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部屋探しや選び方で悩んでいる方へ、『失敗にハズレなし』の信念で、正しいお部屋の選び方を学んでみませんか?
ところで、畑村洋太郎先生を知っていますか?東大の名誉教授だったり、失敗学のすすめ他色々な書籍を書いていて、日本の失敗研究の大家と言っても過言ではない方です。
今回は、そんな畑村さんが以前書かれた失敗を生かす仕事術と失敗からの復活、回復力からこれからお部屋を探すあなたの為になると思ったことをまとめます。
まず、『失敗はどんなに注意しても必ず起きます。特に、新しいことをやろうとするとまず確実に失敗します』
ただ、失敗のほとんどはきちんと扱っていれば、事前に防げたものばかりで、失敗が起こったとしても・・・
多くの人が好んで使ってきた『成功例に学ぶ』方法は、右肩上がりの時代だからこそ通用した方法で、10年おきに不景気が来る激動の時代には非常に難しいと思っています。
現に、ポータルサイトによくある住みたい街ランキングなどを参考に部屋探しをしてても、当社の部屋探しに関するアンケートで70%近い人が部屋探しや引っ越しで後悔・失敗していました。
この事から、部屋探しは他人の失敗から学び、クリティカルな失敗やよく起こるトラブルを事前に知り、対策を練った部屋探しを行うことが一番効率的で満足度が高くなりそうだと思ってます。
その為、今後も失敗で地雷部屋の除去、頑張ります…。前置きが長くなって、すみません。失敗例スタートです。日々の失敗分析にやる気が出る一冊でした…。
第2027回目の今回は、20代のユニフォームレンタル業に勤めている男性会社員にの方にお話を聞きました。2008年2月の転勤を機に、近畿地方から関東地方への1Rでの一人暮らしに向け、三回目の引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。
引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。
【今回のポイント】
3回目のお引っ越し、転勤を命じられて、一人暮らしのお部屋を探していた20代の男性のお話です。 同じ日本であっても東京というだけで食べ物や方言、知らない街ということで頼れる人がいないことを不安に感じられているようですね。その後、どうだったのでしょうか?
1.引っ越しの理由や引っ越し後の生活について
1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。
勤めていた会社の本社が東京にあり転勤を命じられた為。
当時は独身だったため、一人暮らしようの部屋を探しました。
1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?
初めての東京暮らしだったので、週末には出来るだけ電車で出かけ、知らない駅で降りて街をを探索したいと考えていました。
2.引っ越しが終わるまでどのくらい掛かりましたか?その理由も教えて下さい。
二週間程度掛かりました。転勤を命じられたのが急だったのであまりゆっくりと探す時間が与えられなかった。
もう少し時間があればじっくり考えられたのにと思った。
3.引っ越し時の不安について
3-1.どんな不安がありましたか?
知らない街に住むので治安や近隣住民とのトラブルなど住んでみないと分からないこともあるので、その点が不安だった。
3-2.不安になった理由を教えて下さい。
東京でも文化の違い、食べ物の違い、方言の違い、知らない街、知っている人が誰もいない。
慣れるままでは大変なことも多い。
4.部屋探しの失敗について
4-1.失敗を教えて下さい。
初めて住む街なので、部屋探しの際に迷子になったり、勤務先への通勤の利便性やコンビニが近くにあるか等
後で考えたらもっといい物件を見つけられたなと思った。
4-2.失敗の理由を教えて下さい。
部屋の壁が薄く隣の声や物音が気になった。コンビニもそれほど近くにはなかった。
家賃も相場と比較してあまり安くなかった。
4-3.失敗再発への対応は?
物件の間取りや築年数だけで決めるのではなく、周辺環境や街の特性をよく調べて、出来れば実際に住んでいる人や良く知っている人に聞くのがいいと思います。
4-4.その他何かあれば、教えて下さい。
5.引っ越し後のトラブルをもしあったら、教えて下さい。
壁が薄くて隣の音が気になった、めちゃくちゃ大音量でうるさいという訳でもなかったので、こちらの音も向こうに聞こえているのだろうと思うと苦情を言うこともできず我慢してやり過ごした。
6.引っ越しを経験して、良かった点は?
6-1.部屋探しの良かった点
遠く離れた知らない街で一人で暮らすことは自身の成長に繋がったと思う。
親や地元の友達もいない環境で知り合いは会社の同僚しかおらず、人に頼らず自分で物事を進める力が身についた。
6-2.そう思った理由は?
実際にこのような環境に置かれ、時間として。
6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?
知り合いがいないと、家にこもりがち。
7.これから部屋探しをする人へのアドバイスについて
就職や転勤で一人暮らしとなる際は、どうしても通勤の利便性など仕事中心の生活となると思います。
しかし、オフの日に出来る趣味や生活に合わせた物件選びも考慮した方が、より充実した生活が送れると思います。
8.仕事関連の引っ越しだからこその失敗やその理由をもしあれば、教えて下さい。
やはり通勤の利便性を優先的に考えるのがいいと思います。
また、あまりにも会社に近すぎると休日や就業後のオンオフの切り替えがし難くなると感じるので適度な距離が離れている方がいいと思う。
9.今回の部屋探しをお願いした不動産会社について
9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。
会社からの借り上げ社宅ということだったので会社から紹介してもらった不動産会社に御願いした。
別に、自分で不動産会社を見つけてきても良かったが…。
9-2.不動産会社に期待するは?
上記の不満の要素をひとつずつ解消していく必要がある為、そういった不安に対して自身の知識や過去の顧客の様子などから、具体的にアドバイスをしてあげることが良いと思います。
そう言った意味では今回の趣旨である失敗例を聞き、次回の部屋探しに生かすというのはすごくためになることだと思います。
10.部屋探しの失敗を聞いての考察について
10-1. 今回は転勤の為お引越しをされていて、騒音問題で不満を感じていらっしゃるようですね。
「音」に関しては、どんな物件がいいかを考える時に重要になってくるポイントがいくつかあります。お家賃、エリア、間取り、設備、築年数と、見落としがちなのは今回の”構造”についてです。一般的には、木造→鉄骨造→鉄筋コンクリート造と順に遮音性が上がっていくのですが、築年数や構造、施工状況によって大きく異なるので”鉄筋コンクリート造だから音漏れは大丈夫!”ということでもありません。今回は室内に音楽をかけて気にならなようにして対応したとのことでしたが、おっしゃるように、お探し時に”防音”を条件に入れておくと、結果違ったのかもしれません。
10-2. 住んでみて、”自分の譲れない条件”が自ずと見つかってきます。
初めてのお引越しで成功する方のほうが稀なケースになります。是非、今回の失敗を糧に、次回のお部屋探しは成功していただきたいと思います。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。あなたの部屋探しに今回の失敗を参考にしてもらえると嬉しいです。ただ、自分で色々と確認するのが面倒な場合には、その担当者に色々な確認をお願いする方が効率的だと思います。
もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。
最後に、他にも同じような部屋探しの失敗エピソードがあるんですが、失敗する前に読んでみませんか?
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あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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