このページでは、失敗診断という、これまでになかった情報を生かして、どのように部屋探し・引っ越しが変わったのか?そして、どのようにお部屋を選んだのかを実際の例を基に説明します。
2020年9月にスマートメディア株式会社が発表した男女966名に行った脱都心・地方移住に関するWEBアンケートによると、『将来不安と居住の快適性を求め、引っ越し先を慎重に探す人が増えている』とのことでした。具体的には、コロナウイルスによる景気の落ち込みで、収入不安から引っ越しを慎重に考える人が圧倒的に増えています。また、自宅で過ごす時間が増え、これまでの都心への利便性だけでなく、住まいの快適さを求め、勢いだけの引っ越しから慎重な引っ越しが行われえるようになった実感があります。
これからはスマホだけの短期間でムダな引っ越しを繰り返し、貯蓄が全くできない生活をするのではなく、じっくりと決め、長く住める部屋を探す方が圧倒的に増えていると実感しています。例えば、弊社の場合、部屋探しをする前に先例を生かすため、診断を希望する人が増えています。特に、土地勘のない街への引っ越しやはじめての部屋探しで悩んでいる方、『失敗にハズレなし』の信念で正しいお部屋の選び方や自分にあった優先順位を考え直してみませんか?
部屋探しの失敗診断を生かして引っ越しをした方に体験談を伺いました。なぜ失敗診断を使ったのか?失敗診断を受けて何が変わったのか?どんな効果が得られたのか?などぜひご覧ください。既に部屋探しを始めたけど、イマイチな方も含め、ご覧ください。
体験談パート7では、30代の広告店勤務の男性のケースをご紹介いたします。中国地方から関東、東京への転勤で初めての引っ越しとなりましたが、とにかく東京の家賃の高さと物価の高さから生活していけるのか、不安に思っていたそうです。会社から遠くても静かで物価が安いところが良いと考えたそうですが、失敗診断をやってみて考え方が変わったというお話をしてくださいました。
実際、どんな感じで引っ越したのか、具体的に体験談を見ていきましょう。
1.診断を使って変わったこと
自分の優先順位と皆さんの失敗談に大きなズレがあったことが分かり、自分の中での条件の優先順位が大幅に変わりました。まじめな話、失敗事例をやってみて、改めて、自分と向き合うことが出来、部屋探しとは全く関係のないところも意識するようになりました。
具体的には、それまで家賃が部屋選びの最優先だったのですが、他の条件もきちんと考えないといけないんだということに気付かされ、家賃ばかりにこだわっていた考え方が大きく変わりました。
1-1.東京の通勤のしんどさをなめていた
自分は中国地方の支社から東京本社への転勤のために上京することになったのですが、完全に地方の感覚でいたために通勤に多少時間がかかっても、安いところならばそれに越したことは無いし、まぁ通勤時間も読書したり、ゲームやスマホして有意義に使えば問題無い、と考えていました。
しかし、失敗診断の実際の失敗体験談を読んで、自分がいかに東京の通勤が大変か全然知らなかったことが発覚しました。それは通勤ラッシュです。自分がもともと住んでいた地域とは比べ物にならない通勤ラッシュで、乗車率が200%を超えるのが普通という感覚が未知すぎて恐れ戦きました。
失敗診断の情報をきっかけに自分なりに東京の通勤ラッシュについて調べてみたのですが、その実態はまさに「地獄」そのものでした。
こんなすし詰め状態の電車に1時間も乗っていたら、優雅に読書なんてとんでもないし、ストレスフルでおかしくなってしまうに違いないと確信しました。背骨は痛いし、腹筋はつるし、つり革をつかむ手がちぎれそうになりました…。
1-2.お金で快適さを買うという新たな感覚
東京の通勤ラッシュ地獄にショックを受けたと同時に失敗診断をやってみて、実際の失敗事例を見て、お金で快適さを買うという今までにはなかった感覚が生まれました。
たった数千円から、せいぜい1万、2万円ぐらいの家賃をケチったために、毎日地獄の通勤ラッシュにもまれて出勤しなければならない…と考えると、その通勤ラッシュのストレスの無い生活を月々1万、2万円程度で買うことができるならば、絶対にその方が良いと思ったのです。
