部屋探しや選び方で悩んでいる方へ、『失敗にハズレなし』の信念で、正しいお部屋の選び方を学んでみませんか?
ところで、畑村洋太郎先生を知っていますか?東大の名誉教授だったり、失敗学のすすめ他色々な書籍を書いていて、日本の失敗研究の大家と言っても過言ではない方です。
今回は、そんな畑村さんが以前書かれた失敗を生かす仕事術と失敗からの復活、回復力からこれからお部屋を探すあなたの為になると思ったことをまとめます。
まず、『失敗はどんなに注意しても必ず起きます。特に、新しいことをやろうとするとまず確実に失敗します』
ただ、失敗のほとんどはきちんと扱っていれば、事前に防げたものばかりで、失敗が起こったとしても・・・
多くの人が好んで使ってきた『成功例に学ぶ』方法は、右肩上がりの時代だからこそ通用した方法で、10年おきに不景気が来る激動の時代には非常に難しいと思っています。現に、ポータルサイトによくある住みたい街ランキングなどを参考に部屋探しをしてても、当社の部屋探しに関するアンケートで70%近い人が部屋探しや引っ越しで後悔・失敗していました。
この事から、部屋探しは他人の失敗から学び、クリティカルな失敗やよく起こるトラブルを事前に知り、対策を練った部屋探しを行うことが一番効率的で満足度が高くなりそうだと思ってます。その為、今後も失敗で地雷部屋の除去、頑張ります。
前置きが長くなって、すみません。失敗例スタートです。日々の失敗分析にやる気が出る一冊でした…。
第20回目の今回は、10代のマクドナルドでアルバイトをしている女性の方にお話を聞きました。2013年3月に、北海道から関東地方への1DKでの一人暮らしに向け、初めての引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。
引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。
【今回のポイント】
初めてのお引越しで、隣人がどんな人なのか、不安だった10代の女性のお話です。上京して初めての東京暮らしでしたが、地域の治安が怖く、空気の入れ替えでさえも不安に感じられているようです。
その後、どうだったのでしょうか?
1.引っ越しの理由や引っ越し後の生活について
目次
1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。
憧れのブランドの店員になりたかったので、上京して東京に住むため思い切って引っ越ししました。
1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?
引っ越しの半年後はショップの店員になって正社員としてバリバリ働くのが夢でした。そしてワンちゃんと一緒に住むのが理想でした。
2.引っ越しが終わるまでどのくらい掛かりましたか?その理由も教えて下さい。
二週間程度掛かりました。すぐ引っ越したかったのと部屋は住めればとりあえず良かったので時間はかけずに決めました。
3.引っ越し時の不安について
3-1.どんな不安がありましたか?
隣人がどんな方なのかが1番不安でした。また、引っ越したばかりの頃は、東京の治安が怖くて空気の入替えだけですら窓を開けられませんでした。
3-2.不安になった理由を教えて下さい。
入居までこんなにお金がかかるとは思っておらず、家賃の事しか考えていなかったのでもっと貯金すれば良かったと後悔しました。
4.部屋探しの失敗について
4-1.失敗を教えて下さい。
郵便ポストは共用部ではなく玄関ドアに直接郵便物を入れてくれる方が良いと思いました。あと階段は外だと雨の日に滑るので屋内にある方が安全だと思いました。
4-2.失敗の理由を教えて下さい。
上京する前に1日だけ部屋を決める為に内覧したのですが、不動産屋に「人気の物件だから今決めて下さい!」と焦らせる事ばかり言われて不快でした。
4-3.失敗再発への対応は?
不動産屋はこれから上京しようとしている若い方に入居がなかなか決まらない物件を勧めると聞いたので、一人暮らしの経験者に同行してもらい一緒に内覧してもらった方が良いと思いました。
4-4.その他何かあれば、教えて下さい。
特にないです。
5.引っ越し後のトラブルをもしあったら、教えて下さい。
隣人がカップルで住んでいたのですがよくケンカや泣き声が聞こえてきて警察が来る騒ぎが何回も続き、別の物件にすれば良かったと後悔しました。
6.引っ越しを経験して、良かった点は?
6-1.部屋探しの良かった点
引っ越しをしてから、一人暮らしは全部自分でやらなければ誰もやってくれない事を痛感しました。
6-2.そう思った理由は?
掃除も洗濯も料理も自己流で1から覚えました。
6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?
特にありません。
7.これから部屋探しをする人へのアドバイスについて
部屋の内覧はこれから住む場所なので簡単に考えず、しっかり見た方がいいです。できれば親や親戚など信頼できる人と一緒に内覧した方が安心だと思います。
8.仕事関連の引っ越しだからこその失敗やその理由をもしあれば、教えて下さい。
上京や転勤など今住んでいる場所から離れている場合、下見をしっかりできずに1日で物件を決めなければいけない事も多いのでそれでは満足な物件を見つけるのは非常に難しいと思います。
9.今回の部屋探しをお願いした不動産会社について
9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。
大家さんに家賃交渉をしてくれたのと公共交通機関が利用しやすい場所にある物件を紹介してくれた不動産屋に決めました。
9-2.不動産会社に期待するは?
若い子は物件選びの知識が乏しいからと足元を見られるので、もっと親切丁寧に物件選びの手助けして頂けたら嬉しかったです。あと不動産屋を利用する側も行き当たりばったりで安易に不動産屋を選ばない事だと思いました。
10.部屋探しの失敗を聞いての考察について
10-1.初めてのお引越しということで色々と大変
賃貸物件を借りるときじゃないと、不動産に関する知識なんて頭になくて当たり前の世界ですので、知らないことは不動産会社にしっかりと「知らない」と伝えましょう。希望の物件を探すなら、まずは不動産会社選びから始めることをお勧めします。今回は営業マンからここにしましょうと強く押されて契約をされているようですが、納得しない物件を契約するのはNGです。
10-2.またおっしゃっているように、ご両親や兄弟、友人を連れていくことはおすすめ
初めてのお引越しであれば知らないワードや見るべきポイントがたくさんあり、頭の整理が追い付かないことがありますが、引っ越しの経験がある人の第三者としてのアドバイスはこういう時は非常に役に立ちます。東京であれば多数の不動産会社があり、その会社の中にも数人の営業マンが存在します。
担当者によっても物件探しの質が変わることもありますので「いい物件に住みたいときは、まずいい営業マンを探す」ことから始めてみましょう。次回のお部屋探しでは、ゆとりをもって行動ができるといいですね。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。あなたの部屋探しに今回の失敗を参考にしてもらえると嬉しいです。ただ、自分で色々と確認するのが面倒な場合には、その担当者に色々な確認をお願いする方が効率的だと思います。
もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。
最後に、他にも同じような部屋探しの失敗エピソードがあるんですが、失敗する前に読んでみませんか?
あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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