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マンションの隣人からの嫌がらせ対策と注意点、無料の相談先まとめ

こんにちは、不動産で明るい毎日を目指す六本木の不動産屋、(株)リビングインで建物の管理と数字周りを見ているファイナンシャルプランナー兼宅地建物取引士の馬場です。

マンションのような集合住宅ではどのような人が住んでいるか?

地域やマンションのグレードである程度分かりますが、最終的には住んでみないと本当に分かりません。そのため、精神病を患っている隣人とトラブルになり、嫌がらせを受けるといった事例は数多く管理物件の中にもありました。中には、長期に及ぶトラブルで、刑事事件に発展したケースも2件ありました。

例えば、2018年に起きた神戸市に住む男性と同じマンションに住む精神的に不安定な隣人が起こしたトラブルをニュースが取り上げたのは記憶に新しいと思います。このニュースは6年間もの間、悪質な張り紙や顔を合わせるたびに罵声を浴びせられるといった嫌がらせを受け、刑事事件へと発展したものでした。

しかし、このように刑事事件にまで発展するトラブルはほんの一部に過ぎません。

嫌がらせを受けている方の多くは「自分が我慢するしかない」、「今以上に悪質な嫌がらせや仕返しをされるかもしれない」と不安や恐怖に怯えて耐えている方が大半です。実際、弊社のお客様の中にも、長期間我慢した結果耐えきれなくなり引越しの相談に来たという方は少なくありません。

私たちの経験上、執拗に嫌がらせを行ってくる方は精神面が不安定な方や一般常識が通用しない方が多いケースがほとんどです。そのため、個人で解決するのは難しく、対処法を間違えると命に関わる大きな事件へ発展する可能性があり得ます。

この記事では、精神面が不安定な隣人から「嫌がらせを受ける主な理由」や「解決する4つの対策、相談先」について詳しく解説していきます。最後まで読み、今後の参考にしてみてください。

1.精神的に不安定な隣人の嫌がらせで悩まされている人は多い

沢山の人が一緒に住むマンション内には、精神的に不安定な隣人による嫌がらせを受けている人は意外に多いです。管理物件に限らず、サイトからの問い合わせを頻繁に受けます。騒音や挨拶を返さなかったなど、理由が思い当たるケースもありますが、全く理由が分からないと言うケースも珍しくありません。

先日、実際に受けた相談では、弊社のお客様の中にも、日中窓を開けているだけで罵倒され玄関やベランダに出ると隣人が出てきて「お前の家族は頭がおかしい」、「気持ち悪いから出てくるな」など心ない言葉を毎日のように浴びせられた方がいました。

この方の場合は、何度も第三者を交えて話し合いの場を持ちました。しかし、明確な理由を知ることができず、悪質な嫌がらせは長期間に渡りました。結果的に、被害者である弊社のお客様が身の危険を感じたため、分譲マンションを売却することで解決しました。しかし、やりきれない思いを感じていたと思います。

通常のトラブルの多くは一度の話し合いや注意で解決できるケースがほとんどです。一方で、暴言や罵倒を頻繁にしてくる方は精神的に不安定なケースが多く、指摘されたことを改善しても執拗に嫌がらせを繰り返してきます。このため、一向に改善の傾向が見えず、事態が深刻化していくケースが多いです。

>>一人暮らし向けのお部屋を探している女性から質問された『隣人トラブルを効果的に避ける方法』についてはこちらのページにまとめておきました。実際にあった内容を基に、参考になるようにまとめているので、これから引っ越しを考えている方に役立つと思います。

>>実際にマンションのトラブルを経験した3名の方にインタビューし、具体的な解決策を議論したページはこちらです。

2.精神が不安定な隣人から受ける嫌がらせの主な原因は?

