二度目のお引っ越し、でも、知人に保証人になってもらったことからトラブルに


今回は、そんな畑村さんが以前書かれた失敗を生かす仕事術と失敗からの復活、回復力からこれからお部屋を探すあなたの為になると思ったことをまとめます。

まず、『失敗はどんなに注意しても必ず起きます。特に、新しいことをやろうとするとまず確実に失敗します』ただ、失敗のほとんどはきちんと扱っていれば、事前に防げたものばかりで、失敗が起こったとしても・・・

多くの人が好んで使ってきた『成功例に学ぶ』方法は、右肩上がりの時代だからこそ通用した方法で、10年おきに不景気が来る激動の時代には非常に難しいと思っています。現に、ポータルサイトによくある住みたい街ランキングなどを参考に部屋探しをしてても、当社の部屋探しに関するアンケートで70%近い人が部屋探しや引っ越しで後悔・失敗していました。

この事から、部屋探しは他人の失敗から学び、クリティカルな失敗やよく起こるトラブルを事前に知り、対策を練った部屋探しを行うことが一番効率的で満足度が高くなりそうだと思ってます。その為、今後も失敗で地雷部屋の除去、頑張ります。前置きが長くなって、すみません。失敗例スタートです。日々の失敗分析にやる気が出る一冊でした。

第67回目の今回は、10代の機械製造業に勤めている女性パートの方にお話を聞きました。2013年6月に1DKでの一人暮らしに向け、二回目の引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。

引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。

【今回のポイント】

2回目のお引越しでも、住んだ後の欠陥トラブルを心配していた 10代の女性のお話です。敷金・礼金も無かったマンションで、他の入居者の質に心配をされていたようです。敷金・礼金ゼロゼロ物件は初期費用をどうしても押さえたいそれなりの人が住んでいる可能性が高いです。

結果的に、隣人トラブルが発生したり、万が一の時に助けてくれない可能性も高いので、一人暮らしが心配な方は24時間365日対応の駆け付けサービスへの加入も一考だと思います。

その後どう解決されたのでしょうか?

1.引っ越しの理由や引っ越し後の生活について

1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。

以前の住居は安さだけを重視していて、水回りなどの利便性に欠けていたため。

1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?

休日とにかく静かに一人で引きこもれる空間が欲しかった。現在知人関係者に住所も知られておらず快適。

2.引っ越しが終わるまでどのくらい掛かりましたか?その理由も教えて下さい。

二ヶ月程度掛かりました。家賃の納期の都合です。一日でも延びれば2カ月分を支払うことになっていたので。

3.引っ越し時の不安について

3-1.どんな不安がありましたか?

住んだ後の欠陥トラブルが不安でした。特に敷金礼金の掛からない家なので、隣人たちの質も言ってはなんですが安心しきれなかったです。

3-2.不安になった理由を教えて下さい。

家賃が安かったので。どんな方が住んでいるのか、気になりました。

4.部屋探しの失敗について

4-1.失敗を教えて下さい。

部屋探しに協力して貰った知人の厚意で保証人になってもらったのですが、それを盾に随分その後こき使われたのは失敗でした。金銭トラブルの一種でしょうか。

4-2.失敗の理由を教えて下さい。

隣との壁が薄く生活音がだだ漏れだったこと。時間が無くて下見をちゃんとしていなかった当方の落ち度です。

4-3.失敗再発への対応は?

時間が無くても、面倒でもきっちり自分の目で部屋を確認すること。欠陥の確認もそうですが、共同スペースがあれば、そこが清潔かどうかもチェックポイントだと思います。

4-4.その他何かあれば、教えて下さい。

特にありません。

5.引っ越し後のトラブルをもしあったら、教えて下さい。

トイレ床下浸水。階下の郵便受けに鍵を掛けていなかったためにおきた盗難事件。

>>あまり知られていないですが、一人暮らしに慣れていない時や仕事で遅くなり、夜遅くなって、故障に気づいた場合、管理会社は既に閉まっているケースが多いです。特に、コロナの影響や人手不足・働き方改革などで日中だけ運営している会社が多くなっています。その為、このような盗難があり、恐怖から入居したくない日など近くのホテルを無料で利用出来たり、ちょっとした応急処置を無料でしてくれるのが駆け付けサービスになります。

遠方引っ越しなど、知り合いや友人が近くにいないケースが多く、引っ越したばかりは次の日の仕事のことも考え、このようなサービスを利用しておいた方がいいと思います。24時間・365日対応の駆け付けサービスの比較やまとめについてはこちらにまとめておきました。

6.引っ越しを経験して、良かった点は?

