こんにちは、部屋探しの不安ゼロを目指す、株式会社リビングインの防犯設備士兼宅地建物取引士の馬場です。
同じ部屋に何度も内見に行くのは担当に迷惑を掛けるからやめた方が良いか?そんなお悩みを抱えている方へ。同じ部屋、同じ建物、同じ駅に二度も行くなら、一度目の抜けや確認できなかった点をキチンと確認してから申し込みや現地に行った方が絶対に賢いです。
個人的には、失敗談も交えて考えると、同じ部屋に二度、三度と行ってみてから申し込みをするのも良いと思います。部屋探しの失敗回避方法を説明していきます。同じ部屋に再度内見に行く前に知っておいてほしい、失敗から学べる事を4つにまとめたものはこちらです。
1.ひとり暮らしの20代女性、内見回数にまつわる失敗談
内見には何回行くのがベストなのか?、同じお部屋へ何度も内見に行くのは非常識なのか?、担当に迷惑かけるし、時間も掛かるので、お悩みの方も多いと思います。そこでここからは、リアルな失敗談を元にお部屋選びのプロが賢い答えを導いていきます。まずは、引っ越しの失敗談からひとり暮らしの20代女性のお客様が実際に後悔された、内見回数にまつわる失敗談を2つ読んでみてください。
1-1.日当たりが良いと思ったのに・・・
「転居の期日が決まっていたので、今すぐに引っ越したくて1回の内見で決めました。ちょうど日が当たる時間にお部屋を見たので、日が当たるお部屋なのだと思っていました。
でも、実際に住んでみると、1日に午後2時間しか日が当たらない・・・それによって、朝はお部屋が非常に寒く、望んでいた生活ができませんでした。」
1-2.車で連れて行ってもらったり・・・
「仕事が忙しく、日中の1回の内見でお部屋を決めました。最寄りの駅から徒歩10分だったので、仕事帰りの夜道も安心だと思っていました。でも、いざ最寄りの駅から家まで歩いてみたら、街灯も少なく、真っ暗で恐怖を感じました。車で連れて行ってもらったり、日中だけしか、内見をしなかった事をとても後悔しました。」
以上、2人のお客様の失敗談ですが、似たようなケースはよく耳にします。
2.部屋探しの失敗の原因!プロが詳しく解説
この2人のお客様の内見、何がいけなかったのでしょうか? ポイントは、時間帯です。
2-1.日当たりを気に入ったの方は?
日中のちょうど日が当たる時間の1回のみ内見へ行きました。この事で実際に住んでみると、1日に2時間しか日が当たらないお部屋で非常に寒い思いをするという悲劇にみまわれました。午後の日当たりが良い部屋は南向きや西向きの部屋が多く、朝日が入らない部屋かもしれません。担当にキチンと聞くのが良いと思います。特に、日中お仕事の方は。
2-2.車で連れて行ってもらった方は?
正直、車でマンションまで連れて行ってもらい、部屋を内見する場合、駅周辺や建物までの道のりが分からないままになりがちです。ここでは、お仕事で帰宅時間が遅くなるにもかかわらず、日中の1回のみの内見でお部屋を決めてしまいました。結果、昼間に見た安心感とは正反対に、夜は恐怖を感じるほどの暗さだったという、とても心配な現象が起こってしまいました。女性の方は特にこの辺り、シッカリ確認した方が良いと思います。
この様に、2人のお客様共に住んでみてからの後悔、気づきは「夜も内見すればよかった」でした。
3.ベストな内見回数!プロが教える失敗回避法
原因が分かったところで、次に失敗回避法をお伝えします。ずばり同じお部屋での内見のベストな回数は昼と夜の2回!何度も内見する際に注意するのは以下の2点です。
3-1.時間帯(昼、夜)を変えて内見
日当たりや夜道の危険度がチェックできます。
3-2.曜日(平日、休日)を変えて内見
建物内の生活音や周囲の音に関して、違いに気づけます。
上記を踏まえ、4回現地に行った方がよいのでは?と思われるかも知れません。ただ、他にも理由があります。ここから、分かりやすく回数別にメリット・デメリットと共に紹介します。
3-3.内見の回数別メリット・デメリット
・1回:手間が最小限に抑えられて忙しい人にはよいが見落としも多く、昼、夜の違いに気付けず後悔する可能性が高くなる
・2回(昼と夜):チェックできないパターンは生じるが、後悔する可能性の高い昼と夜との違いに気づける。2回なら契約までの間もそんなに空かないので、他の人が先に契約してしまう可能性も低い
・3~4回:時間帯別、曜日別にお部屋の確認が十分にできて安心。しかし、同じお部屋を4回内見ともなると契約まで間が空きがちで、よいお部屋は他の人が先に契約してしまう可能性が高くなる
以上のように総合的に考えると、同じお部屋での内見のおすすめの回数は2回です。
また「忙しくて2回でも難しい」、「どうしても3〜4回は確認したい」そのような場合は、『内見代行』というサービスを利用する手もあります。有償・無償は会社によりますが、代行をお願いした不動産会社で契約すれば、代行代も無料になる場合もあるので、確認してみてください。ちなみに、私たちリビングインでも忙しいあなたのために代わって内見や部屋確認をしますので、お気軽に相談してください。
4.同じお部屋の内見へ何回も行くのは非常識のまとめ
ここでは、同じ部屋に内見に行くメリットやデメリットを引っ越し失敗談を基に解説しました。同じお部屋を何回も内見するのは決して非常識でありません。担当からすると、面倒ですが、お客様に満足のいく部屋を選んでもらった方が今後の為になるからです。今回説明した、部屋探しで失敗しないための大事なポイントは以下の3点です。
- 時間帯(昼、夜)を変えて内見する
- 曜日(平日、休日)を変えて内見する
- 同じお部屋でのおすすめの内見の回数は、昼と夜の2回
お部屋選びは初期費用やその後の家賃を考え、生活費の中で大きな割合を占めるお買い物です。後悔のないようにこれらの事に気を付けつつ、遠慮なく満足いくまで内見してください。
内覧でいかに真剣に部屋と自分と向き合ったかということが部屋に住み始めてから後悔するかしないかを決定づけます。是非、是非、失敗や後悔の無い部屋探しをしてください。今回ご紹介した内容が貴方の失敗を防ぐ一助となれば幸いです。
あなたの大切な人生と平穏が守られますようにこれからも私たちは4,500件を超える引っ越しの失敗談を基に、住まいのトラブル解消の専門家として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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