精神が不安定な隣人から受ける嫌がらせの主な原因は以下の5点です。実際に私たちが解決してきた事例を基に分析した結果です。

  • 些細なことが気に食わない
  • 何らかの出来事をきっかけに感情を抑えられなくなった
  • 幸せそうに生活を送る姿に嫉妬している
  • ただ他人に八つ当たりをしたい
  • 一般的な価値観や常識がない

ここからそれぞれ詳しく解説していきます。

念のため、同じマンション内で最近よく起き、相談が来るものとして、隣人の孤独死について、その対処方法をまとめました。特定の保険が使えるようですが、実際どうなのか?管理会社に損害賠償請求などは出来るのか?事故物件としての告知義務について、こちらのページにまとめました。また、部屋探しをする時に、敷金、礼金、手数料などの初期費用を下げたいと思い、スマホで検索する時、初めからその条件を入れてしまうと、どれくらい募集事例が減ってしまうか知ってますか?店舗で相談する時もどの条件から初めにお願いするか、考えないと引っ越し貧乏になりかねません。

2-1.些細なことが気に食わない

精神的に不安定な方や頭おかしいのでないかと思われる隣人は、些細なことでも気になってしまう方が多いです。具体的には、ちょっとした笑い声や話し声、布団を叩く音がうるさいなど、一般的な生活音の範囲でも許せないと感じ場合があります。

さらに、一度でも相手の行為を不快に感じると、どのような些細なことでも言いがかりを付けて嫌がらせを行うケースが多いです。少しの物音でも言い掛かりをつけてくるため、何かしらの対策を講じなければ、解決することはできません。

2-2.何らかの出来事をきっかけに感情を抑えられなくなった

あなた自身は覚えていないような些細なことかも知れませんが、過去に起こったなんらかの出来事が引き金になっている場合も考えられます。例えば、テレビの音量や子供の走る音など生活音以上の音を立てたケースやベランダで喫煙していたケースなどです。

あなたにとっては許容範囲と感じていることでも、相手にとっては不快に感じることがあります。おそらく気付かないうちに相手が不快に思い、必要以上の嫌がらせを受けているのかもしれません。

2-3.幸せそうに生活を送る姿に嫉妬している

精神的に不安定な方は、自身の家庭やプライベートに問題を抱えているケースが多いです。例えば、夫婦間に問題があったり、子供関連で悩みを抱えているケースです。自身の家庭が上手くいっていない事で、他人の家庭を羨ましく感じ「どうして自分は上手くいかないのに、あの人は幸せそうなの?」と妬ましく感じることは珍しくありません。嫉妬心を抱いた事で感情が抑えられなくなり、嫌がらせを行なっているケースは多いです。

2-4.ただ他人に八つ当たりをしたい

精神的に不安定な方や不可解な行動を取る方は、仕事やプライベートがうまくいかず強いストレスを感じているケースがあります。つまり、溜まったストレスをうまく消化することができず「誰かに八つ当たり」をして発散しているのです。

そのため、何らかの出来事をきっかけに、隣人であるあなたを標的にしてしまった可能性があります。

2-5.一般的な価値観や常識がない

通常では理解できない行為を平然と行う方は、自己中心的で一般的な価値観や常識を持ち合わせていない可能性が高いです。例えば、日中に掃除機をかける音がうるさいと文句を言ってくる方は、一般的なマナーを把握していないうえに自分のことしか考えていないため、説明しても通じないことが多いです。

そのため、いくらあなたがマナーやモラルがある行動をしていても、クレームや嫌がらせが絶えない状況に陥る可能性もあります。

>>色々な人が住むマンションは隣人トラブルになりやすく、騒音だけでなく、ゴミやタバコ、そして、駐車場での事件などもあります。トラブルに遭って、大きな揉め事にしないための対処方法などはこちらのページにまとめておきました。

3.精神的に不安定な隣人からの嫌がらせを解決する4つの対策

精神的に不安定な隣人からの嫌がらせを解決するには、以下の4つを行うことで効果を期待できます。どれも実際に私たちが解決したトラブルで効果のあった方法です。

  • 監視カメラや録音機などで証拠を押さえておく
  • 警察に相談する
  • 管理会社や行政に相談する
  • 引越しを検討する

ここから、それぞれ詳しく解説していきます。

3-1.監視カメラや録音機などで証拠を押さえておく

警察や行政に相談する際や裁判に発展した場合に備えて、証拠を集めておくことは非常に有効的です。各機関に証拠を提出することで、あなたに有利に働かせることができます。

例えば、警察に相談する際に証拠を提出することで、事件性や違法行為があれば相手方に刑事処置を行なってくれます。事前に証拠を用意しておくことで、各機関への相談がスムーズに進み早期解決へ導くことが可能です。

