1.家賃補助制度とは?
地方自治体が、所得や家族構成など、一定の基準を満たす住人に対して、家賃などの一部を負担してくれる制度のことです。
家賃補助制度は、主に
・地域の活性化
・人口の増加
・夜間人口の増加
・空き家の有効利用
などを目的として実施されています。実施の有無、対象、内容、基準、金額、期間などは、各自治体により様々です。「家賃補助制度」という名称でありながら、家賃だけでなく、敷金や礼金、引越し費用などの一部を負担してくれる制度もあります。
2.住まいを選ぶ際には
駅までの距離や間取りなど、様々な選ぶポイントがありますが、出費をなるべく抑えたい場合は、家賃補助制度についても、考慮するようにしてもよいでしょう。
・新婚世帯向け
・父子家庭や母子家庭などひとり親向け
・子どもが成長し広いお部屋に引越す必要のある世帯向け
・住まいを失う恐れのある離職者向け
・Uターン/Iターンをする方向け
・障害者向け
・高齢者向け
など、様々な方向けの家賃補助制度がありますので、自分に合う制度が見つかると思います。たとえば、「子育て」「Uターン」「高齢者」など、自分に近いキーワードで検索してみてください。
3.家賃補助制度の注意点は?
一般的に、以下のような注意点があります。
・自分から申込みをしないと利用できない
・引越し前に申込みをしていないと利用できない
・先着順
・制度がなくなる
といったことがあります。
なお、この地方自治体が実施している家賃補助制度以外に、企業が福利厚生の一環として実施している家賃補助制度(一般的に『住宅手当』と呼ばれる)もあります。出費をなるべく抑えたい場合は、地方自治体と勤めている企業の家賃補助制度、どちらもチェックしておくとよいでしょう。
先日、空き家トラブルに困っているオーナーさんや賃借人の方を踏まえ、現状や対策についてインタビューを行いました。空き家に困っている方向けですが、困りそうな方も是非見てみて下さい。
担当 馬場
▶関連用語:家賃、敷金、礼金、住宅手当