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部屋探しや選び方で悩んでいる方へ、『失敗にハズレなし』の信念で、正しいお部屋の選び方を学んでみませんか?
ところで、メガネの通販で一気に有名になったオンデーズという会社を知っていますか?
2018年にオンデーズの劇的な再生劇を書いた書籍がベストセラーになった田中修治社長はあるインタビューの中で、『起業家が日々実践すべきことに、「失敗を研究すること」を第一に挙げる』と言っていました。
正直、部屋探しや引っ越しは起業とは全く違います。
ただ、当社のアンケートで70%近い人が後悔や失敗している現実から考えると、部屋探しも失敗の芽をデータから真っ先に潰すのが一番効率的だと思ってます。
ちなみに、田中社長が『失敗を研究すること』とした理由は、『成功はいわばアートのようなもので再現性はない。一方で、失敗はサイエンスに近く、研究することに意味がある』と答えていました。
日々の失敗分析にやる気が出る一言でした。
今後も、失敗で地雷部屋の除去、頑張ります・・・、前置きが長くなって、すみません。失敗例スタートです。
第2184回目の今回は、20代の食品メーカーの品質管理に勤めている男性会社員にの方にお話を聞きました。2017年5月の就職を機に、北海道から関東地方への1Kでの一人暮らしに向け、五回目の引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。
引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。
【今回のポイント】
5回目のお引っ越し、「引っ越しの時期が中途半端でいい物件が見つからず…」20代の男性のお話です。 5月に入居することが決まっているのであれば、3月のうちから早めに情報収集をするべきだったと後悔されているようです。その後、どうだったのでしょうか?
1.引っ越しの理由や引っ越し後の生活について
1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。
北海道の大学で学生生活を送っていましたが、就職が都内に決まり、通勤するために引っ越しを行いました。
ただ、最初の部屋がイメージと違っていたので、結局、関東で2017年と2019年の2回引っ越しを行っています。
1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?
都内での電車通勤に慣れていないため、なるべく駅近で通勤しやすい場所に住み、夜しっかり休めるような生活が送りたいと思っていました。
また、週末には郊外の自然が多いところに行って、ハイキングなどをしたいと思いました。
2.引っ越しが終わるまでどのくらい掛かりましたか?その理由も教えて下さい。
二週間程度掛かりました。会社の都合で、配属決定から引っ越し完了まで7日くらいしか無かった。非常に困った。
3.引っ越し時の不安について
3-1.どんな不安がありましたか?
人口密集地で周囲の騒音などが無いか心配でした。また、家賃や初期費用が非常に高額で、社会人1年目としては非常に負担が大きく、決心が要りました。
3-2.不安になった理由を教えて下さい。
自転車など、かさばる荷物の移動が高額だった。地方より部屋が狭くなると思うので、荷物であふれてしまった。
4.部屋探しの失敗について
4-1.失敗を教えて下さい。
引越しの時期が5月と中途半端で、良い物件がなかなか見つからず苦労しました。
5月に入居する事がわかっているのなら、3月のうちから物件の下調べに着手するべきでした・・・。
4-2.失敗の理由を教えて下さい。
周囲にコンビニなどがほとんど無い場所に住んだ事が、想像以上に不便でした。
結局、通販など活用しましたが、地方暮らしの時と比べ配達の遅延が非常に多く、車も持てないため買い物には苦労しました。
4-3.失敗再発への対応は?
物件の条件として自分が何を一番重視するのかをしっかり考え、早めに物件探しを行うべきです。
首都圏には多数の物件があると思っていましたが、希望通りの物件はかなり少ない印象でした。
4-4.その他何かあれば、教えて下さい。
5.引っ越し後のトラブルをもしあったら、教えて下さい。
工事中の建物が近くにいくつかあり、騒音が多かったです。地元との大きな違いでした。
また、近くに駐車場が無いため、家の前に知らない車が長時間無断駐車されている事が頻繁にあり、とても邪魔でした。
6.引っ越しを経験して、良かった点は?
6-1.部屋探しの良かった点
都会での生活を実体験として経験できたことは実際に住んでみないと分からないので、その経験は成長につながると思います。
でも、地方のように気軽に人を呼べるような広さの家に住めなかったため、友達との関わり方は大きく変わりました。
6-2.そう思った理由は?
外食が増えました。会社近くので友達と会うことが多かったです。
6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?
特にありませんが、いろいろと考えるきっかけになりました。
7.これから部屋探しをする人へのアドバイスについて
都心では駅近で買い物がしやすい家の方が何かと良い。駅近と言ってもどの駅がいいかなど、詳しい人に相談して決めるべき。
8.仕事関連の引っ越しだからこその失敗やその理由をもしあれば、教えて下さい。
部屋が狭く、不要なものはなるべく捨ててから来ないと、結局、捨てなければならず二度手間になる。
輸送費用が高いため、必要なものをしぼっておいた方が良い。
9.今回の部屋探しをお願いした不動産会社について
9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。
とにかく早く物件を決める必要があったので、要望を聞いてもらえる不動産屋にした。
今思うと、かなり割高な物件だったと思う。
9-2.不動産会社に期待するは?
私の場合は会社の配属の仕方が問題だと思うが、スピーディーに対応してもらえたのは助かった。
配属決定前にも、不動産について気軽に相談できるセミナーを知っていれば、行ったかもしれない。
自分で部屋を探した経験がなく、選び方や契約の仕方など全然分からなかった。
10.部屋探しの失敗を聞いての考察について
10-1. 今回は会社都合で1週間でのお引越しということもあり、バタバタで大変だったことかと思います。
知らない土地へのお引越しはとても不安ですよね。治安はどうなのか、近くにスーパーはあるのかどうか、駅はあるけどその種類は・・・(普通や快速など)。転勤で引っ越しをして失敗をされるケースが多くある為、私がおすすめしている方法をお伝えします。ペットなどを飼育されていない場合は、とりあえず転勤した先で実際に自分の目で見て決めることです。急いで引っ越しなのに、実際に内見できないんです!と思われると思います。しかし、急ぎの場合こそ落ち着いて家探しをするのがポイントです。ホテルを借りて、2~3日物件探しをすることです。
10-2. 「自分の目で見て確認して決めた部屋」だからこそ、失敗したなという後悔が細分化して分析できます。
海外転勤であれば難しいかもしれませんが、国内であれば一日あれば往来できると思いますので、絶対こうがいい!という方法ではありませんが、一つのお部屋探しの参考になれば幸いです。今回の失敗を糧に、次回の部屋探しではいい物件が見つかることを願っています。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。あなたの部屋探しに今回の失敗を参考にしてもらえると嬉しいです。ただ、自分で色々と確認するのが面倒な場合には、その担当者に色々な確認をお願いする方が効率的だと思います。
もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。
最後に、他にも同じような部屋探しの失敗エピソードがあるんですが、失敗する前に読んでみませんか?
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あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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