証拠を抑える方法としては、監視カメラやスマホの録画機能を活用することをおすすめします。インターネットなどに簡易的な監視カメラが1万円前後で販売されているため、大掛かりな工事をせずとも、あなた自身で設置することが可能です。

3-2.警察に相談する

あなたや家族だけが嫌がらせを受けている場合や命に関わる緊急性の高い嫌がらせを受けている場合は、早急に警察に相談することをおすすめします。嫌がらせが傷害罪や器物破損罪、脅迫罪にあたる場合は、刑事事件として逮捕してもらうことが可能です。

その際に、前述した証拠を用意しておくと速やかに動いて貰えます。どのような被害を被っているのかを警察へ明確に伝えることが重要です。

3-2-1.警察に相談するメリット

警察は、事件性が高いと判断される場合に動いてくれます。例えば、暴力行為や破壊行為、命を脅かす発言をされた時などです。このような場合は、傷害罪や器物破損罪、脅迫罪などが適用されます。

さらに、隣人が医師から精神疾患があると診断が下っている場合は、警察が介入することで措置入院の判断を下してもらえるケースもあります。

ちなみに、措置入院とは「精神疾患が理由で自身や周りに危害を及ぼす可能性がある場合、警察が保健所に通報することで強制的に入院させることのできる」制度です。つまり、あなたの証言や証拠、隣人の挙動を基に警察官が判断することで、法的に医師の治療を受けさせることができる可能性があります。

ただし、措置入院をさせるためには、隣人家族の同意が必要なことも覚えておいてください。法律上、措置入院の場合は、警察官や行政が勝手に入院されることはできないと定められているためです。

3-2-2.警察に相談するデメリット

警察は原則民事不介入と言うルールが設けられているため、全てのトラブルに介入出来るわけではありません。事件性が無いと判断された場合、相談による助言や周辺のパトロールの実施のみで帰されるケースも珍しくありません。

一度でも「周りに危害を及ぼす恐れ無し」と判断されてしまうと、今後警察に動いてもらうことが難しくなります。後は管理会社やオーナー任せな所が多分にあります。以前、孤独死が見つかった時も検死の為に遺体を運び終わった後は特に何もしてくれませんでした。

さらに、事件性があるケースでも、相手が医師から正式に精神疾患と診断されている場合は、「責任能力がない」と判断されすぐに釈放されるケースも多いです。

3-3.管理会社や行政に相談する

管理会社や行政に相談することで隣人に直接注意や適切なアドバイス、あなたの変わりに窓口となって何かしらの対処を施してくれます。定期的に建物内の見回りや隣人のメンタルサポートなどを行なってくれることもあるため、安全な解決への糸口を見出すことを期待できます。

警察へ相談して大ごとにしたくない方や適切な助言を求めている方は、まずは管理会社や行政に相談するのがおすすめです。

>>分譲マンションで管理会社がトラブルの対応をしてくれない時、無料で相談できる先とその注意点3つはこちらのページです。

3-3-1.管理会社に相談するメリット

管理会社に相談するメリットは、前述した通り「直接管理会社が相手方に注意や窓口になって対応してくれる」ことが挙げられます。

自身で注意する必要がなく、名前を伏せて相手方に伝えてくれるため、相談したことによる逆恨みを心配する必要がありません。

ただし、あなたやあなたの家族だけが集中して嫌がらせを受けている場合は注意が必要です。管理会社が注意することで、すぐに告発者があなただとバレてしまい、嫌がらせがエスカレートする恐れがあります。

