内見で確認すべきことを知らず、失敗した女性を例に上げ、現地でチェックした方が良いことを説明していきます
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2019年8月3日内見で知らずに大失敗!内見担当者が教える後悔しないルール3つ
こんにちは、部屋探しの不安ゼロを目指す、株式会社リビングインの防犯設備士兼宅地建物取引士の馬場です。
突然ですが、せっかく現地まで行った内見で何を見ておくべきか、知っていますか?正直、一人暮らしを始めるための部屋探しでは、物件の内見時に何を見るかよく分からないし、寒いし、暑いし、正直面倒くさいと思います。
ただ、内見ではある程度確認すべきことを知らなければ時間をムダにし、部屋探しで失敗してしまいます。沢山の引っ越しの失敗事例を見ると、内見をしなかった、どうしていいか分からなかった等回答しています。
さらに、大手サイトのスーモが2016年末に一人暮らしをはじめた300人に行ったアンケートでも、5人に1人がキッチンの狭さを、そして、3人に1人が隣人や周囲の音に悩まされ、後悔していました。
ここでは、実際に内見で確認すべきことを知らず、失敗した女性を例に上げ、内見で確認した方が良いことを説明していきます。内見担当者である私の見解も踏まえていくので、同じテツを踏まないよう、参考にしてください。他にも、オンライン内見のメリット・デメリットをまとめたものはこちらのページです。
1.内見で失敗!お客さまのトラブル事例
内見では予約から実際に室内を確認するまでの流れがあります。ざっくり以下の通りで詳細は後述します。
- 準備するモノとコト
- 来店から内見まで
- 実際の内見でのポイント
その中で、今回とあるお客さまが失敗したのは”3.実際の内見でのポイント”です。お客さまは転居を考えていた女性ですが、当日の内見でお持ちの家具・家電の設置場所を測るという考え方を知りませんでした。担当も教えてくれなかったようです・・・。
後日、改めて、このことを知ったとのことでしたが、その時には仕事の関係で引っ越しのスケジュールはキツキツです。内見をもう1度している余裕はありません。結局、お客さまは再度の内見はせず、お部屋を契約されました。
引っ越し当日、事前に持っていた家具・家電が室内に入らず、結局大型のモノはすべて買い換えることになりました。引っ越しは初期費用だけでも30万、40万とただでさえコストが大きく、その負担は「莫大なものになり、ストレスが酷かった」と言っていました。
他にも、内見を全くせずにお部屋の申し込みを行った女性の失敗談はこちらのページにまとめました。
1-1.内見で準備するモノとコト
引っ越しで失敗しないために、内見で準備してほしいものは以下の通りです。
- スマホ(メモやペン、方位磁石と兼ねる)
- 認印
- メジャー
もし、当日入居の申し込みをするなら、さらに以下のようなものを準備して下さい。
- 運転免許証(本人確認証明書)
- 健康保険証、もしくは国民健康保険証
- 収入証明書(源泉徴収票や確定申告書)
内見前に準備しておいた方が良い事は、まず、事前に自宅にある大型家具や家電の寸法を測る。そして、入居日を明確にしておくことです。さらに、当日申し込みをするなら、連帯保証人や緊急連絡先を誰にするか、決めておいてください。
1-2.来店から内見まで
来店から内見までに不動産会社に求められるのは以下のようなことです。予算や条件、内見したいお部屋の打ち合わせ。そして、あなたの個人情報を含めたアンケートです。個人的には詳しくはいらないと思いますが、お部屋を追加で紹介するために、情報はあった方がより正確な部屋を提案出来、助かります。
1-3.実際の内見でのポイント
内見で最低限見てほしいポイントは以下の通りです。
- 必要箇所の寸法を測る(家具家電設置場所、カーテンの長さ)
- 周辺地域の利便性と治安
急いでいて、時間が無い方や遠方への引っ越しの場合など、不慣れな土地にお引っ越しをされる方は、最寄り駅周辺や駅からの道のりの確認を特に忘れないようにしてください。例えば、駅の周りにスーパーがあるのか?そして、建物までの道のりに街灯はあるのか等も歩きながら確認してください。
2.プロがお客さまの失敗を徹底分析
