D.不動産用語

内見(内覧)とは、お部屋の設備や広さ、周辺環境を実際に確認することです。

実際に現地に行く内見では、お部屋だけでなく、建物や周辺環境、最寄り駅等を確認することが出来、人通りや車の通行量も知ることが出来ます。その他、部屋の臭いや音、振動なども体感するため、お部屋を選ぶときの最も大切な手順になると思います。インターネットにある情報や不動産屋から渡される資料の確認だけでなく、それだけでは分からない細かいところまでチェックすることができます。

メジャーなど内見に必要なものを持っていく事で、正確な方位、部屋の大きさ、傾斜なども分かります。その為、引っ越し後に「こんなはずではなかった…」とならないよう、契約前に絶対に内見(内覧)をすることを個人的に、お勧めしています。

1.部屋探しから内見、申込までの簡単な流れ

まず、エリアや引っ越しの目的を決め、スマホやPC等オンラインでお部屋を選び、不動産屋さんに物件の有無だけでなく、事前の確認点を聞く。

その後、条件に合うようならば、下見や代行にお願いし、最終的に自分でも内見してみる。ここまでやると完璧です。

個人的には、時間やお金の節約だけでなく、無用なストレスを抱えないためにも、この流れが非常に大切だと思います。

2.内見や内覧時にチェックしてほしいポイント

2-1.日当たり

明るさや暖かさ、日光を遮るものがないかどうかをチェックしましょう。特に、洗濯物を外で干したい方は要チェックです。

2-2.クロスや床材などの傷や汚れ

壁や床、設備などに傷や汚れがないか確認しましょう。もし気になるところがあった場合、大家さんに伝えておけば、入居までに、修理や清掃をしてくれることがあります。

2-3.各部分の寸法

引越し時に、「入り口が狭くて搬入できなかった」「家具が収まりきらなかった」といったことがないよう、メジャーなどで、お部屋の中を細かく採寸しましょう。新しいお部屋に持っていきたい家具の寸法をメモしたものがあると作業がしやすいです。

2-4.コンセントの位置や数

「家電を置きたいところの近くにコンセントがなかった」「パソコンを置きたいところの近くに情報コンセントがなかった」といったことがないよう、コンセントのチェックしましょう。ペンと図面があると作業がしやすいです。利便性や清潔感が重要なキッチンや洗面所を念入りにチェックしたいですね。

2-5.部屋内の電波状況

スマホやケータイの電波は、マンションの構造や基地局からの距離などから影響を受けます。 マンション敷地内やお部屋の中の複数のポイントで、電波状況をチェックしましょう。

2-6.周辺の騒音

周辺の道路の交通量は多いか、お隣のお部屋から生活音は聞こえてこないかなど、騒音がないかどうかをチェックしましょう。どうしても住みたいお部屋に騒音がある場合は、二重サッシにできないか相談してみてください。

2-7.エレベーターやお部屋の匂い

お部屋にタバコの匂いはないか、近所の飲食店から食べ物の匂いが漂ってこないかなど、気になる匂いがないかどうかをチェックしましょう。

2-8.周辺及び建物内の治安や民度

防犯のために、街灯があるか、人通りはあるか、いざというときに駆け込めるお店はあるかなどをチェックしましょう。帰宅が遅くなる方の場合であれば、朝と夜の2回チェックすることをオススメします。

2-9.駅からの距離やその道のり

パンフレットなどに書かれている「徒歩〇分」は、単純に80mあたりを1分で換算したもので、信号で停止することや歩道橋を渡ることなどは考慮されていません。実際の所要時間を把握するため、実際に駅からマンションまで歩いてみることをオススメします。

ぜひ申込や契約の前に、実際に現地を内見し確認し、引っ越し後の生活をイメージするようにして下さい。なお、

担当 相楽

あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。

今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。

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相樂 喜一郎

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相樂 喜一郎

事例を基にトラブルの少ない取引を目指し、2011年以降130件以上の不動産取引を経験。現在はこれまでの経験を活かし、地域の金融機関と一緒に相続に伴う実家の再生や売却、住み替えに注力。不動産鑑定士補、宅地建物取引士、相続アドバイザー、住宅診断士。 >>その他詳しい実績はこちら

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