そのため、告発者であることを知られたくないのであれば「他の隣人にも嫌がらせをしているのか」明確な情報収集をした後に相談するようにしてください。

3-3-2.管理会社に相談するデメリット

管理会社によっては「隣人トラブルに一切介入しない」と規約に明記しているケースも少なくありません。実際に、弊社のお客様の中にも管理会社に窓口になる事を断られ、自身で解決するか警察や行政に相談するように促された方がいます。

そのため、事前にマンションの規約を確認してから管理会社への相談を検討してください。

3-3-3.行政に相談するメリット

精神的に不安定な隣人によるトラブルは増加しているため、行政はこういったトラブルに対する相談経験が豊富です。そのため、経験や知識を活かしてあなたの状況に適したアドバイスを行なってくれます。

さらに、あなたやあなたの家族の命の危険性が高いと判断された場合、行政から警察や保健所などの専門の機関へ依頼をしてくれる場合もあります。これにより、行政と警察が連携を取って対応してくれるため、早期解決が可能です。

3-3-4.行政に相談するデメリット

警察と同様に、行政の対処や行動範囲は本当に限られています。そのため、話し合いの仲裁をしたり、相手方に直接注意するなどの対応は望めません。

あくまでも、相談に乗りアドバイスを行うまでが行政の役割となります。このため、行政に相談をしても現状が改善されるケースは極めて稀です。動いてくれるというよりも誰かを紹介してくれるケースが多いです。

したがって、それ以上の対処方法を希望するのであれば、弁護士や警察に相談する方が無難だといえます。ただし、相手方が精神疾患者の場合、弁護士や警察でも解決できないケースもあるので注意が必要です。

3-5.引越しを検討する

警察や行政などに相談をしても改善されない場合や、嫌がらせがエスカレートする場合は、引越しを検討することをおすすめします。

精神病が原因で嫌がらせをしている方は、悪質な嫌がらせを繰り返す可能性が高いためです。状況が悪化することで、家族の命が脅かされる可能性もあり得えます。そのため、大きな事件へと発展する前に引越しを検討してみてください。

3-5-1.実際に警察や行政に頼ったが対応してくれなかった事例

警察や行政に相談する事をおすすめしましたが、前述した通り、全てのケースで最適な対処方法とは限りません。トラブルの中には、責任能力を問えないケースや違法行為にあたらないと言った理由で、動いてもらえない場合も珍しくないからです。

実際に、私たちが対応したお客様の中で、警察や行政に相談したが動いてもらえず長期間に渡って精神的苦痛を味わった方(以下Aさん)がいました。ここではそのトラブルを詳細に紹介します。

Aさんは、「電磁波を流すのはやめてくれ」と不可解なクレームを毎日言われ、隣人の妄想により加害者に仕立て上げられました。他の住民に「自分が嫌がらせを受けている」、「殺されそうで怖い」など有りもしない噂を流され、玄関先で罵倒されるなどの悪質な嫌がらせを頻繁に受けていたのです。

すぐに警察や行政に相談しましたが、犯罪に触れる行為ではないと判断されてしまい、アドバイスやパトロールのみの対応となったといいます。結局、Aさんは私たちの所に相談に来てくださり、住宅ローンの残っているマンションを売却後、買換えのマンションも条件の良いものが見つかったため、引っ越すことで解決されました。

しかし、この一件のように一見「犯罪なのでは?」と思うケースであっても犯罪として認められない場合がほとんどです。私たちの経験上、相手方に非がある場合でも、嫌がらせを受けている方が泣き寝入りをする状況に追い込まれ、精神を病んでしまう事があります。

これらのことを踏まえて、頼れる機関がなく状況の改善が見込めないのであれば、引越しをすることがおすすめです。精神的異常者ではないですが、以前相談のあった築30年を超え、老朽化したマンションの売却価格や相談先、注意点についてまとめたページはこちらです。

4.精神的に不安定な隣人に対処する際の注意点

精神的に不安定な隣人に対処する際は、以下の3点に注意するようにしてください。基本的には、自分一人で問題に立ち向かわない方が良いと思います。仕返しや嫌がらせが加速し、トラブルが大ごとになることがあります。

