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土地勘のない街への引っ越しやはじめての部屋探しで悩んでいる方へ、『失敗にハズレなし』の信念で正しいお部屋の選び方を学んでみませんか?
今回は、失敗学を研究し、仕事の効率化やミスの撲滅を提案しているスタンフォード大学工学博士の飯野謙次さんが書いた『仕事が速いのにミスしない人は何をしているのか?』から部屋探しの参考になる部分を抜き取りました。
部屋探しに必要なことはビジネス書が全部教えてくれる?
この書籍は『仕事が速くてミスしない人』がしているちょっとしたコツをまとめています。その中で、個人的に大切だなと思ったのは、こういう人たちが何より「失敗やミスをしない事」を重視していることでした。失敗は成功のもとと言いますが…、ちょっと長くなったので考察の方にまとめておきました。
第1725回目の今回は、大手パン工場の製造部門に勤めている20代の男性会社員の方にお話を聞きました。2018年10月の社員寮の更新・契約満了を機に、関東地方から関東地方への1DKでの一人暮らしに向け、はじめての引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。
引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。
【今回のポイント】
関東地方から関東地方へ、社員寮の更新・契約満了を理由に引っ越しされた方で、隣人トラブルの他にいい不動産屋や担当に会えるのかに関して、強い不安を感じていたようです。
実際、どのような 部屋探しだったのでしょうか?事前のトラブル対策や事後対応は可能なんでしょうか?
1.引っ越しの理由と生活
1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。
それまでは会社の社員寮に住んでましたが、10年経つと退寮しなければならない決まりがあり、ちょうど10年経ったため、部屋探しを行いました。
1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?
ご近所トラブルなく、平穏に毎日過ごせればそれ以上の贅沢は言わないつもりでした。他にも、週末は当時の彼女を部屋に招き、ご飯を作ったり、ネットフリックスを一緒に観たりしたいと思っていました。
2.引っ越しまでの期間とその理由
一ヶ月半程度掛かりました。退寮一か月前に急いで物件を探し始め、慌ただしくなったことと、初めての引っ越しで勝手が分からず、あまり深く検討せずに決めてしまったからです。
3.引っ越しの不安
3-1.どんな不安がありましたか?
まず、良い不動産屋さんのまともな担当さんに出会えるかなどの不安がありました。他に、引っ越し先に迷惑な人などがいないかなど。
3-2.不安になった理由を教えて下さい。
友人が先に引っ越したんですが、あまりいい話を聞けなかったので、自分の場合はどうなのか、不安になっていました。
4.部屋探しの失敗
4-1.失敗を教えて下さい。
引っ越し先が決まり、いざ荷物を運搬する際に赤帽に頼んだら、担当の運転手の態度が悪く、ほとんど自分で積み込みを行う羽目になってしまい腹がたちました。赤帽、頼まなきゃよかったです。
4-2.失敗の理由を教えて下さい。
引っ越し業者に荷物を運んでもらうと、場所が遠距離であるほどお金がかかってしまうし、自分で運転して運ぶにしても移動だけでぐったりしてしまい、その後の荷下ろしが苦痛だからです。
4-3.失敗再発への対応は?
契約する前段階の物件回りのときに、水回りなどの確認を念入りに行うことでしょうか。不動産屋の担当さんが大丈夫とたとえ言ったとしても必ず実行しましょう。
4-4.その他何かあれば、教えて下さい。
特にありません。
5.引っ越し後のトラブル
引っ越して三日も経たないうちに水道の水漏れやトイレの水流れが悪いなどの不具合が沢山発見されたこと。極めつけはトイレの電球付近からの水漏れです。
あと、入居したアパートの隣が駐車場になっているのですが、この駐車場が舗装されておらず、定期的に草刈り業者が伐採するのですが、その音がめちゃくちゃうるさくて、当時夜勤だった自分は眠れなくてつらかったです。
6.引っ越しして、良かった事
6-1.部屋探しの良かった点
トイレやお風呂場の清掃などを自分でするようになり、仕事をする上でのスケジュールや工程管理などが達者になったと感じました。
6-2.そう思った理由は?
会社の寮に住んでいた時はそれらの作業をすべて管理人さんが行っていたから。
6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?
一人暮らしをはじめると色々なことを自分でやる事になります。と同時に、自分一人の時間も増えます。色々と考えることが出来ました。
7.部屋探しのアドバイス
不動産屋さんと物件をまわるときに、担当さんがやたら早く契約を進めて来た時は注意が必要だと思います。場合によっては担当さんを変えてもらったり、不動産屋さんを変えましょう。焦ってイマイチな物件に入居したりしないように、時間的余裕は十分に持ちましょう。
8.仕事絡みの部屋探しの失敗
もっと色々な引っ越し経験者の知り合い、友人に詳しく話を聞けばよかったと思う。不動産屋の担当にも物件回りのときにもっと色々聞けば良かったです。そうすれば、入居後の水回りのトラブルなどもなかったかもと思うので。
9.不動産会社の選び方
9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。
引っ越し経験者の知り合いや友人に聞いて、評判が良かった不動産屋さんを選びました。付いてくれた担当さんはすごく有能だと感じました。
9-2.不動産会社に期待するは?
