目次
土地勘のない街への引っ越しやはじめての部屋探しで悩んでいる方へ、『失敗にハズレなし』の信念で、正しいお部屋の選び方を学んでみませんか?
ところで、以前、OWNDAYSの田中社長の新刊『大きな嘘の木の下で』について書いた時に少し出てきましたが、私が行っている失敗研究の名著と言えば、『失敗の本質』です。
著者の鈴木博毅氏は失敗の構造から新たなイノベーションへのヒントを探ることをライフワークとしています。この書籍は日本軍がなぜ、アメリカ挑み、完膚なきまで敗北したのかを分析しています。その中で、自分的に刺さったのが、有名なマリアナ沖海戦の話が科学的思考を無視され、唖然とする日本人科学者の章です。
実は、アメリカ軍と同じレベルの技術を持っていた日本軍。ただ、日本軍の上層部や現場で戦っている日本兵は自分たちが理解できない現場の力について、軽蔑する思考が強く、この戦いでも日本人科学者のレーダー開発の成果を戦闘現場に活かす柔軟性が全くありませんでした。では、部屋探しに置いて、オンライン内見や面談など、コロナ禍と共に急速に進んだDXなどのデジタル化の中でどうするのが最も賢いか?
前置きが今日も長くなってしまいました・・・すみません、続きは考察の方で。失敗例スタートです。
第1732回目の今回は、IT業界に勤めている20代の男性会社員の方にお話を聞きました。2019年6月の一人暮らし・自立を機に、関東地方から関東地方への1Kでの一人暮らしに向け、はじめての引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。
引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。
【今回のポイント】
関東地方内での移動で一人暮らしや自立を理由に引っ越しされた方です。はじめての部屋探しの為、近隣や隣人、騒音やトラブルに関して、強い不安を感じていたようです。
実際、どのような 部屋探しだったのでしょうか?事前のトラブル対策や事後対応は可能なんでしょうか?
1.引っ越しの理由と生活
1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。
通勤に1時間ほどかかり、そのために早く起きるのが辛かったのと親元から離れ一人で自立した生活をそろそろ送りたかったため。
1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?
平日は仕事後に仕事仲間たちとコミュニケーションで飲みに行ったり、業務的な勉強会を時間を気にせず送りたかった。
2.引っ越しまでの期間とその理由
一ヶ月程度掛かりました。内見で気に入った物件が即入居可能な物件だったため、家賃発生日をなんとか後ろに伸ばしてもらえないかと交渉していたため、一ヶ月程度掛かりました。
3.引っ越しの不安
3-1.どんな不安がありましたか?
騒音や隣人問題などのトラブルや、スーパーやコンビニなど自宅周辺の施設が充実しているか、そして、職場からへアクセスなど。
3-2.不安になった理由を教えて下さい。
はじめての引っ越しだったので、よく分からないことだらけでした。
4.部屋探しの失敗
4-1.失敗を教えて下さい。
職場は家賃が高い地域にあったので、自分が払える家賃で納得できる広さの部屋を探すのに苦労した。また、スーパーやコンビニなど周辺施設のことも考えなくてはなので苦労した。
結局、鉄筋コンクリート造のマンションを選んだが意外と生活音が聞こえてくる。逆に、自分の生活音も近隣の住人に聞こえていないか心配になった…。
その他、引越し業者に頼むのがめんどくさく、引越し時に持っていく荷物が少なくても遠方の引越しだったら、自分で運搬できると思ったが困難だった。
4-2.失敗の理由を教えて下さい。
部屋を選ぶため、引っ越すの明確な目的や基準がないと引越し後に不満が出る。また、内見の時、行ったついでに周辺施設の確認なども大切だと思います。
4-3.失敗再発への対応は?