  • 絶対に1対1で話し合いを行わない
  • 直接文句を言わない
  • 責任能力がないと判断された場合、損をする可能性がある。

すべて重要な内容となるため、それぞれ詳細に解説していきます。

4-1.絶対に1対1で話し合いを行わない

精神的に不安定な隣人と話し合いをする際は、必ず管理会社や弁護士、頼れる隣人を第三者に挟んで話し合いの場を設けて下さい。逆上して暴れる可能性があるためです。極力、1対1で話すのは避ける事をおすすめします。

さらに、話し合いをする際はスマホの録画機能を活用して一部始終を録音しておくようにしてください。後々大きなトラブルに発展した際に、証拠として提出することが可能です。

ただし、録音する際は必ず相手の許可を得ないといけません。同意がない録音は「秘密録音」と呼ばれ、いわゆる盗聴です。秘密録音は証拠としての効力はあるものの、プライバシーの侵害で損害賠償を請求されるリスクを伴います。

4-2.直接文句を言わない

直接文句やクレームを言うことで、余計に怒りを買う恐れがあります。逆上して何をしてくるか分かりません。そのため、できるだけ文句を言わずに無視した方が安全です。

執拗に嫌がらせを受けている場合に文句や注意したくなる気持ちはとても分かります。しかし、精神的に不安定な方は逆上しやすい傾向にあるため、身の安全を優先してそれ以外の最善な方法を検討してください。

4-3.責任能力が無いと判断された場合、あなたが損をする可能性がある

医師から正式に精神病の診断が下されている場合、ほとんどのケースが「責任能力無し」と判断され、刑事責任を問われることはありません。

仮に、あなたが訴訟を起こしたとしても、医師から診断が下っていることで無効になる可能性が高いです。このような状況では、警察や弁護士であっても対処することはできません。結果的に、あなた自身が損をして、弁護士費用など訴訟にかかったお金が無駄になる恐れがあります。

>>引っ越し後に分かった「隣人トラブル」の告知義務違反、不動産会社やオーナーに再度の引っ越しの損害賠償の請求は可否を弁護士に記事にしてもらいました。

5.精神的に不安定な隣人からの嫌がらせ問題の解決策まとめ

今回は、精神的に不安定な隣人からの嫌がらせを受ける主な理由や対処法を私たちの経験や実例を交えて解説しました。以下、今回のおさらいです。

  • 精神が不安定な隣人からの嫌がらせが相次いで報告されている
  • 些細な出来事や自己中心的な理由で嫌がらせをされる
  • 状況に合った対処法を講じる必要がある。ただし、対処してくれないケースもある。
  • 精神病と診断されている場合、あなたが我慢をしなくてはならないケースが多い
  • 精神が不安定な方から嫌がらせを受けている場合、早急に引越しを検討する。

精神的に不安定な方や頭がおかしいと思われる隣人は執拗に嫌がらせを行なってくるケースが多いです。中には、理由なくただの自己中心的な感情で嫌がらせをする方もいるため、あなたがどれだけ注意していても回避できないケースも少なくありません。

トラブルに巻き込まれた時、あなた自身で解決することは危険を伴うため、管理会社や警察、行政に相談するなど何らかの対策を講じることが重要です。しかし、全てのケースに対して動いてくれるとは限りません。これまで書いてきたように各機関では対応できないと判断されるケースもあります。

その際、できる限り早めに引越しを検討することがおすすめです。2012年以降、私たちが経験した事例を考慮しても警察や弁護士が介入できないトラブルは解決することが本当に難しいと思います。

その他、マンション内の駐車場でのトラブルやその対策はこちらのページでまとめています。管理会社自体が全く動いてくれない場合、協会等無料の相談先やその際の注意点をこちらのページにまとめておきました。

