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不動産取引の不安をゼロを目指す株式会社リビングイン、宅地建物取引士の大和田です。
これまで部屋探しの失敗例を参考に作った内見時に確認してほしいチェックリストや実際の現場でのその修正方法に関して、説明してきました。かなり、アクセスがあったので、喜んでます。
で、この記事では、前回の気が滅入ってしまうのは日当たりのせいに続いて、ほとんどの人が気にしない風通しや換気の大切さについて、部屋探しの本当に地味な部分にフォーカスを当て、『これからの部屋探しでなぜ風通しを気にした方がいいのか?』、そして、そのメリットやデメリットなどをまとめています。
なんか、臭う部屋ってありますよね?それって、風通しが悪い部屋にありがちなことなんです。その為、私は地方から東京に来て、一人暮らしをする方には絶対的に風通しについても気にしてほしいと思っています。初めての東京など、知り合いが少ない場合には特に。そのあたりも科学的な理由を書いていきます。
ここでは、「換気」を主軸に、「成功する部屋探し」を紐解いていきます。最近は「換気」と聞くと、コロナウイルスを思い浮かべませんか?それとも、冬のストーブ…はもう古いか…、昔は石油ストーブで暖を取ってたんですが、締め切った部屋でずっと使っていると一酸化炭素中毒になるから、定期的に換気をしないといけなかったです。
でも、今はほとんどエアコンで換気いらずですよね~。特に、この記事を読んでくださっているあなたはおそらく20代、30代ぐらいの若者だと思うので、石油ストーブとは縁が無いかな。なんて、そんな余談は置いといて、エアコンや空気清浄機の一般化によって「換気」ってあんまりしなくなっていたんですが、ここ最近はコロナウイルスの影響で再び「換気」の大切さが改めて注目されています。
そんな影響もあり、そもそもコロナウイルス云々以前に、「換気」はとっても大切なのに若い男性は見落としがちなので、今回はこれから一人暮らしをする方向けに「換気」に適した風通しの良い部屋を選ぶべし!ということを全力でお伝えします!ちなみに、風通しも大切ですが、失敗例に多いカビ対策に日当たりとストレスが凄い事故物件の確認も大切です。
1.コロナウイルス流行の影響で「風通しの良い」家の需要が高まっている
まず、ご時世的にもコロナウイルスは話題から外せません。コロナウイルスが世界的に流行し、日本でも「外出自粛」や「在宅ワーク」など、自宅で過ごす時間が増えたことによって、今、住んでいる部屋や家への不満が噴出しているようなのです。
そのため、飯田産業やオープンハウス、ダイワハウスと多くのハウスメーカーにワークスペースの増築や既についている家への問い合わせや依頼が殺到しています。今までの間取りにプラスしたい要望が圧倒的に増えています。
例えば、4人家族だった場合、今までは会社へ学校で行っていた時間帯に4人全員が同じ家にいながら仕事や勉強をしなければならないため、色々と弊害やストレスが出ています。普段は食事してテレビ見て寝るぐらいだった家で、「テレビ会議」や「オンライン授業」をしなければならなくなり、子供のはしゃぐ音や生活音が思いっきり入るため、部屋数が足りないと嘆く男性が多いようです。
じゃあ、一人暮らしなら何も変わらないのでは…?というと、そうでもないようです。
1-1.どうせ「寝るだけだし」と思って選んだ部屋
でも、今思うと、狭かったり、日当たりもそんなにって感じの部屋で日中から長時間過ごさなければならなくなったことにより、閉塞感を感じたり、室内まで日光が入らないため、昼間っから電気を付けて生活し、リモートワークを実感したりするとなんだか、気持ちが萎えてきます。
これらの住宅への新たな不満の上位は「1.部屋数」や「2.部屋の広さ」など、間取りや広さに関するものでしたが、そんな中でも「3.風通しの良い部屋」の需要が上がっているというデータが出ているのが注目ポイントです。
例えば、マンションワコールシリーズでお馴染みの和田興産株式会社が、2020年7月9日に発表した、関東と関西に住む男女500名を対象にした調査結果によると、「風通しの良い部屋が欲しくなった」と答えたのは全体の21.8%で、これは「日当たりの良い部屋が欲しくなった」の12.8%を大きく上回る結果となりました。
参照元:和田興産株式会社プレスリリース
1-2.風通しや換気>>日当たりってどういうこと?
