「いい部屋を見つけ、選ぶのに何回も引越しをしないといけないの?」
他人の失敗を参考に、部屋探しで時間もお金もムダにせず、今よりしなやかに生きる。
引っ越しの失敗や不安、その原因を聞き、スマートな部屋探しを考える、今回の失敗例分析インタビューは、現在は薬局で働いている女性に話を伺いました。
2004年08月、会社員をしていた20代の時に、4回目の引っ越しで1K(一人暮らし)のお部屋に引っ越した時のお話です。
【今回のポイント】
20代で4回目のお引っ越し、初めての一人暮らしと年齢的にも若かったということで 「何とでもなるだろう」という思い込みが生んだ失敗話です。
個人的にはすでにお引っ越しの経験を結構されている方だなぁと思ったのですが、「北海道への遠方引っ越しで、時間的に内見にも行けず・・・」などあり、これから知らない土地にお引っ越しを予定されている方や仕事や私生活が忙しくて、お部屋の内覧や周囲の生活環境の確認をせずに契約をする方は同じ失敗をしないため、読んでみて下さい。
1.引っ越しを決めた理由や理想のライフスタイルは何でしたか?
半年後には新しい職場にも慣れ公私ともに充実していたいと考えていました。 具体的には、新しい環境で友人を見つけ、仕事の帰りにお茶したり、休みの日には遊びに出かけたりしたいなと思いました。
また、彼氏を作って、2人で映画や食事などいろんなところに行きたいなという夢を膨らませていました・・・。
2.引っ越し前の不安について
2-1.不安はありましたか?
引っ越しをするためにお金を貯めてはいたのですが、入居した後にどれくらいの費用がかかるのかがよく分かっていなかったので不安でした。
また、本州から北海道への引っ越しのため、実際に物件を見に行かず、不動産屋の人が勧めてくれた地域・物件を安易に決めてしまったので、実際にどんなアパートなのか、周りに何があるのかの情報が乏しい状態でした。
今考えると、初めての一人暮らしなのによくそんな感じで住む場所を決めたなという感じです。
2-2.その不安は引っ越しまでに解消しましたか?
若かったので何とでもなるだろうという思いでした。 その時は人に頼るという考えがなかったので、ひたすらネットで調べました。
生活に余裕を持って暮らしたかったので、あれこれ調べて家賃を1年分払うことにしました。 直前まで家族にも相談せず、全部一人で決めたのですが、その期間はおよそ1か月くらいです。
3.引っ越し時の失敗について
3-1.失敗や後悔はありましたか?
一先ず、サービスアパートメントで家具家電付きの物件ということもあり、カーテンのことを全く考えていませんでした。 憧れだったロフトで寝たところ、暑い上に強い日差しで目を覚ますことに。 結局、引っ越して数日後に部屋のカーテンを買う羽目になりました。 また、キッチンが狭く自炊力が低下したのを覚えています。
1年契約で入った物件だったため、早くから次の部屋探しを行わなくてはいけなかったため、長く住める場所にすればよかったと後悔しました。
3-2.失敗を防ぐための対策はしましたか?
物件探しは引っ越しする数か月前から余裕を持って始め、実際に自分で足を運んで部屋の間取りや周りの環境などをしっかり下調べし、数件回った上でよく検討し決めるべきだったと思います。 一人暮らしなら、暗くて夜道歩けないような閑静すぎる場所も避けたいところです。
3-3.今は、その失敗は解消しましたか?
現在の部屋は、住んでから後悔しないように、ネットの情報だけではなく、複数の不動産で物件の情報を入手し、実際に足を運んで下調べを行っているため、当初の失敗は解消されています。
実際に様々な声を聞くと、ネットで書かれたこととは別の良い情報を得ることができます。
4.引っ越し後にトラブルなどありましたか?
TVの配線が全く分からず、管理会社の営業に来てもらったのですが、田舎心でお茶とお菓子でもてなして談話までしたためか、その後その営業の方から電話があり食事に誘われました。
食費が浮くからいいかなーと思い行ったのですが、その後も仕事をいいことに何度も電話がかかってきたり自宅まで来られたり、結構困りました。
今後もお世話になることを考えると無下に断ることもできず、最終的に管理会社へ電話し、そのことを伝えました。ちょうどその営業さんは地方に転勤が決まってたらしく、本当にほっとしました。
5.引っ越しする人へアドバイスや良かったことを教えて下さい
やはり自分の住む場所は足を運んで決めるべきです。不動産屋も1件に絞らず、複数話を聞きに行くことをお勧めします。営業さんによっても言うことが結構異なったりするので積極的に質問し、納得のいく物件を見つけるのがよいと思います。
また、建物だけでなく、環境も視野に入れてじっくり下調べするのがよいです。物件探しを面倒がったり、営業さんに遠慮して見たい物件を見て回れない人もいますが、そうすると後々後悔する可能性が高いです。できるなら一人より友人などと一緒に見て回るのがよいかなと思います。
よかったことは、実際に物件を見に行かなかった割には、外観・内観にそれほどの不満はなく、周りの環境も静かで、近所の人もよい人だったことです。
近所のおじいさんがホームセンターに自転車を買いに連れて行ってくれ、非常に助かりました。 近くに公園、24時間営業のスーパー、おいしいパン屋さんがあり、結構よい場所だったなと今も思っています。
6.引っ越しインタビュー後の考察
初めての一人暮らしや部屋探しで引っ越し直前まで家族にも相談せず、全部一人で決めた・・・ということですが、 両親、特に母親には細かく相談することで引っ越し時に気をつけることなど 事前に知り得ることもあったのではと思います。
また、不慣れな土地への引越しでは、出来得る限り「内見」を するべきだと思います。 物件そのものも確認出来るのはもちろん、 周辺の環境や利便性など、現地の空気感も把握できます。 住み始めてからの気づきも多かったようですね。 強い日差しで目を覚ますことや必需品のカーテン、 内見で確認できなかったキッチンの狭さなども実感されたようです。
彼女の場合、管理会社の営業にも悩まされたようです。 実際に、地域によっては親身になり過ぎる営業さんもいらっしゃいます。 怖い事ですが、東京でも同じことが起こってます。 担当営業も面談、お部屋の案内、契約時にその人となりを チェックするなど、総合的に納得の出来るカタチで本契約を結ぶと後々困りません。
ただ、色々とありましたが、今回の引っ越しを糧に、今のお部屋には満足してるとのことでほんとに良かったです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。サクッと読みきれるよう、私たちなりにポイントを整理し、結果と原因のみ、記載しました。
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『引っ越しはセンスや経験じゃない、失敗データを活かしたスマートな部屋選び』をモットーに、現状に満足せず、更なる成長を目指すあなたの部屋探しを、地域や建物の情報を検証し、引き続きしっかり提案・サポートしていきます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問を中心に、サイトの移動を機にもっと参考になるよう、一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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