目次
こんにちは、宅地建物取引士の大和田です。
日当たりがいいお部屋はあったかくて、湿気が低く、カビも生えづらくとても衛生的です。ともかく、気分が良いです。今のように、昼間でも家に居る時間が長かったり、綺麗好きでお部屋にいることが大好きなあなたなら、重要視する部分ではないでしょうか?
ここでは、間取り図に騙されないよう、自分で方位を確認できる便利アイテム、スマホで方位をチェックするアプリをiPhoneとAndroidのそれぞれでご紹介します。どちらも無料で、現地でインストールできるので、ぜひ参考にしてください。
1.なぜ、内見時に方位を調べる必要があるのか?
日差しの入り具合は概ね、窓の向きによって変わります。以下に一般的な方角ごとの日差しの入り具合をまとめました。
- 南向き:1日を通して日差しが入る
- 東向き:朝に日差しがよく入る
- 西向き:夕方に日差しがよく入る
- 北向き:1日を通して日差しが入りづらい
個人的には、気分が上げる意味でも南向きがベストで、東向きと西向きがベターです。 一方で、北向きはなるべくチョイスしたくないところです。冬場は本当に暗く、床が寒く、底冷えするので選ばない方が良いと思います。足の裏から冷たさが伝わってきます。
内見を日中にできるなら、方位を調べる必要もないかもしれません。部屋に入った瞬間に良いのか悪いのか、判断できるので。でも、もし内見の時間帯が遅くなりそうなら、方位を調べることのできるアイテムは準備しておいた方が良いと思います。
2.方位アプリの紹介と使い方を徹底解説
方位を調べるためにはコンパスが必要です。不動産屋さんによっては内見時にコンパスの準備がないところもあるので、自分で事前準備をしておきましょう。
そこでスマホの出番です。スマホには方位を調べることができるコンパスアプリが内蔵されていたり、無料でストアで提供されています。 ここからは内見で方位を調べるのに適したアプリをご紹介していきます。
2-1.iPhoneで使えるピカイチのコンパスアプリ
iPhoneで使えるアプリは初期設定からインストールされているコンパスアプリです。このアプリの便利なところはインストールをする必要がないこと。そして、方角の他にも床の傾きを測れる水準器の機能をかね備えていることです。
iPhoneなら無料で方位や傾きがこれ1つで対応できるので部屋探しの際に使わない手はないと思います。
2-2.Androidで使えるピカイチの方位アプリ
Androidユーザーに教えたいのが”デジタルコンパス”です。風水で使う八卦八方位機能も搭載されているので風水を味方につけたいならオススメです。
その他の具体的な機能としては、方角や向きを表示できるのはもちろんのこと、現在位置をマップで照らし合わせて見ることもできます。つまり、周辺地図と方位を1度にチェックすることができます。
内見でマップアプリは駅の位置や周辺施設をチェックできる時短アプリとして使えるので、向きと合わせてマップのチェックもしてみてはいかがでしょうか?もちろん、無料で使えます。
3.気になる日当たりにはこのアプリ
日差しをARでチェックできるアプリがあります。 それがSun Surveyor無料版(iPhone/Android)有料版(iPhone/Android)です。ポケモンGOで流行った拡張現実ARを使うことで視覚的に、太陽の位置を見ることができます。
「日中は仕事で部屋にいないけど、モルモットがいるからどうしても日差しの入り具合をチェックしたい・・・」のなら、インストールしてみてはいかがでしょうか?
無料版でも機能が充実しているので特段の理由がない限りは無料版で充分です。なお、有料版の値段(令和2年3月22日現在)、iPhoneなら1,220円で、Andoridなら880円で購入できます。
>>内見の時間帯別、確認できるポイントや騒音、日当たり、臭い等を確認できる時間帯について、馬場と一緒にこちらのページにまとめました。
なお、失敗談を基に作った内見時のチェックリストはこちらのページです。人気のある他社のリストも同様にまとめてみました。
私たちは、2012年より地域に根付いた不動産屋として、住まいのトラブルに特化し、住宅ローンの返済だけでなく、騒音や隣人、契約トラブル等のトラブルを解決してきました。
現在、無料相談を実施しており、相談者の方には住まいの問題解決事例をまとめた冊子も無料で差し上げております。問題を早期に解決し、一秒でも早く、明るい毎日を取り戻して下さい。ともかく、ぜひ一人で悩まず、時間を無駄にしない様、早めにご相談ください。
これまで、8年間300件近い住まいのトラブルの相談を受けた中でもさまざまなケースがありました。
ここに記載出来ない内容で困っている方もいると思います。もし、あなたが現在トラブルに悩まされているのであれば、トラブルが大きくなる前にお近くの専門家に相談することをお勧めいたします。信頼できる先がすぐに見つからない場合、弊社の無料相談にご連絡ください。
これまで多くの住まいの問題を解決した経験や知識を活かし、あなたの力になれると思います。ぜひ気軽に無料相談までご連絡ください。
私たちは今後もあなたの大切な人生と平穏が守られますよう、4,600件を超える引っ越しの失敗談を基に住まいの問題解決のトップランナーとして、専門家と協力し、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
念のため、【建築士と考える】住んでもいい事故物件の見分け方、内覧時に使える方法をレクチャーしてもらいました。最近流行っているカスタマイズ賃貸についても、こちらにまとめました。不動産トラブル専門の弁護士による、契約直後の事故物件発覚時の告知義務違反等の対応についてはこちらのページにまとめました。
[/av_textblock]