また、他にも家賃をケチったがゆえに失敗したという事例が多くあり(騒音問題や、周辺環境、セキュリティなど)、長く住むつもりで部屋探しをするならば、家賃って実は優先度はそんなに高くしてはいけないのかも…と考えを改めました。ある程度意識する必要はあると思いますが、立地や設備の方が結果的に大切だと思います。
とにかくお金のない苦学生や芸能人の卵などであれば、贅沢なことは言えないのかもしれません。でも、自分はそこそこ安定した給料を稼げている社会人なので、東京の家賃や物価の高さに怖気づいて、ストレス満載の毎日を送るのはバカバカしいと思えるようになりました。
2.ビフォー:診断を受ける前に不安だったこと
診断を受ける前は、本当に、とにかく東京の家賃や物価の高さが不安で仕方ありませんでした。「安いところを探す」というのが最優先事項だったので、高い家賃や物価をきちんと払って生活できるかどうか、というのが全ての基準になっていました。まぁ、引っ越し前に勤めていた支社よりも東京本社の方が給料も上がりますし、家賃補助もあったので、そこまで心配することはなかったんですけどね…。
3.アフター:診断を受けて良かったこと
逆に、診断を受けなかったらとんでもないことになっていたな…と思うので、良かったことは、診断を受けたことそのものと言っても過言ではないです。自分の中の部屋探しにおける優先順位がガラッと変わりました。家賃がダントツトップだったのが、もちろん安いに越したことはないけれど、他にもっと優先すべき条件がある、ということに気付かせてくれたのです。
4.失敗診断を使ってみた理由
東京という未知の大都会へ出て行くにあたり、不安しかなかったですし、何か騙されて悪質商法などに引っかかったらイヤだな…と思って、一先ず、失敗診断を受けてみようと思いました。正直、軽い気持ちでした。
5.失敗診断を使ってみた感想
本当に失敗診断、受けて良かったと思っています。おかげさまで、部屋の家賃は自分の当時の理想よりも高い賃貸になってしまいましたが、とても快適に暮らせています。会社の近くの物件を借りることになり、通勤時間は15分ほどです。天気が良ければ、自転車でも通える距離で雨が降ったりすれば電車を使うのですが、毎朝、長時間ラッシュに揉まれることもなく、本当に快適です。なによりも、一人暮らしの生活の大変さを良く分かっていなかったので、家事に結構時間がかかるな…と思ったのですが、会社の近くの物件なので、家事をする時間もちゃんと確保できています。
あと、余談ですが、失敗診断で「ゴミ出しがいつでもOKというところの方が良いよ」という意見を見つけまして、それは確かに…と思って事前にチェックできたので、ゴミはいつでも出せるところにしました。これが地味に便利で出したいタイミングで出せるのは有難いなと思っています。玄関やベランダにゴミを貯めることになると思いますが、夏場は虫とか湧くし、臭いのでいつでも捨てられるのは本当に便利だと、今は思っています。事前にリスクを回避できて本当に助かりました。ありがとうございました。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。あなたの部屋探しがもっと効率的になるように参考にしてもらえると嬉しいです。ただ、自分で色々と確認するのが面倒な場合には、担当者に色々な確認をお願いする方が簡単に効率的になると思います。もし、動いてくれない、連絡くれない又は遅い担当なら、他の不動産屋に行った方がいいと思います。星の数ほど、不動産屋はありますから…。
もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合にはメール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。
念のため、これまでの相談事例を基に、遠方への引っ越しや部屋探しの経験が少ない方向けに、トラブルを未然に防ぐ三つの注意点をこちらにまとめておきました。
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あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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