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こんにちは、不動産取引の不安ゼロを目指す(株)リビングインで、どうしても一言多くなってしまう宅地建物取引士兼ファイナンシャルプランナーの馬場です。
自分が居ないのに余計な費用を払うことが無い様、マンション退去日に忘れてはならないのが電気・ガス・水道の利用停止手続きです。忘れてて、後から請求が来ても3,000円程度なので大勢に影響はないですが、なんか悔しいのでキチンと記事にまとめておきます。
引っ越し当日は不動産会社との退去立ち合いや引っ越し業者さんの対応などでバタバタすることが多いので、事前に押さえておきたいポイントをまとめました。
この記事を見て、手続きを事前に進めることで追加で費用を払うことなく、引っ越しと同時に全ての解約手続きが終わり、スムーズに移動が出来ます。
1.利用停止手続きの概要
それまで住んできたマンションを退去する際、忘れてはならないのが、電気・ガス・水道の利用停止手続きです。というのも、利用停止手続きを忘れると必要以上に料金を支払わなくてならない、大家さんなどに後々余計な負担をかけてしまう、といったことも起こりえます。遠方に引っ越しを行い場合にはなおさら、退去前に解約の手続きは必ず行っておきましょう。利用停止手続きの申込み先は、通常、以下の3社です。
・電気の場合は、電力会社
・ガスの場合は、ガス会社
・水道の場合は、水道局
これらの解約申込みの手段は以下のような方法がありますが、個人的には待ちますが、まだまだ電話で申込むのが、一番スムーズだと思います。
・電話
・郵送
・FAX
・インターネット
申込みの際には、以下の情報が必要になりますのでお手元に用意して、連絡をして下さい。
- 名前
- 現住所
- 新住所
- お客様番号
- 契約種別・サービス種別
- 利用停止日
*お客様番号は検針票や領収証、メーターに貼ってあるシールなどに記載されています。
利用停止手続きの申込みは、事前に出来るので退去の2週間前までに忘れずに行っておくのが理想です。どんなに遅くても1週間前までには行っておきましょう。特に、2月から4月の引越しシーズンでは電話がつながりにくい、立会いのスケージュールを合わせにくい、といったこともあるので注意してください。なお、退去時の料金の計算は、一般的に日割りで行われます。以下、各サービス別に解約方法を説明していきます。
2.電気の利用停止手続きのポイント
電力会社に電気の利用停止の申込みをすると、利用停止日に係の方が来て、メーターチェックなどを行います。電気の場合、立会う必要のないケースがほとんどです。利用停止のタイミングは引越し作業の際に、以下、必要となるため、引越日以降にした方がよいでしょう。翌日にしておいてください。中途半端に解約しても当日分の基本使用料は取られてしまうため。
・明かり
・コンセント電源(掃除機を使用するなど)
一点、退去の際には玄関付近にあるブレーカー(アンペアブレーカー、漏電遮断器、配線用遮断器)のスイッチを切るようにしてください。
3.ガスの利用停止手続きのポイント
ガス会社にガスの利用停止の申込みをすると、利用停止日に係の方が来て、メーターチェックなどを行います。ガスの場合、閉栓作業の関係で10分から20分程度の立会いが必要となるケースがあります。引っ越し当日にできる様、前もってスケジュールに組み込んでおきましょう。
もし、何らかの事情により立会えない場合、ご家族や大家さんなどに代理で立会ってもらうことも可能です。利用停止のタイミングは特に引越し日に合わせる必要はありません。引越し日に料理や入浴などをしないのであれば、引越し日以前に利用停止しても問題ないです。
4.水道の利用停止手続きのポイント
水道局に水道の利用停止を申し込むと、利用停止日に係の方が来て、メーターチェックなどを行います。こちらは電気の場合と同様で立会う必要のないケースがほとんどです。利用停止のタイミングは引越し作業の際に、以下のように水は必要になるため、引越し日以降にした方がよいでしょう。
・手洗い
・雑巾による拭き掃除
・水分の補給
なお、退去の際、元栓の閉栓を依頼されることがあります。作業自体は難しくなく、水道局の方の指示に従っていれば問題ありません。他にも、水抜き作業(凍結による水道管の損傷を防ぐために水道管の排水を行うこと)を依頼されることもあります。水抜き作業を怠ったことで水道管が破裂するなどの問題が起きた場合、弁償費用を請求されることもありますので注意してください。
5.マンション退去時の電気・ガス・水道の利用停止手続きとその注意点
今回は基本的な事ですが、忘れてしまうと使っていないのに請求をされてしまう電気・ガス・水道のマンション退去時の解約方法について説明しました。どれも電話で連絡し、係りの方が来て、自動で解約してくれる事が多いですが、引っ越し直前は何かと忙しいので、いつ停止してほしいかはキチンと伝えておいた方が良いと思います。以下、今回のポイントです。
・電気・ガス・水道の利用停止手続き
-2週間前までに行うのが理想
-電話、郵送、FAX、インターネットなどから行う
-名前、現住所、新住所、お客様番号、契約種別、利用停止日などの情報が必要
・電気と水道は立会う必要のないケースがほとんど、ガスは立会う必要があるケースが多い
・引越し作業の際、明かりやコンセント電源が必要となるため、電気の利用停止日は、引越し日以降がオススメ
・引越し作業の際、手洗いや雑巾掃除などで水が必要となるため、水道の利用停止日は、引越し日以降がオススメ
6.無料で今すぐダウンロードできる引っ越しの手順チェックリスト
今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。ご紹介した内容が将来の失敗やトラブルを防ぐ一助となったら、嬉しいです。年末に引っ越し前後の手続きを他社のチェックシートを含め、オンライン内見でも担当者に確認してほしいポイントを共有できるチェックシートをリニューアルしました。
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今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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