はじめての部屋探しであったため、どう見るかよく分からないまま進めていました。色んな条件を付けると家賃が高かったり、そもそもなかったりするので、優先順位をつけるのが大切だと思った。
4-4.その他何かあれば、教えて下さい。
特にありませんが、はじめてのことだったので、あとで色々後悔しました。
5.引っ越し後のトラブル
特にトラブルはなかったが、管理会社から定期的に住人宛に騒音の注意や共用部の使い方の注意などがポスティングされるので大丈夫かと不安になる…。
6.引っ越しして、良かった事
6-1.部屋探しの良かった点
実家暮らしの時より、時間にメリハリがつくようになった。自分で全ての家事をこなすことになるので時間の使い方や作業に効率化が向上した。
6-2.そう思った理由は?
これまで母親に任せていることが多かった掃除や洗濯などを自分でやることで大変さや効率を考えるようになった。
6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?
一人暮らしは自由になれますが、こういった仕事も増えます。
7.部屋探しのアドバイス
部屋を選ぶため、引っ越すの明確な目的や明確な基準がないと引越し後に不満が出てきてしまう。周辺施設の確認なども大切になる。
8.仕事絡みの部屋探しの失敗
転勤や転職、就職の場合は会社都合で急なことが多いので、もし仕事をしながら転勤先の準備をするとなると時間が足らない。
9.不動産会社の選び方
9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。
自分の希望や描いている理想の物件を察して提案してくれたところ。こちらから連絡してもレスポンスが早かったところ。
9-2.不動産会社に期待するは?
物件紹介のオプションで引越し業者の手配や荷物の梱包のお手伝いのサービス斡旋など、引越し準備をサポートするサービスが欲しいと思った。
>>弊社では一都三県内での単身・一人暮らしのお引っ越しであれば、提携しているファミリー引越センターを通常価格から30%オフの値段でご紹介できます。このサービスを使って、賢くお引っ越してください。きっと最適なプランを紹介してくれます。もちろん、養生をしっかりして、お部屋に傷付けませんし、追加の費用請求もありません。
群雄割拠で競争が激しい引っ越し業界では他社に負けないため、30%もの広告費がお見積りに載っていると思うのと、怖いですね。多くの人が使っている相見積もりの引っ越しサイトとか、実際は相見積もりサイト運営者や間に入っている代理店にいくら払っているのか、気になります・・・。
10.部屋探しの失敗を聞いての考察について
10-1. 初めてのお引越しで、分からないだらけのままお部屋を決めてみたが、考えることが多くて苦労されたようですね。
「引っ越しの明確な理由や基準がないと引っ越し後に不満が出る」ということで、確かに何も決めずに気分で決めてしまってはあとから気になることがどんどんと出てきます。今回は鉄筋コンクリートの家を選んだのに思ったより音を感じるとのことでした。構造は確かに木造<鉄骨<鉄筋コンクリートとざっくり分けるとこのようにどんどん遮音性は上がっていきます。
10-2. しかし、古い鉄筋コンクリート造のマンションであると、遮音性にもムラがあります。
建築基準法が1971年に改正されてからは、施工方法なども見直されているようですが、古い建物の場合は構造は関係なく音は伝わってくる可能性は高いですね。また、内覧時には掲示板にどんな張り紙をしてあるのかを確認することをお勧めします。「共用部で走らないでください」「夜間は騒音に注意してください」などの張り紙があれば、何かしらのクレームが管理会社に入っている証拠です。今回の失敗を糧に、次回のお部屋探しでは成功して欲しいと思います。
私はこれまでの経験やセンスを先行させ、お客様の満足度を下げたり、上げたり、サービスの質をブラさないように、先ずは経験者のデータを使ってゴミや地雷部屋を除去する方が自分に合った部屋を探し、充実した毎日を過ごすというゴールに圧倒的に早く、近づく事が出来ると思っています。データなしの部屋探しはもう何も武器を持たず、竹やりやこん棒ぐらい??で圧倒的な物件数と戦う時代はもう終わったのでは?と個人的には思っています。
最後に、家にいることが多く、
また、準工業地域は倉庫や工場へ荷物を運ぶトラック等の大型車が行き来するため、
もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。最後に、他にも同じような部屋探しの失敗エピソードがあります。部屋探しで失敗して、損をする前に読んでみませんか?
ーーー
あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
この記事へのコメントはありません。