[av_textblock size=” font_color=” color=” av-medium-font-size=” av-small-font-size=” av-mini-font-size=” av_uid=’av-2svjkv’ custom_class=” admin_preview_bg=’rgb(255, 255, 255)’]
4.方位磁石アプリが狂って失敗も?内見でのトラブルシューティング
これまで見てきたように、内見での方位磁石アプリは窓からの日差しを確かめるために必須です。しかし、方位磁石アプリがスマホに内蔵されている磁気センサーを通じて方位を調べているということもあり、北なのに南をさしたり、西なのに東をさしたりすることが頻繁に起こります・・・。
日が沈んでからの内見で狂ったアプリを信用してしまい「このお部屋まったく日差しが入ってこないのに契約しちゃった…」という話も本当に稀にあります。ここからはそんな方位磁石アプリで失敗しないように、方位を正すためのトラブルシューティングについて、iPhoneとAndroidのそれぞれでご紹介します。
個人的には、本当にお勧めの方位アプリですが、機械ものだけに故障する時もあります。ここからはその直し方を中心に失敗談からまとめています。
5.方位磁石アプリが機能しない場合のトラブルシューティング
改めて、方位磁石アプリはスマホに内蔵されている磁気センサーを通じて方位を調べています。 内見の途中に方位が狂っていることに気づいた場合は、これからご紹介するトラブルシューティングにトライしてみてください。
コンクリートが打ち付けてある分厚い壁のお部屋や磁気を狂わせる家電が近くにある場合は、うまくトラブルシューティングできないこともあるのでスポットにはくれぐれも注意が必要です。
「大丈夫、大丈夫」と思い込んでいると、なんの疑いも持たずに狂ったアプリを使用してしまうことがあります。 トラブルシューティングはほんの数分で済むので、内見の途中でも、お部屋からお部屋への移動の際にでも、ぜひお試しください。
5-1.iPhone:キャリブレーション機能を活用
iPhoneユーザーの場合、狂ったコンパスを正すにはiPhoneの内蔵キャリブレーションを使うことで解決します。 キャリブレーション機能とは、標準通りの値や状態から外れたものを元の状態に調整してくれることです。
キャリブレーション機能を使うためには、iPhoneを逆さまに片手で持ち、空に8の字を描いてください。 この動作がキャリブレーション機能を利用するためのキーで、その後コンパスを起動したら正しい方向に補正されているはずです。
間取り図には方角が記載されているので、間取り図とコンパスアプリの向きをダブルチェックすればより確かな方角がわかります。
5-2.Android:コンパスのズレを補正するアプリを活用
AndroidにもiPhoneと同じキャリブレーション機能が備わっていて、コンパスアプリの方位に不具合が生じたら空に8の字を描くことで改善されます。 また、この方法以外にもアプリを使ったキャリブレーション機能の活用で方角が補正されることもあり、そのアプリが”GPS Status & Toolbox”です。
アプリの使い方は、開いたメニューから”コンパスの較正”をタップし、あとは指示に従うだけです。 なかなか補正ができない場合は、同じ場所でばかりに留まらず色々なスポットで試してみてください。 スマホによってはパソコンや時計に影響を受けることがあるからです。
5-3.iPhoneとAndroid共通:再起動もしくは再インストールで解決
キャリブレーション機能やアプリを利用しても方角が戻らない場合は、スマホを再起動、もしくはアプリを再インストールしてください。 それでもコンパスの方角がずれているならそのアプリを諦め、別のコンパスアプリをインストールするのも1つの手段です。
6.内見で簡単に方位が調べられるアプリまとめ
特に、夜内見する方に伝えたい、方位の大切さ。日の当たらない部屋は結露やカビが生えやすく、正直気持ち悪いです。自宅にいる時間が長い、今のような時、住環境は大切です。日当たりが良い部屋は本当に気分がよく、何をするにもうまく行きそうな感じで仕事等が出来ます。家賃や駅距離、広さだけでなく、日当たりを意識して、部屋を選んで下さい。
6-1.日差しの入り具合は?
南向き:1日を通して日差しが入る
東向き:朝に日差しがよく入る
西向き:夕方に日差しがよく入る
北向き:1日を通して日差しが入りづらい
6-2.iPhoneとAndroidにオススメのアプリ
iPhone:初期設定からインストールされているアプリ
Android:デジタルコンパス
6-3.方位磁石アプリが狂った時のトラブルシューティング
iPhoneユーザー:キャリブレーション機能を活用し、空に8の字を描く
Androidユーザー:空に8の字を描く、もしくはコンパスのズレを補正する”GPS Status & Toolbox”を活用
共通:再起動もしくは再インストール
個人的には、角部屋のメリット・デメリットまとめの時にも書きましたが、日当たりと風通しは本当に大切です。家は物置、寝るだけと考えず、リラックス出来、気分を上げ、明日に備えるための場所として選んで下さい。アプリのバグにめげずに方位を調べ、日当たりのいい部屋を選んで下さい。
内覧でいかに真剣に部屋と自分と向き合ったかということが部屋に住み始めてから後悔するかしないかを決定づけます。是非、是非、失敗や後悔の無い部屋探しをしてください。今回ご紹介した内容が貴方の失敗を防ぐ一助となれば幸いです。あなたの大切な人生と平穏が守られますようにこれからも私たちは4,500件を超える引っ越しの失敗談を基に、住まいのトラブル解消の専門家として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
この記事へのコメントはありません。