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土地勘のない街への引っ越しやはじめての部屋探しで悩んでいる方へ、『失敗にハズレなし』の信念で、正しいお部屋の選び方を学んでみませんか?
ところで、最近、高品質・低価格なメガネで業績を伸ばしているJINSの社長、田中仁さんのインタビューを読みました。
「年々、仕事と遊びの境界線がなくなっています。上場企業のCEO社長であっても、自分らしく好きなことをやっていい、と思えるようになりました」とうらやましいことが書いてある一方、
商売を始める時に失敗すると思いながらやる人はいなくて、成功すると思ってやるわけです。ところが、そう簡単に成功するものではない。おおよそ9割くらいは失敗してしまうのではないでしょうか?
と、「商売は9割失敗する、でも挑戦する」と暗に話されており、同じメガネ業界のOWNDAYSの田中社長は「成功はアート、失敗はサイエンス」と話されており、同じ業界の経営者が似たことを話しており、何か部屋探しも実は似ているではと思いました。
前置きが今日も長くなってしまいました・・・すみません、続きは考察の方で。失敗例スタートです。
第1824回目の今回は、医療系企業に勤めている30代の男性会社員の方にお話を聞きました。2002年4月の転職を機に、九州地方(沖縄等含む)から関東地方への1Rでの一人暮らしに向け、はじめての引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。
引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。
【今回のポイント】
九州地方(沖縄等含む)から関東地方へ、転職を理由に引っ越しされた方で、はじめての引っ越しの為、近隣や隣人、騒音やトラブルに関して、強い不安を感じていたようです。
実際、どのような部屋探しだったのでしょうか?
1.引っ越しの理由や引っ越し後の生活について
1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。
就職が決まり、一人暮らしを決めて自宅から会社まで自転車で通える範囲でワンルームのアパートを借り生活する事を決めました。
1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?
ファッション雑誌に出てくる様なオシャレなソファーや小物を置いて、友人と共に食事や遊びができる空間にしたかった。
2.引っ越しが終わるまでどのくらい掛かりましたか?その理由も教えて下さい。
一ヶ月程度掛かりました。荷物がもともと少なく部屋が決まればすぐに動けるからと思い、準備期間をほとんど設けていなかったので1ヶ月となりました。
3.引っ越し時の不安について
3-1.どんな不安がありましたか?
壁が薄いため、隣の方の生活音が気になり、自分の生活音も聞こえていると思うとトラブルの原因に感じたことと、1階に住んだことで防犯面に不安を感じました。
3-2.不安になった理由を教えて下さい。
住めればどこでもいいと考え、安さを一番に考えていたので、案内してもらった方に勧められ、家をすぐに決めてしまった。
その為、室内も簡単にしか見学しなかった。
4.部屋探しの失敗について
4-1.失敗を教えて下さい。
隣の方の生活音が聞こえ、アパートの壁の薄さに気づきました。上の方の足音も気になり失敗したと感じました。
4-2.失敗の理由を教えて下さい。
その土地にあるスーパーやドラックストア、病院などを知っておかないと、日常の買い物に距離があったり、病気の時にすぐに行けず辛い思いをしました。
4-3.失敗再発への対応は?
管理会社の方の案内の時に確認する事と、実際の見学の時に壁を叩いて見る事、見学する時間帯を他の方の帰宅する夕方にさせてもらう事が失敗しない対策だと思います。
4-4.その他何かあれば、教えて下さい。
思いつきません。
5.引っ越し後のトラブルをもしあったら、教えて下さい。
壁の薄さによる睡眠不足、夏場の室温の上昇と冬場の寒さ対策が必要だった事。
浴室のカビの発生で頻繁に風呂掃除が必要でした。
6.引っ越しを経験して、良かった点は?
6-1.部屋探しの良かった点
職場で自分と同様にアパートで生活している人が不満に感じることは似ていて対策を相談する事ができた事と、新人の方に伝えることができ話のネタになりました。
6-2.そう思った理由は?
何事も経験が大切だと思い、今回、ほとんど一人で決めたため。
6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?
ありません。
7.これから部屋探しをする人へのアドバイスについて
部屋の壁を叩き、隣の生活音が気にならないかと、1階は安い価格ですが防犯面で監視カメラや建物が奥まって人目に触れない様な立地になっていないかを確認したほうがいいと思います。
8.仕事関連の引っ越しだからこその失敗やその理由をもしあれば、教えて下さい。
生活習慣が違ったり、方言によってニュアンスが変わってしまい、伝えたい内容と違う捉え方をされない様にその土地の言葉を理解したほうがいいと思います。
9.今回の部屋探しをお願いした不動産会社について
9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。
安さにかなうものはないと思い、複数の不動産屋を回りましたが、紹介された中で一番安い金額のアパートを選びました。
9-2.不動産会社に期待するは?
近隣のスーパーやコンビニの案内や警察、消防などの地図を配布すると生活しやすく便利だと思います。また、その地域独自の市内巡回バスの案内があると買い物に便利です。
10.部屋探しの失敗を聞いての考察について
10-1. 賃貸物件に入居して一番多いといわれるトラブルがこの「騒音」です。
共同住宅なのでお互いに気を遣って生活をするだけなのですが、生活リズムの違いや生活環境などによっても大きく左右されるので、管理会社やオーナーも容易に解消できない問題になっています。今回は急な異動ということもあり、バタバタでお引越しをされているようで、あまり物件を見られていないようですね。
仰る通り、防犯面でカメラが付いているのか、周辺環境の確認(大きな幹線道路で救急車のサイレンが聞こえるような立地にないかなど)をすることも大事です。また、急に物件を探し始めてバタバタ妥協して物件を決めるぐらいでしたら、1週間ほどホテル暮らしをしてみませんか?
10-2. ホテル代はもちろん出費になりますが、もっといい条件で自分の納得できるお部屋が見つかる可能性だってあります。
もちろん、営業担当が交渉する余地があるのであれば、ホテル代もペイできるかもしれません。自宅は仕事から戻りホッと一息つきたいスペースですよね。今回の失敗を糧に、次回のお部屋探しではもっといい物件出会えるといいですね。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。あなたの部屋探しに今回の失敗を参考にしてもらえると嬉しいです。ただ、自分で色々と確認するのが面倒な場合には、その担当者に色々な確認をお願いする方が効率的だと思います。
前半の方で書いた、事業と同じように失敗や後悔の少ない部屋探しをするにはどうするか?
ですが、当社が800人近い人に行ったアンケートで70%近い人が後悔や失敗している現実から考えると、部屋探しも過去の失敗をそのままにせず、きちんと整理し、この時はこうしようみたいな指針として使うことで、自分にとって、住み心地の良い部屋を見つけられるのでは?と思っています。
オンライン化の今だからこそ、状況に応じた、明確な基準が必要だと思います。ご連絡いただきました方より、詳細な診断を優先的にご準備させて頂きます。
あなたはどうしますか?特に、はじめての部屋探しや遠方での部屋探しが失敗する可能性が高いという事実があっても、これまでのようにまずは感覚やセンスに頼った部屋探しを続けますか?
もし、色々と試したけど、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。
最後に、他にも同じような部屋探しの失敗エピソードがあります。部屋探しに失敗して、損をする前に読んでみませんか?
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あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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