サンルームとは、屋根や壁、戸などの一部または全部をガラス張りにして、日光をよく採り入れられるようにした、スペースのことをいいます。
リビングなど人が集まるようなお部屋に付け足すような形で設置されることが多いです。 間取り図では、『SR』と表記されています。
サンルームにはいくつものメリットがあります。
メリット1:開放感がある
室内に居ながらにして、外にいるような感覚を味わうことができます。たとえば、昼は日向ぼっこをしながら読書をする、夜は寝そべりながら星空を眺める、といった楽しみ方があります。
メリット2:洗濯物を干すことができる
天候を気にせず洗濯物を干すことができます。窓を開ければ、雨、風、砂埃、虫などを影響を避けつつも、外干しと同じような効果が得られます。花粉症の方にも嬉しいですね。
メリット3:断熱性が高まる
『二重サッシ』と同じような原理で、サンルームがクッションになることで、サンルームとつながるお部屋の断熱性が高まります。
人が集まって長時間過ごすようなお部屋であれば、家全体の冷暖房費が大幅に抑えられることになります。
メリット4:植物を育てられる
床を、コンクリートやタイル張りなど、水が使えるような素材にすれば、植物を育てる温室として使えます。
一方で、サンルームにはデメリットもあります。
デメリット1:掃除が大変
ガラス張りのため、外側につく汚れが目立ちやすく、頻繁に掃除をする必要があります。ただ、最近では、汚れが付きにくい素材で作られたサンルームが増えてきているようです。
デメリット2:プライバシーを守りにくい
ガラス張りのため、そのままだと外から様子が丸見えになります。プライバシーを気にされる場合、柵を立てる、カーテンを付ける、などの対策が必要です。
デメリット3:夏は暑く、冬は寒い
ガラス張りのため、外界の影響を受けやすく、夏は暑く、冬は寒くなります。 場合により、カーテンを付ける、冷暖房器具を使用する、などの対策が必要になることもあります。
サンルームは、もともと一戸建てによく見られるものでしたが、近年では、賃貸マンションにも見られるようになってきました。メリットもデメリットもありますが、自然やアウトドアが好きな方であれば、サンルーム付きのマンションを検討してみてもよいでしょう。
担当 相楽
▶関連用語:SR、二重サッシ
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