6-1.部屋探しの良かった点

元々職場への利便性で部屋を引っ越しているので、通勤時間が30分きるのはメリットです。ただ実際住まなければ隣家の騒々しさなどは分かり難いと思いますので、そのあたりは気を付けても限界があるのではないでしょうか。

6-2.そう思った理由は?

できる限り一人で、納得いくまで調べて結論を出すのが恐らく一番良いです。他人の意見で決めてしまうと、後々の不満が耐えきれないほど大きく感じてしまうので、決定権は己で持つのが良いかと。

6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?

水回りのトラブルも自分で解決しなくてはならないような物件なので、一人で自立して生きる力はついてきたと思います。最後に頼れるのは己です。

7.これから部屋探しをする人へのアドバイスについて

とにかく、金銭トラブルには注意してください。権利書も隅々まで目を通して、入居前にきちんと借りる家の状態を写真保存しておくこと。住宅災害保険類には加入すること。親兄弟以外には保証人を立てず、いなければ保証会社に支払ってしまうのが、トラブルの種もないかと思われます。

8.仕事関連の引っ越しだからこその失敗やその理由をもしあれば、教えて下さい。

特になし。

9.今回の部屋探しをお願いした不動産会社について

9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。

特になし。たまたまです。

9-2.不動産会社に期待するは?

特になし。そう言った意味では、今回の趣旨である失敗例を聞き、次回の部屋探しに生かすというのはすごくためになることだと思います。

10.部屋探しの失敗を聞いての考察について

10-1.住んだ後の欠陥トラブルが心配

前入居者が壊していたのに自分が壊したと言われるかもしれないということを考えるだけでも不安になりますよね。また、敷金・礼金がない物件だったので入居者がどんな人が住んでいるのかも不安だったようです。

しかし、初期費用が安い=入居者の質が悪いということは必ずしも「=(イコール)」にはなりません。入居前の審査や保証人を付けないと入居できない物件ということであれば、契約時にも必要な書類の届出をきちんと行った人ということになります。保証会社も保証人も無し、お金だけもらえたら今日からでも住めるよ!言われる物件のほうが怖いと思います。

これから一人暮らしを行う人など、どうしても心配な場合には、駆け付けサービスが充実している不動産屋さんでお部屋を探すことをお勧めします。24時間365日対応で、以前年末の忘年会で鍵を忘れたお客様がいましたが、弊社のリソースも年末休みに入っており、即座に対応できなかったのですが、駆け付けサービスは稼働しており、電話連絡してもらい、鍵を開けてもらったケースがあります。その為、2年間で1万円から2万円ぐらいのサービスですが、万が一の場合に備え、入っておいて、損はないと良いと思います。

10-2.入居後のトラブルで水廻りから水漏れがして止まらない、鍵を失くしてしまって室内に入れなくなった

自分の故意過失でなくても、管理会社が休みの時には自分で対応しなければなりません。今、不動産会社ではオプションサービスで24時間いつでもこういったトラブルに無償で対応する駆け付けサービスというプランもありますのでご検討されてみてください。少しでも不安が取り除けた状態で入居ができた方が絶対にいいと思います。

なお、弊社で契約された方はもれなく、無料でこのサービスに入ってもらうことにしています。なぜなら、既述の通り、年末年始など職人さんがどうしても動けない場合でも彼らが駆け付け、トラブルを解消してくれるからです。将来的なクレームにならないために、このようなサービスを利用させて頂いております。

ここまで読んで頂き、ありがとうございます。あなたの部屋探しに今回の失敗を参考にしてもらえると嬉しいです。ただ、自分で色々と確認するのが面倒な場合には、その担当者に色々な確認をお願いする方が効率的だと思います。

もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。

最後に、他にも同じような部屋探しの失敗エピソードがあるんですが、失敗する前に読んでみませんか?

あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。

今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。

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相樂 喜一郎

この記事を書いた人

相樂 喜一郎

事例を基にトラブルの少ない取引を目指し、2011年以降130件以上の不動産取引を経験。現在はこれまでの経験を活かし、地域の金融機関と一緒に相続に伴う実家の再生や売却、住み替えに注力。不動産鑑定士補、宅地建物取引士、相続アドバイザー、住宅診断士。 >>その他詳しい実績はこちら

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