リモートワークが増え、在宅時間が増えたことでこのような図式が当たり前の世の中になってきてるんです。これまで、実務で沢山の部屋を案内しても部屋選びの条件として「風通しの良さ」を挙げる人は皆無でした。
むしろ、家賃や立地、間取り、周辺環境、セキュリティなどが上位を占め、その次に、「日当たり」や「防音」が入り、「風通し」など思いつきもしないという人が多かったんです。
それが、コロナウイルスの影響か、ここ最近は密を避ける文化が根付き、「風通しの良い部屋」の需要が一気に上がってきているようなのです・・・、この2~3カ月で随分と世の中変わったもんです。
お店も窓が解放されているオープンなお店の方を優先的に入りがちなのでは?
2.コロナウイルス対策だけじゃない!換気の重要性と健康への影響
コロナウイルスの影響で換気の重要性が注目されていますが、換気はコロナウイルス対策だけでなく、実はとても重要なことだってご存じでしたか?
そもそも、換気は「空気を入れ替える」ことです。空気を入れ替えることが、なぜそんなに重要なのか?別に問題なく息できてれば、それで良くない?と思いました?それ、大きな大きな間違いなんです!
なぜなら、換気をちゃんとしないと、健康や室内環境への悪影響が出てしまうから!その為、わかってもらうために、ここからは換気の重要な役割と健康への影響を見ていきます。
2-1.空気中の見えない「汚染物質」を排出する
当然ですが、空気は透明ですよね?でも、この透明な空気中には、様々な物質が漂っています。空気の主な成分は窒素と酸素です。空気=酸素のイメージが強いですが、酸素は空気中の約21%しか占めていません。対して、窒素が約78%を占めています。21+78=99ですね。残りの1%には、二酸化炭素やアルゴンと呼ばれるガスなど、様々な物質が含まれています。
で、部屋の内外を問わず、生活していると、色々な物質が空気の中に混ざっていくんです。分かりやすいところで言えば、屋外ならば、排気ガスとか…。あと、ちょっと汚い話ですが、屋内ならばオナラのメタンガスとか・・・。
無害なものならば心配しないで良いんです。でも、排気ガスなんかは圧倒的に有害ですよね。こういった有害な物質を「汚染物質」と言います。さらに、汚染物質は大きく2つに分けられます。ガス状汚染物質(気体)と粒⼦状汚染物質(固体や液体)です。
2-1-1.ガス状汚染物質とは?
ガス状汚染物質は例えば、二酸化炭素や一酸化炭素、それからホルムアルデヒドという有害なガスなどです。粒子状汚染物質は、有名どころで言えばアスベストが分かりやすいかもしれません。
あとは、アレルゲンと呼ばれるアレルギーを引き起こす有害物質ですが、これはハウスダストだったりダニや花粉だったり、あとカビもここに分類されます。それから細菌やウイルスも粒子状汚染物質です。コロナウイルスはこれに該当しますね。
これらの有害物質は、換気をしなければ部屋の中にどんどん溜まっていきます。窓を開けて空気を入れ替えることにより、室内の有害物質を外に排出することができるのです。
2-1-2.汚染物質による健康被害
では、汚染物質をそのまま部屋の中に留まらせておくと、どのような健康被害が起きるのでしょうか?例えば、ハウスダストやダニや花粉などのアレルゲンであれば、アレルギー症状が起きます。細菌やウイルスであれば、風邪を引いたりコロナウイルスに罹患したり、なんらかの病気にかかります。
有害物質によっては頭痛やめまいを引き起こしたり、肺炎のような症状を出したり、肌荒れなどを引き起こすこともあります。
2-2.結露を防ぎカビやダニの発生を抑える
2-2-1.換気の重要な役割の2つめは結露を防ぐこと
結露とは、寒い冬によく起こる現象で、朝に窓などに水滴がついていてカーテンなどが濡れてしまう、あれです。なぜ結露が起きるのかは、ここでは本題ではないので深掘りはしませんが、温度差により生じるものです。前日の夜まで暖房をつけていて暖かかった部屋が、夜暖房を消して温度が下がっていくと、空気中の水分が水滴となって「結露」が生じます。
で、結露の何が悪いって、そこがジメジメすることにより、カビやダニが発生しやすくなる…というところなんですね~。冬は乾燥しているから、つい油断してしまうのですが、結露のせいで冬でもカビが生えてイヤ~な臭いを出したり、カーテンやじゅうたんなどをダメにしてしまったりします。ダニの発生もイヤですよね~。アレルギーの原因にもなります。それで、この結露、実は換気で簡単に防ぐことができるんです!