部屋を紹介、契約したら終わりではなく、その後の引っ越し作業でかかる経費を少しでも抑えるためのアドバイスやサポートを行うサービスがあっても良いと思います。
>>弊社では一都三県内での単身・一人暮らしのお引っ越しであれば、提携しているファミリー引越センターを通常価格から30%オフの値段でご紹介できます。このサービスを使って、賢くお引っ越してください。きっと最適なプランを紹介してくれます。もちろん、養生をしっかりして、お部屋に傷付けませんし、追加の費用請求もありません。
群雄割拠で競争が激しい引っ越し業界では他社に負けないため、30%もの広告費がお見積りに載っていると思うのと、怖いですね。多くの人が使っている相見積もりの引っ越しサイトとか、実際は相見積もりサイト運営者や間に入っている代理店にいくら払っているのか、気になります・・・。
10.部屋探しの失敗を聞いての考察について
10-1.引っ越し業者の対応が悪く、頼まなければよかったと後悔
社員寮の更新・契約満了を機に関東地方へのお引越しを決意されて、初めてのお引越しとのことで不安もあったかと思います。今回は、引っ越し業者の対応が悪く、頼まなければよかったと後悔をされているようですね。引っ越し業者の選定には時間的な余裕があれば、”相見積もり”をお勧めします。相見積もりであれば、『複数の業者から見積もりやサービスの内容を受けて比較検討ができるため、若干時間が掛かりますが、本当に自分に合った業者』を見つけることができます。
また、不動産会社によっては引っ越し業者と提携していることもあるので、特別割引きやキャンペーンが適用することができることもありますので、お引越し先が決まったら「提携の引っ越し業者の紹介とかありますか?」と質問してみましょう。
10-2.一人暮らしになると親の大切さを実感するいいきっかけに
一人暮らしをはじめ、自分で家事を行うことで毎日の重労働でこんなに時間を要するのだと気づくと自然と親への感謝の気持ちが出てきます。僕も大学生の時に、一人暮らしをはじめ、毎日の洗濯・その後の干す作業で思いました・・・。
一人暮らしで一番勉強になったと言われるランキングでは、1位 洗濯、2位 自炊、3位 掃除となっています。これまで実家暮らしだった人は、親のありがたみを感じると思います。是非、親孝行も始めてみてはいかがですか?いい物件に巡り合われることを願っています。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。あなたの部屋探しに今回の失敗を参考にしてもらえると嬉しいです。ただ、自分で色々と確認するのが面倒な場合には、その担当者に色々な確認をお願いする方が効率的だと思います。
前半の方で書いたことを踏まえ、失敗の少ない部屋探しをするにはどうするかですが、当社が800人近い人に行ったアンケートで70%近い人が後悔や失敗している現実から考えると、部屋探しも失敗の芽をこれまで世に出ていなかったデータを使い、真っ先に潰すのが一番効率的だと思ってます。以下、これから部屋探しを行うあなたの参考になりそうだったので引用します。
日ごろの仕事や生活では、圧倒的に失敗やミスはしない方がいいというのは言うまでもありません。新しい事に挑戦する場合でも失敗をしなければいけないのではなく、本人が失敗していてはいけない(中略)
つまり、私たち人間は言葉を持つ生き物で、『他人の失敗を共有することが出来るから』その為、先人の失敗をキチンと学び、それを乗り越えてこそ、一人前のビジネスパーソンになれます。
小さな失敗をキチンと防ぎ、起こってしまったら適切に対処することが大きな失敗を起こさないためのたった一つの道です。
あなたはどちらですか?他人の失敗を生かすより、まずは感覚やセンスを活かした部屋探しを始めますか?
急速なデジタル化の中で私はこれまでの経験やセンスを先行させ、お客様の満足度を下げたり、上げたり、サービスの質をブラさないように、先ずは経験者のデータを使ってゴミや地雷部屋を除去する方が自分に合った部屋を探し、充実した毎日を過ごすというゴールに圧倒的に早く、近づく事が出来ると思っています。もう何も武器を持たず、竹やりやこん棒ぐらい??で圧倒的な物件数と戦う時代はもう終わったのでは?と個人的には思っています。
もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。最後に、他にも同じような部屋探しの失敗エピソードがあります。部屋探しで失敗して、損をする前に読んでみませんか?
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あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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