみました。

3.引っ越し時の失敗について

3-1.失敗や後悔はありましたか?

私の入居日が結構先だったので、事前に不動産屋さんに1人で暮らす用の部屋に2人で住めるかと聞いたら、たぶん大丈夫と言われました。

でも、実際に契約した後に2人入居はダメだと言われ、本当に困りました。結局、その家はキャンセルすることになりました。

3-2.失敗を防ぐための対策はしましたか?

契約時に、きちんと確認しておくべきでした。

3-3.今は、その失敗は解消しましたか?

不安な点は事前に全て書き出し、すぐに不動産屋や大家さんに聞ける状態にしておくのが良いと思います。

4.引っ越し後にトラブルなどありましたか?

下階の人のタバコの煙が自分の階のバルコニーまで上がってきて、洗濯物に匂いが付いてしまったことが何回かありました。

5.引っ越しする人へアドバイスや良かったことを教えて下さい

不動産屋から『この部屋は人気なのですぐなくなります』と言われても、よっぽど信用できる担当でないなら、即断で決めないこと。

良かった事は、海が近くにあったので、天気のいい日は散歩できたので良かったです。

6.引っ越しインタビュー後の考察

6-1.土地勘のない地域への引っ越しと契約書の確認不注意

今回は、転勤や結婚で見かけるケースが多い、土地勘のない地域への引っ越しと契約書の確認不注意による入居人数の記載ミスでした。

二人入居を前提に話を進めていたのに、契約直後に断られる・・・すごく酷い経験をされた方です。

二人で入居しようと思って、契約まで進めたのに、一人しか住めないとなると、計画が大きく、金額的にも、スケジュール的にも狂ってしまいます。最悪、ダマにして、二人入居にすることはできますが・・・。

6-2.引越後の近隣トラブル

次に、引越後のトラブルはよくあるケースで、これを防ぐには内覧時に隣の部屋のベランダを見る、灰皿が置いてないか確認する、不動産屋さんに匂い、騒音、振動などは問い合わせ時などメールできちんと確認しておく方がいいと思います。

なお、近隣トラブルについて、損害倍書を求めたり、引っ越し代金を負担してもらった判例もあります。この辺り、元弁護士の方に確認しました。もし、気になるようなら、この辺りも読んでみて下さい。確認・やり方が分からず、失敗している方が多いので不動産屋さんへの連絡方法はテンプレートをいずれまとめるつもりです。

お引っ越しは、不動産の契約を含め、なかなか経験することが少ないため、限られた時間の中で自分の場合はどこをキチンと調べればいいのか分からない人が大勢います。また、契約書の説明自体もかなり適当・複雑で手数料を払っているのに、自分の身は自分で守るしかないケースが多いです。

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順をまとめました。

特に、引っ越しで後悔しやすい部屋探しの経験が3回以下の方や、転職で東京へ上京等、遠方への引っ越しで急いでいる方向けに1人・2人の成功体験だけでなく、失敗例とこれまでの実務経験から作ったマニュアルになっています。

4,000件の引っ越しデータを分析し、時間やお金をムダにしないため、家から出ずにスマホで地雷部屋を簡単に除去できます。

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相樂 喜一郎

この記事を書いた人

相樂 喜一郎

事例を基にトラブルの少ない取引を目指し、2011年以降130件以上の不動産取引を経験。現在はこれまでの経験を活かし、地域の金融機関と一緒に相続に伴う実家の再生や売却、住み替えに注力。不動産鑑定士補、宅地建物取引士、相続アドバイザー、住宅診断士。 >>その他詳しい実績はこちら

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