今回のお客さまの失敗は、既存のお部屋の家具・家電を新しいお部屋に移し替える意識が足りなかったことです。その為、家具等の設置場所の寸法を測るという考えに至りませんでした。こちらのお客さまに限ったお話ではありませんが、ほとんどのお客さまが「内見するお部屋に家具・家電を移し替えるとしたらどうなるだろう?」と考えず、お部屋やマンションの外観がキレイで気分がアガることに目をとらわれがちです。
その為、この記事を読み、家具・家電や設置場所の寸法を測るべき大切さを分かったと思います。あとは忘れずに現地で実践するだけなので「家具・家電を過不足なく、設置する」という意識と、「このあたりに置こうかな」と想像力を働かせ、内見に行って見て下さい。
3.引っ越しで失敗を防ぐための対策
引っ越しの失敗を防ぐためには想像力をちょっと働かせることが本当に大切です。たとえば、内見で「ここにソファーをおこう。ここはベッド」というように実際にそこに住むかのように想像して、現地を確認してください。 ただ、そう言われても内見の場で想像力を働かせるのは難しいですよね。そこで、ご自宅にある大型家具・家電をスマホのカメラで撮影し、寸法を測って、内見をしてみて下さい。もしくは、内見のチェックリストを用意してもいいと思います。
このやり方だと、何もない時より時間は掛かります。それでも、1つずつ新しいお部屋に既存の家具・家電を設置できるかチェックしていく方が失敗を防ぐことが出来ます。正直、チェックには小一時間かかるかもしれません。しかし、ここでは妥協せず徹底的に調べることが大切です。
4.引っ越しで後悔しない、内見時のルールまとめ
ここでは、引っ越し後に後悔しないルールとして、家具や家電が室内に入るのか、どうか?そして、キチンと配置できるかを内見時に意識してほしい事を説明しました。解体出来ないソファーやベッドは本当に入れるのが難しい時があります。
特に、築年が古いマンションや廊下が長い部屋等の時は横幅、高さはキチンと計っておいた方が良いと思います。以下、お客さまの失敗から学んだ、今回のポイントです。
- 失敗:家具が室内に入らない
- 分析:お部屋の家具を移し替える意識不足
- 防止策:家具家電をスマホのカメラで撮影し、寸法を測り、移し替える意識持って内見をする
同行する担当も家具や家電が入るか入らないのかをアドバイスする事は出来ると思いますが、そのサイズまではみんな分かりません。その為、なるべく内見前に持って行く家具については測って置く方が良いと思います。
オンライン内見のみでお部屋を決めた場合、入居後のトラブルは告知義務違反に当たるのか?こちらのページにまとめました。
内覧でいかに真剣に部屋と自分と向き合ったかということが部屋に住み始めてから後悔するかしないかを決定づけます。是非、是非、失敗や後悔の無い部屋探しをしてください。今回ご紹介した内容が貴方の失敗を防ぐ一助となれば幸いです。
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馬場 紘司 株式会社リビングイン 共同代表
早稲田大学卒業後、部品商社を経て、2011年より東京の西、立川や吉祥寺エリアを中心に建物の工事・改修を行う。2013年より、同代表の相樂と共に不動産の売買・賃貸仲介を始め、現在に至る。2019年は茨城県の戸建てや板橋区の共同住宅などを仲介。同時に、東京渋谷区の民泊や麻布十番のシェアオフィス向けリノベーションやコンバージョン工事を行う。最近は、台風15号や19号に伴う火災保険の申請サポートやその後の改修工事を積極的に行う。
保有資格:宅地建物取引士、FP二級、防犯設備士、住宅ローンアドバイザー他
国立大学卒業後、外資系証券と日系総合不動産会社を経て、独立。2013年より、個人顧客との折衝を中心に賃貸・売買仲介やその管理を開始。
自身も8回の引っ越しを経験し、部屋探しの難しさを痛感。現在は、『取引の安心を失敗で』をモットーに、日々不動産取引のデータ分析を基にサービスを行っている。サービス開始以来、これまで300室の部屋探しをサポート。
保有資格:不動産鑑定士補、宅地建物取引士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士
相樂 喜一郎
株式会社リビングイン 代表取締役
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