内見のキャンセルをしたい、理由はどのように伝えればいいですか?

こんにちは、不動産鑑定士補兼宅地建物取引士の相樂です。

先日、大和田が書いたお部屋の内見予約の要否やその後のキャンセルの可否について、沢山の方に読んでもらいました。

ここではキャンセルの方法やその理由の伝え方について、更に詳しく書いていこうと思います。

部屋探しを始めると、多くの人が経験するのが・・・、

「不動産屋さんに週末の内見予約をしたけど、行けなくなった・・・どうしよう?」

賃貸のお部屋探しをしているとこういったことも珍しくありません。

では、キャンセルの連絡をする際、その理由はどのように伝えればよいのでしょう。この記事では、これまでの経験から面倒なことにならない理由を詳しく解説していきます。

念のため、6,700件のお引っ越しに関する後悔のアンケ-トや400件を超えるトラブル相談を参考に、安心できる部屋探しに向けたチェックリストを作成しました。

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1.内見をキャンセルすることになってしまうケース

アパートやマンションなど、賃貸のお部屋を借りようとする際、「こんなはずではなかった」とならないよう、入念に行いたいのが内見だと思います。スマホで検索し、週末の内見をスムーズに行うために予約をする方、かなりいます。

1-1.内見の予約のメリット

事前に予約しておくと、以下のようなメリットが考えられます。稀に、内見までに部屋が埋まってしまう事もありますが、大抵大丈夫だと思います。

  • スケジュールを空けておいてもらえる
  • 資料を用意しておいてもらえる
  • 鍵の手配をしておいてもらえる
  • (車移動の場合)車の手配をしておいてもらえる

しかし、何らかの事情により、キャンセルしなくてはいけなくなった場合は、どうすればよいのでしょうか?

1-2.キャンセルの主な理由は?

何らかの事情とは、たとえば、以下のような感じです。

  • 他のお部屋に決めた
  • 日程が合わなくなった
  • 体調を崩してしまった
  • よくよくお部屋の情報を調べてみたら思っていたのと違った
  • 引越し自体がなくなった

正直言って、こちらから予約をしたのにキャンセルするのは、気が重くなってしまいますよね。

2.内見のキャンセルをする際の理由の伝え方

内見の予約をキャンセルしたいとき、理由はどのように伝えればよいのでしょうか?

「他の物件に決めてしまいました・・・」

「仕事の都合で日程が合わなくなりました。」

などといったように、一言で端的に伝えるだけで問題ないケースがほとんどです。

入居申込のキャンセルや賃貸契約のキャンセルですと、細かく経緯を聞かれることもあるかもしれません。しかし、内見のキャンセルは、一般的に珍しいことではなく、不動産屋さんも、ある程度そのリスクを想定しています。もちろん、キャンセルをしないに越したことはないのですが、ハッキリとした事情がある場合はきちんと伝えるようにして下さい。

キャンセルをしないままでいると、不動産屋さんの担当の方や大家さんが内見の準備を進めてしまいます。先送りにしてしまったり、曖昧にしてしまうことの方が双方にとってよくありません。なお、キャンセルの理由が、以下のような場合だと、別の部屋を紹介されることがあります。

「スーパーまでが遠い」

「家賃が予算をオーバーしている」

また、キャンセルの理由が、あまりに自分勝手な理由の場合は、今後、その不動産屋さんにはお世話になれないと覚悟した方がよいでしょう。不動産屋さんからすれば、「また自分の都合でキャンセルされてしまうかも」と考えながらでは、本腰が入りません。

「気が変わってしまった」

「面倒になってしまった」

3.理由と一緒に、感謝と謝罪の気持ちを伝える

内見のキャンセルでは対応してくれた方々に対する感謝と謝罪も大切です。内見の予約をすると、担当の方は内見までに以下のようなことを準備してくれています。

・スケジュール調整をする

・資料をプリントアウトする

・大家さんのところまで鍵を取りに行く

・広告を差し止める

内見をキャンセルすると、これらに費やした労力が無駄になってしまうことになります。 その為、キャンセルの理由を伝えた後は感謝と謝罪の気持ちも伝えるようにしましょう。また、

