遺産相続の基本的な意味とは?権利と義務の引き継ぎを詳しく解説

遺産相続の基本的な意味とは?権利と義務の引き継ぎを詳しく解説

こんにちは、住まいのお悩み無料相談、アリネットで住まいのお悩み相談を受けている不動産鑑定士補兼相続アドバイザーの相楽です。

作業中の相楽

親族が亡くなると、亡くなった方の権利や義務が、配偶者や子供などの親族に引き継がれることになります。

これが『相続』の基本的な意味です。

遺産相続では、被相続人の財産を相続人の名義に変更する手続きを行います。

この財産には、預貯金や不動産、株券、その他の動産などのプラスの財産だけでなく、被相続人が残した借金や保証債務といったマイナスの財産も含まれます。

そこで今回は、相続の基本的な意味や手続きについて解説していきます。

1.相続の基本的な意味とは

話し合いをする夫婦

まずは、相続の基本的な意味について解説します。

1-1.相続の定義

人が亡くなると、その方の権利や義務が親族に引き継がれます。

これが『相続』です。

ここで亡くなった方を『被相続人』、財産を引き継ぐ人を『相続人』と呼びます。

1-2.遺産相続とは

被相続人が残した財産を引き継ぐことを『遺産相続』といいます。

一般的に、相続といえばこの遺産相続を指します。

1-3.戦前と戦後の相続制度の違い

戦前には、家督相続という制度があり、家主の財産は全て長男が相続することが一般的でした。

しかし、戦後の民法改正により法定相続分が定められ、兄弟間の相続分も平等に分けられるようになりました。

そのため、現在では兄弟間の相続トラブルが増える一因となっています。

2.相続の対象となる財産とは?

相続の対象となる財産とは?

続いて、相続の対象となる財産について解説します。

2-1.相続対象の財産とは

遺産相続では、被相続人の名義になっている財産を相続人の名義に変更する手続きを行います。

相続の対象となる財産には、以下のようなものがあります。

  • 預貯金
  • 土地や家屋などの不動産
  • 株券
  • 動産
  • 債権など換価可能な財産

2-2.プラスの財産とマイナスの財産

これらはプラスの財産として認識されますが、遺産相続の対象はプラスの財産だけではありません。

被相続人が残した借金や保証債務といったマイナスの財産も相続財産に含まれます。

2-3.相続放棄の選択肢

このようなマイナスの財産は、プラスの財産と相殺して考えるべきです。

もしマイナスの財産が多く、相続することで負担が大きくなる場合には、『相続放棄』という制度を利用して相続を拒否することも可能です。

3.名義変更手続きの重要性

署名をする女性

最後に、名義変更手続きの重要性について解説します。

3-1.相続手続きの必要性

相続は、単に相続する意思を表示するだけでは第三者に対して所有権を主張することはできません。

被相続人の名義から相続人の名義に変更する手続き、つまり『相続手続き』が必要となります。

3-2.財産ごとの手続き

預貯金の場合は、各金融機関で口座の解約手続きを行い、不動産の場合は法務局で所有権変更登記(相続登記)を行います。

また、自動車の場合も不動産と同様に所有権移転登記が必要で、これは陸運局等で手続きします。

3-3.手続き完了による相続の成立

このように、それぞれの財産に応じた名義変更手続きを完了させることで、初めて相続が成立し、第三者に対して相続を主張できるようになります。

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相樂 喜一郎

この記事を書いた人

相樂 喜一郎

事例を基にトラブルの少ない取引を目指し、2011年以降130件以上の不動産取引を経験。現在はこれまでの経験を活かし、地域の金融機関と一緒に相続に伴う実家の再生や売却、住み替えに注力。不動産鑑定士補、宅地建物取引士、相続アドバイザー、住宅診断士。 >>その他詳しい実績はこちら

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