これは意外と知られていないんじゃないかなぁ…?結露のできる仕組みを、温度差によって空気中の水分が水滴化する、と説明しましたが、これはつまり、「部屋の空気の水分が多いと、結露しやすくなる」ということなんです。お風呂とか、リビングでも冬は空気が乾燥しやすいので加湿器などで加湿していることが多いので、これらの部屋では結露が生じやすくなります。
これらの部屋を換気することによって、水分を多く含む室内の空気と、乾燥した冬の外気を入れ替えることができるんです!そうすると、水滴化してしまう水分量をぐっと抑えることができて、結露を防ぐことができるというわけ!
2-2-2.カビやダニによる健康被害
先ほども少し触れましたが、結露によって発生するカビやダニは、アレルギーや喘息、頭痛、肌荒れなど、様々なトラブルを引き起こします。ダニはアレルゲンになりやすく、カビは臭いの元にもなりますし、家具や食料品をダメにしてしまうので、どちらも防ぎたいですよね。
2-3.二酸化炭素の放出と酸素の取り込み
例えば、締め切った教室で授業を受けていてボーっとしてきた経験、ありませんか?
- 先生の授業がつまらなかった?
- お腹が空いてきた?
- 睡魔が忍び寄ってきた?
ん~…たしかに、それも一因かもしれません。でも、もう一つの原因に「二酸化炭素」があります。教室の中に30~40人の人間がひしめいていれば、当然、空気中の酸素を取り込んで二酸化炭素を出します。すると、徐々に空気中の二酸化炭素量が増え、酸素が減っていきます。これにより、脳に新鮮な酸素が行きわたらなくなり、ボーっとしてしまうのです。
これは普通の部屋でも十分起こる現象です。締め切った部屋で仕事や勉強をしていると酸素が足りなくなりボーっとして、頭が回らなくなってきます。気分を切り替えて新鮮な空気を入れてシャキッとリフレッシュするためにも、換気はとても重要です。
3.換気の正しいやり方
それでは、実際に換気をする際には、どうやったら良いのでしょうか?
え?窓開ければ良いんじゃないの?
…ん~…、それは、ちょっと安直。換気は「空気の入れ替え」なので、窓を開けても「空気が入れ替わらなければ意味が無い」んです!!窓を開ければ自動的に空気が入れ替わると思っている、そこのあなた!!そんなに甘くはありません!
なんとなく肌感で分かると思うのですが、窓を開けて、風が通っているな~と感じられる時と、ちっとも風が入ってこないやん!と感じる時がありませんか?風速や風向の関係もあるのですが、それ以前の問題として、1ヶ所だけ開放してもまるで意味がないんです!
だって「風通し」ですよ?通らなきゃ、無意味!というわけで、通常換気は、2ヶ所を開けて、空気を通して入れ替えます。マンション、戸建て、それぞれの具体的なやり方を見ていきましょう。
3-1.マンション編
まず、マンションから。マンションの換気は「対角線上の2ヶ所を開放して空気の通り道を作る」ことです。ざっくり、対角線上に窓があれば、その2ヶ所をあけます。玄関ドアでも良いです。
もし、対角線上に窓が無い場合は、換気扇を回します。換気扇は部屋の空気を排出してくれるため、開放した窓から入ってきた空気と換気扇で「通り道」を作ることができます。他にも、浴室やトイレなども換気扇を上手く利用して、窓を開けて空気の通り道を作ってあげましょう。
3-2.戸建て編
続いて戸建てです。戸建ても、基本的には「対角線上の2ヶ所を開放して空気の通り道を作る」というやり方で良いのですが、他に「下から上」と「小から大」を意識しましょう。「下から上」は簡単ですよね。下の階から上の階へ、空気が流れます。
リビングで暖房をつけていたりすれば、温められた空気は簡単に上へ上へと向かって行くので、この流れは作りやすいです。
もうひとつ「小から大」ですが、これは「空気を入れる窓」は小さく、そして「空気を出す窓」は大きくする、ということです。これにより、一気に効率的に換気することができます。
また、戸建てには物置など、窓が無い部屋が結構多いのですが、こういった場合は扇風機を活用しましょう。ドアを開けて、扇風機を部屋内にドアに向かって置いて回すことで、部屋の中に空気の循環を作り出すことができます。
4.エアコンや空気清浄機だけでは意味がない!?
