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駅近物件にワナ?住んでから、後悔しない一人暮らしの部屋探しの方法は?

駅近のお部屋はとても便利で比較的安全なので人気があります。しかし、駅近物件であれば、何でもいいか?というとそうではありません。

引っ越しの失敗例を見ていると、住んでからこんなはずじゃなかった! という多いパターンの一つが下見の時との雰囲気の違いです。具体的には、治安や騒音が問題になります。

こうしたことを防ぐには、本当は『内覧・下見を昼間と夜間の2回行う』のが本当はベストです。一回は部屋の中をもう一回は周辺環境などを確認できると引っ越し後の後悔が格段に減ると思います。

例えば、首都高速の目の前にあるお洒落なマンションを幹線道路沿いで安全だと思って、実際に住んでみたら、毎晩レースが行われ、車の音で眠れず、調子が悪くなったという失敗談がありました。

1.不動産会社の「駅近ですよ」に潜む危険

駅近のお部屋は一人暮らしの女性にとって安全性や利便性の高さから、実際に私たちもお客様にオススメすることも多いです。そして、ほとんどの不動産会社が駅近はアピールポイントとしています。

しかし、駅近だからと何も考えずに契約してしまうと、住んでから困ることもあります。その為、条件や予算にあう駅近のお部屋が見つかっても、冷静に判断してください。

2.駅近のお部屋はまず治安をチェック

駅近であるということは、一般的に繁華街や商店街などにも近いです。繁華街によっては治安がよくないところもありますし、女性が一人で歩いて気分のいいところでないこともあります。

もし仕事の帰りに毎日そうした場所を毎晩通らなければならなくなった場合、かなりのストレスになると思います。オフのちょっとした用事にも着る洋服など、気を使わなければ、いけません。

実際、いくつかの都心の駅、例えば、恵比寿駅などでは人気エリアにもかかわらず、最近エスカレーターや恵比寿様像付近でナンパが多いとして、住むのは嫌がられる場所もあります。

人通りや人の目がある、という意味での安心感はあります・・・が、別のストレスがあることも頭に入れておきましょう。結果的に、駅の大きさやその繁華性を踏まえ、駅近のマンションを選ぶのが効率化だと私たちは思っています。

3.駅近の部屋は騒音もチェック

駅に近い、繁華街に近い、ということは騒音も大きい可能性があります。特に平日の昼間は仕事でいないので気にならなくても、週末の夜だとマンションのお部屋まで響いて、ゆっくり眠れないこともあるかもしれません。

また、写真のように地上線が近い場合は、電車の走行音に加えて、振動することもあり、ストレスで肌荒れや不眠症になったケースもあるので音や振動に敏感な方は気をつけた方がいいと思います。

4.下見・内見を昼間と夜間の2回行う

引っ越し後にこんなはずじゃなかった・・・を防ぐには、しっかりと下見・内見を行うことです。特に、駅や繁華街が近いお部屋は昼間と夜間の雰囲気がガラリと変わることもあります。そして、下見の際はお部屋の中だけでなく、駅からの道のりを実際に歩いてみることが大切です。

昼間は普通の住宅街なのに、夜間はソシアルビルの周りにガラの悪そうな人が歩いている・・・、ファミリーレストランの駐車場がバイク集団の溜まり場になっている・・・といったことがあるかもしれません。

不動産会社によっては、夜間の下見を受け付けているところもあるので、お部屋を決める前に相談してみてください。

5.駅近物件の内覧の落とし穴まとめ

下見は2回がベストとはいえ、忙しい、遠方からの引越しでどうしても内見は難しいという方もいるのではないでしょうか?わざわざ家賃の3~4ヶ月をムダに支払い、後悔する部屋選びをしてしまう前に内覧代行などのサービスを検討してみて下さい。

最近では、テレビ電話や録画、写真撮影などによるオンラインやオンタイムでの下見の代行サービスを行なっている不動産会社も出てきています。事前に、今回のような夜間の状況等、こういうところを特にチェックしてほしいと伝えておけば、応えてくれるところもあるのでぜひ伝えましょう。

あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。

今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。

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相樂 喜一郎

この記事を書いた人

相樂 喜一郎

事例を基にトラブルの少ない取引を目指し、2011年以降130件以上の不動産取引を経験。現在はこれまでの経験を活かし、地域の金融機関と一緒に相続に伴う実家の再生や売却、住み替えに注力。不動産鑑定士補、宅地建物取引士、相続アドバイザー、住宅診断士。 >>その他詳しい実績はこちら

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