C.解決事例(お客様の声)

マンションを購入後、病気になり、返済を続ける事が出来ず自宅を売却した事例

「仕事が忙しく、精神的に病んでしまい、休職する事になり、滞納トラブルとなりました」

40代の女性からの住宅ローンに関する相談です。

1.マンション購入時の対応は?

公務員の為、収入が安定していたので、愛猫と暮らす為に選んだ分譲マンションの住宅ローンの審査には通りました。

特に、返済の心配が無い様に不動産会社の担当者と顧問弁護士に詳しく話しを聞き、年齢と共に返済額の負担が減らせるコースを選びました。

2.仕事が忙しく、病気になってしまい、休職することに

しかし、仕事が忙しく、精神的に病んでしまい、休職する事になり、滞納トラブルとなりました。この事は、当初、誰にも相談するつもりはありませんでした。

休職中も住宅ローンの返済が滞らない様に対策をしていたつもりでした。しかし、いざ、休職してみると、収入は減りますし、今後、滞納トラブルにならないか、毎日心配でした。

専門職に付いていた私が患った病気の診察や再発などで仕事を休み、見掛けない事に気付いたのか、母親が家を訪れ、話しをしながら、自分の人生だからという様な事を言い、札束を渡された時には泣きました。

3.トラブルにあって、今はどうか?アドバイスは?

3-1.返済に困っている人へのアドバイスについて

今の私には健康が一番だと思います。が、何らかの事情で返済ローンが滞り、トラブルになりそうだと感じ始めたら、節約する事にしてカード払いにする様な事はかえって借金を増やすのでなるべく割ける様にして欲しいです。

自分が患ったこの稀な病気でも、人生で自分の住宅を持てたので色々知る事が出来ました。これも経験だと思うのですが、いざという時の為に貯蓄を行う様に努めなければならないと痛感したので、今後は借り入れをせず、現金払いのみにしています。

3-2.返済トラブルにあり、今思うことは?

結局、マンションは不動産会社に売却しました。その手続きを終えるまでに一ヶ月ぐらい掛かりました。それでも、生きていくには健康とお金は大切であるのだという点を知りながら多くの事を考える事も出来ました。

例えば、住宅ローンを組むには、一定の条件が必用となるのですが、いつ何時何が起きても安心出来る様に過ごし方をしていく必要があると思います。その為、普段の生活を見直し、トラブルに遭わない為の努力も行う様にしていてほしいです。

住宅ローンを組む時には、不動産業者にしっかり話しを聞くだけでなく、この先に何が起こっても良い様に貯蓄を心掛けながら、健やかに生活していけるスタイルを持てる様にしておくべきだと、今になって強く思います。

4.今回の相談を受けて、担当者のコメント

実際に、住宅ローン返済の相談を受けていると、病気の為、返済が滞る方はいらっしゃいます。高齢の方だけでなく、最近は30代の若い方も働きすぎの方もこのようなトラブルに巻き込まれています。返済に余裕を持ったローンを組んだり、休職時も返済が続けれるよう、保険に入ったり、日ごろから生活費を貯蓄しておくことは本当に大切だと思います。

他にも、返済に不安がある場合、まず銀行に相談をしてみて、少しでも返済が楽になる方法を探してみて下さい。どうにも首が回らない状況であれば、ご自宅の売却も視野に入れつつ今後も生活をしていけるように資産と収支を見直して下さい。

また、当たり前の事ですが、売却したお金で現住居のローンを返却しつつ、今よりも少ないコストで生活が出来るように整理をしてください。ご自宅の売却やその後の住居のご相談は、ローン問題などに詳しいお近くの不動産会社に相談されるのをおすすめします。

あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。

今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。

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相樂 喜一郎

この記事を書いた人

相樂 喜一郎

事例を基にトラブルの少ない取引を目指し、2011年以降130件以上の不動産取引を経験。現在はこれまでの経験を活かし、地域の金融機関と一緒に相続に伴う実家の再生や売却、住み替えに注力。不動産鑑定士補、宅地建物取引士、相続アドバイザー、住宅診断士。 >>その他詳しい実績はこちら

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