最近では、エアコンもかなり性能が上がって来て、空気清浄機能付きのクーラーなどもありますが、クーラーや空気清浄機を回していれば、空気は綺麗!という認識は間違いです。
4-1.クーラーやその室外機について
参照:FNNプライムオンライン
クーラーは室外機がついていますが、基本的に部屋の空気を機内に取り込んで、温めたり冷やしたりして、再びその空気を部屋内に送ります。よって、有害物質はそのまま送風口から室内へ排出されています…。
4-2.空気清浄機について
空気清浄機は基本的に部屋の空気を取り込んで、それを「ろ過」して再び部屋内に送ります。そのため、取り込んだ空気よりは多少は綺麗になります。でも、ガス状の有害物質には全く効果が無い上に、極小サイズの粒子型有害物質(ウイルスなど)はフィルターをすり抜けてしまいます。
このようなわけで、結局、クーラーや空気清浄機に任せるのではなく、窓を開け、部屋の空気をそのまま入れ替える「換気」が大切になってくるというわけです。
5.換気に適した間取り・換気に適さない間取り
本記事の最初に、コロナウイルスの影響で「風通しの良い部屋」の需要が高まっている、と紹介しました。そして、換気の重要性や換気の正しいやり方もご紹介してきました。
これらを踏まえて、実際の部屋探しに生かせる『風通しが良く、換気に適した部屋の間取り』について考えていきます。
5-1.一人暮らしのワンルーム編
まず、一人暮らしのワンルームアパートや、ワンルームマンションです。
5-1-1.換気に適した間取り
ワンルームで換気に適した間取りは、比較的大きめの窓がドアと向かい合うようについている、ということです。ドアから窓まで一直線で空気の通り道を作ることができれば、換気はバッチリです。また、浴室やキッチンの換気扇がしっかりしたものかどうかもチェックしましょう。
5-1-2.換気に適さない間取り
ワンルームで換気に適さない間取りは、ドアと部屋についた窓の位置関係が直線上になく、間に何か障害物(壁など)がある間取りです。そもそも部屋の形が長方形ではなく、ガタガタしている不整形な部屋は換気が上手くできない事が多いです。
そのため、住んでみて、気持ちだけでなく、収入や交友関係などの運気をきっちり上げるには、採光や風通し向けの窓がなるべくたくさんある部屋を選んで下さい。
稀に窓が無い、あるいは申し訳程度にしかついていない部屋、というケースもありますので、このような場合は、「換気には適さない」=選んではいけない部屋と言えるでしょう。
5-2.二人以上のマンション編
続いて、二人以上のマンション、あるいはアパートの間取りについてです。ここでは、ワンルーム以上で、2つ以上部屋がある1LDK、2K、2DK以上のものとします。
5-2-1.換気に適した間取り
基本的には、「対角線上に向かい合うように窓、またはドアがあるかどうか?」という点で換気に適しているかどうか判断できます。また、できれば全ての部屋に窓があり、換気扇が窓やドアと離れたところにある間取りが望ましいでしょう。
5-2-2.換気に適さない間取り
2部屋以上のマンションで換気に適さない間取りは「対角線上に向かい合うように窓やドアが無い」ことや、窓が無い部屋(書斎やDEN)があるということなどが当てはまる間取りです。
で、忘れがちな換気扇の位置にも注意しましょう。窓のすぐ近くに換気扇があり、窓をあけて換気扇を回しても、部屋の中の空気が入れ替わらないような位置関係にある部屋は、換気に適しません。窓と換気扇が対面にある、又は離れている部屋が理想的です。
5-3.戸建て編
最後に、戸建て編も少し見てみましょう。こちらも基本的には、「空気の通り道を確保できるかどうか」という観点で判定することができます。
5-3-1.換気に適した間取り
戸建ての場合も、やはり窓とドア、そして換気扇の位置を気にするようにしましょう。そのため、対角線上に窓やドア、そして換気扇が配置されていれば換気に適しています。
また、階段が開放的であるかどうかも重要です。リビングのドアの目の前に階段があれば、「下から上」の空気の流れも作りやすいです。窓の無い部屋はなるべく少ないことが望ましいです。