・忙しい中、スケジュールを空けてくれた

・急な連絡になってしまった

といったことがある場合は、そのことについても言及した上で、感謝と謝罪の気持ちを伝えるようにしましょう。

念のため、6,700件のお引っ越しに関する後悔のアンケ-トや400件を超えるトラブル相談を参考に、安心できる部屋探しに向けたチェックリストを作成しました。

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4.問い合わせした部屋の内見キャンセル時の伝え方まとめ

スマホで簡単に部屋を探すことが出来た分、内見のキャンセルは増えました。ほとんどの人が連絡なく来ない事が多いのが実情です。ただ、この仕事をしているので可能であれば、キャンセルの連絡を貰えると凄くうれしいです。

もちろん、内見し、引っ越し先を決めてもらう方が100倍嬉しいですが、キチンと、内見をキャンセルする旨を連絡頂けるだけでも嬉しくなります。辞職代行サービスが流行ったように、サイト上から内見のキャンセルが出来るサービスもこれから増えそうです。以下、今回のまとめです。

・賃貸のお部屋の内見は、予約をしておくとスムーズだが、都合がつかなくなった場合は、キャンセルの連絡が必要

・内見予約のキャンセルは珍しくない キャンセルの理由は、一言で端的に伝えるだけでも問題ないケースがほとんど

・キャンセルの連絡をする際、キャンセルの理由と一緒に、感謝と謝罪の気持ちを伝えるようにする

念のため、後で面倒にならない、メールでキャンセルする場合のテンプレはこちらに整理しておきました。内覧でいかに真剣に部屋と自分と向き合ったかということが部屋に住み始めてから後悔するかしないかを決定づけます。是非、是非、失敗や後悔の無い部屋探しをしてください。今回ご紹介した内容が貴方の失敗を防ぐ一助となれば幸いです。

5.内見チェックシートのリニューアルについて

年末にこれまでのお悩み相談400件を踏まえ、引っ越し前後のお手続きも含め、オンライン内見でも担当者に確認してほしいポイントを共有できるチェックシートをリニューアルしました。

部屋探しや引っ越しで不安な場合には、こちらのシートを担当者に送り、お部屋や手続きに問題がないか、効率よく、確認してもらってください。他社のシートも比較につけておきました。後悔しない、損しない、時間を無駄にしないために活用して下さい。

6.トラブルを避けるための部屋探しチェックリスト

ひとまず、どうするか?悩む引越し

これまでのトラブル相談やアンケートの事例を参考に、簡単なチェックリストを作りました。

もし、いくつか、該当するようなら、慎重にお部屋探しをされることをお勧めします。

□ 延線沿い等エリアを広げ、自分に合う部屋を探したい
□ 自分に合ったお部屋の条件や優先順位が分からない
□ オンライン内見や広告を見て、お部屋を決めたい
□ 部屋探しの経験が2回以下で相談し、お部屋を決めたい
□ 家賃や初期費用等予算の決め方が分からない
□ 契約や引っ越し後のトラブルは絶対に避けたい
□ 自分のペ-スでゆっくりお部屋を探したい
□ 仲介手数料無料や返金保証が付いている方がいい

もし、3つ以上当てはまる方は慎重に部屋探しを進めて下さい。というのも、トラブルが続くと、仕事や私生活だけでなく、健康も害してしまう事もあります。

また、気になるようなら、LINEで出来る部屋探しの条件簡易診断もやってみて下さい。3つの質問で、部屋探しに必要な具体的な注意点や対策をご提案しています。

今後もあなたの大切な人生と平穏が守られますよう、6,700件を超える引っ越しの失敗談を基に住まいの問題解決のトップランナーとして、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。また、2013年以降、実際に賃貸仲介を行ったデータはこちらにまとめておきました。

なお、事前に現地集合の内見を予約された方には、最大仲介手数料無料だけでなく、24時間365日の駆け付けサービス2年分を無料でお付けしています。恵比寿や広尾、麻布十番など東京都心のデザイナーズマンションの内見予約や住まいの無料相談はこちらのページから物件や希望の日時を送って下さい。

その他、退去時に管理会社と揉め、原状回復費用をムダにしないため、契約者さま限定の入居確認時の保存フォームを作りました。

ーーー

あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。

今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。

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大和田 豊

この記事を書いた人

大和田 豊

事例を参考に失敗の少ない不動産取引を目指し、2012年以降90件以上の不動産取引を経験。現在はコロナウイルスの影響を受け、ローン返済に悩んでいる方向けに、生活の早期の改善に向け、債務整理に注力。宅地建物取引士、任意売却取扱主任者、住宅ローンアドバイザー。>>その他詳しい実績はこちら

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