引っ越しの失敗や不安、その原因を聞き、スマートな部屋探しを考える、今回の失敗例分析インタビューは現在、小売業で販売業務をしている女性にお話を伺いました。
2013年7月、会社員をしていた20代の時に、6回目の引っ越しで1LDK(一人暮らし、二人暮らし、又は家族)のお部屋に引っ越した時のお話です。
【今回のポイント】
エレベーターのない物件に関してです。建築基準法では「高さ31メートルをこえる建築物には、非常用の昇降機(エレベーター)を設けなければならない」と規定されています。高さ31メートルというと7階~10階建てマンションに該当します。
今回の方は5階建ての団地とのことで、エレベーターがない物件でした。エレベーターのない物件の高層階は比較的家賃が安く設定されているというメリットがあります。
しかし、若いときは階段の昇り降りは問題ないでしょうが、将来のライフスタイルまで見据えた選択をしたほうがいいでしょう。
1.引っ越しを決めた理由や理想のライフスタイルは何でしたか?
転勤族だったので子供の時から何度も引っ越しは経験していましたが、この時は初めて実家から出て婚約者と一緒に同居するための引っ越しでした。
彼は朝早い仕事をしていて、私はお昼頃に出勤し、終電頃に帰宅する仕事をしていた為、お互い会う時間がほとんどなかったので、一緒に暮らすことでどんな形でも毎日顔を合わせたいと思っていました。
また結婚も考えていたので、一緒に買い出しに行って料理を作ったり、主婦の勉強がしたいと思っていました。
2.引っ越し前の不安について
2-1.不安はありましたか?
予算の中で2人の理想に合う部屋が見つかるのか不安でした。
2-2.その不安は引っ越しまでに解消しましたか?
彼の代わりに私の母親に相談し、部屋探しをしました。
3.引っ越し時の失敗について
3-1.失敗や後悔はありましたか?
2人で部屋探しをしたかったのですが、そもそも会える時間がほとんどなかった為、私の母親に相談して母親が見つけてくれた物件を母親と一緒に見に行きました。母親のススメもあり、すぐに決めることが出来たのですが、彼と物件選びを楽しむことが出来なかったのが心残りです。
団地の最上階の5階のお部屋だったのですが、当時はまだ20代だったので2人ともエレベーターなしの5階を苦に思いませんでした。しかし、住み始めてから重たい荷物を買った時に、ものすごく大変な思いをしました。
また、5階まで階段を上がりたくないという理由で親や友達がほとんど遊びに来てくれませんでした。
入居中に結婚し子供を授かったのですが、妊婦になるとさらに階段が大変となり、結局出産前に別の物件に引っ越しました。
3-2.失敗を防ぐための対策はしましたか?
階段で苦なく上がり下りできるのは、せいぜい3階までだと思うので4階以上の物件を選ぶ場合はエレベーターは必要だと思います。
3-3.今は、その失敗は解消しましたか?
エレベーターのあるマンションに引っ越しました。
4.引っ越し後にトラブルなどありましたか?
水道管が壊れて水漏れしました。
5.引っ越しする人へアドバイスや良かったことを教えて下さい
デザイナーズマンションのようにお洒落な物件に憧れたとしても、実際に暮らしてみて必要だと思うのは、収納の多さだったり、窓の開閉のしやすさ、掃除のしやすさだったりするので、そこもよく考えてから物件を決めるのが良いと思います。
良かったことは、生活の時間帯がほとんど違う彼と毎日会えるようになり、結婚が具体化されたこと。毎日の食事作りや家計管理が始まり、主婦の練習的な事が出来るようになり、親へのありがたみを感じるようになったこと。
悪かったことは、自分が動かないと食べるものがない現実を知り、結構外食が増えたこと。
6.引っ越しインタビュー後の考察
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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