5-3-2.換気に適さない間取り
換気に適さない戸建ての特徴としては、窓の数が少ない、窓が小さい、換気扇と窓がすぐ近くにある、窓の無い部屋が多い、などが挙げられます。内見時など、「換気に適した間取り」の逆の状態になっていたら、注意したほうが良さそうです。
いろいろな窓を開けてみて、実際に空気の流れが感じられるなら、問題ないと思います。また、隣の建物との関係も考えた方がいいと思います。あまり、近すぎると風の流れが悪く、換気が思うように進まないことがあります。これは戸建てだけではなく、マンションなども同様です。
6.換気で常に空気と脳をリフレッシュできる部屋を探そう
今回は、前回の『一人暮らしこそ、日当たりを意識して』に続いて、換気を甘くみてはダメ!というテーマで、換気の重要性と換気に適した間取りについて解説してきました。
特に、これまで住環境のいい実家などで暮らしてきた人が、東京の狭い部屋に急に住み、部屋の空気をきちんと入れ替えない生活をおくると、空気中の有害物質がどんどん増え、アレルギーや肌荒れ、頭痛、病気などに悩まされることもあります。そのため、これまでの生活環境を大きく異なるため、環境に順応するまで異変が起こる可能性が高いです。
さらに、換気を怠って結露がたくさん生じると、そこからカビやダニが発生して、嫌な臭いがしたり、ダニもまた背中や首元の肌荒れやアレルギーを引き起こしたり。これらのトラブルを未然に防ぐためにも、換気はとっても大切です。換気のポイントは「対角線上の2ヶ所を開け放って空気の通り道を作ってあげること」です。
部屋探しの時に、この空気の通り道を作りやすい間取りの部屋をキチンと選ぶことによって、本当に快適な暮らしを実現できます。ぜひお部屋探しの参考にしてください!
以上、一人暮らしの男性でも地方から東京に来た直後など、風通しがとっっっても重要な理由、お分かりいただけましたでしょうか?どうしても家賃や立地などの条件が優先されて、つい後回しになってしまう室内環境ですが、コロナウイルスの影響をもろに受け、リモートワークが一般化しつつあり、家で過ごす時間が長くなっている現在、室内環境はとても大切になってきました。
また、地方から上京したばかりの方は東京に知り合いも少なく、どうしても家で過ごす時間が長くなり、気持ちが落ち込みがちです。明日への英気を養い、仕事や勉学に向けてエネルギーをチャージするための「家」で快適なひと時を過ごすことは人生において決して軽視できない重要事項です!
そして、風通しの悪い部屋で過ごして、風邪やインフルエンザなどの影響で体調を崩して病院のお世話になんてなったら、治療費だけでなく、その時間も絶対に勿体無いですしね!家賃をケチって病院代がかかるんじゃ本末転倒です。自分自身もしんどい思いをして、お金も出ていってしまって、なにひとつ良いことなんて無いのです。
これから、更に毎月の家賃だけでなく、電気代等インフラの費用や病院・メンタル関係の目に見えないコスト、そして、あらゆる機会損失が明らかになりつつあり、部屋探しの基本が重視される世の中にやっとなりつつあると思っています。
ただ、実際の失敗例でも紹介した通り、時間帯や天気、季節などが変わると、日当たりや風通しを始めとする室内環境が変わることがあります。こういったことは経験が少なかったり、忙しかったりすると、自分ではなかなか気づけず、そこまで気が回らないという方が多いと思います。
そのために、私たちは日当たりだけじゃなく、4,000件近い失敗事例を基にした失敗診断を行い、あなたが陥りがちな失敗を判断し、事前にどんなことに気をつけたら良いか、どんな部屋なら安心して住めるか、ただ部屋を紹介するだけでなく、部屋選びのポイントまで詳しく丁寧にアドバイスしています。先ずは、無料のオンラインで失敗診断を試してみて下さい。
最後に、風通しも大切ですが、失敗例に多いカビ対策に日当たりとストレスが凄い事故物件の確認も大切です。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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