6.トラブルを避けるための部屋探しチェックリスト

考え込んでいる女性

これまでのトラブル相談やアンケートの事例を参考に、簡単なチェックリストを作りました。

もし、いくつか、該当するようなら、慎重にお部屋探しをされることをお勧めします。

□ 延線沿い等エリアを広げ、自分に合う部屋を探したい
□ 自分に合ったお部屋の条件や優先順位が分からない
□ オンライン内見や広告を見て、お部屋を決めたい
□ 部屋探しの経験が2回以下で相談し、お部屋を決めたい
□ 家賃や初期費用等予算の決め方が分からない
□ 契約や引っ越し後のトラブルは絶対に避けたい
□ 自分のペ-スでゆっくりお部屋を探したい
□ 仲介手数料無料や返金保証が付いている方がいい

もし、3つ以上当てはまる方は慎重に部屋探しを進めて下さい。というのも、トラブルが続くと、仕事や私生活だけでなく、健康も害してしまう事もあります。

また、気になるようなら、LINEで出来る部屋探しの条件簡易診断もやってみて下さい。3つの質問で、部屋探しに必要な具体的な注意点や対策をご提案しています。

恵比寿や広尾、麻布十番など東京都心のデザイナーズマンションの内見予約や住まいの無料相談はこちらのページから物件や希望の日時を送って下さい。その他、退去時に管理会社と揉め、原状回復費用をムダにしないため、契約者さま限定の入居確認時の保存フォームを作りました。

この記事を読んで、トラブルで引越しを検討しようか悩んでいる方は弊社の無料相談をご利用ください。これまで、精神的に不安定な方による隣人トラブルによる問題をいくつも解決した経験と知識があるため、あなたの有利になるような解決方法を提案いたします。無料相談では、専門家や私たちが間に入ることで解決できた経験や知識をまとめた冊子を無料でお渡ししています。

また、その場で把握できる状況を精査した上、対策方法を一旦ご提案しています。ぜひご気軽にご連絡ください。これまでの実務経験で培った知識や経験、ネットワークを生かし、あなたの力になります。気軽にご連絡ください。最後に、自宅に居る時間が増え、マンション内でのトラブルが増えています。特に、ゴミ問題は相談が増えており、相楽と司法書士の西門の二人で、マンション内で起こったゴミ問題に関して、判例を踏まえ、賢い対策をこちらのページにまとめました。

今後もあなたの大切な人生と平穏が守られますよう、4,600件を超える引っ越しの失敗談を基に住まいの問題解決のトップランナーとして、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。念のため、【建築士と考える】住んでもいい事故物件の見分け方、内覧時に使える方法を建築士さんにレクチャーしてもらいました。これまで8年間の相談経験から、元気な内に住まいのマンションをどうするか、色々と相談しておいた方が良いと思います。相談先や注意点、対策のメリット・デメリットについてははこちらのページにまとめておきました。特に、50代、60代のまだまだ元気な方に読んでほしいです。

ーーー

あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。

今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。

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相樂 喜一郎

この記事を書いた人

相樂 喜一郎

事例を基にトラブルの少ない取引を目指し、2011年以降130件以上の不動産取引を経験。現在はこれまでの経験を活かし、地域の金融機関と一緒に相続に伴う実家の再生や売却、住み替えに注力。不動産鑑定士補、宅地建物取引士、相続アドバイザー、住宅診断士。 >>その他詳しい実績はこちら

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  1. アバター
    • 前澤篤
    • 2021年 12月 09日 1:47pm

    こんにちわ。
    困った事がありましてご相談させて下さい。

    私は木造アパートに引っ越して一月ちょっとなのですが、入居した初日から困った事が続いてます。

    1隣の高齢者のお婆さんが夜中の日付が変わったあたりから活動を開始する
    2私の入居してるアパートは窓に電動シャッターが付いている(オンオフ切替式のスイッチと電源オンオフ切替式の2つで操作するタイプになります)
    3隣のお婆さんは必ず深夜にシャッター操作を繰り返す(1時30分 2時30分 4時00分)
    4電動シャッターを完全に閉めたり開けたりするのではなく、中途半端に止める為にスイッチをパチン、パチンと何回も音をさせるのですが実はこの音がかなり大きく、必ず目を覚ます状況です
    5管理会社には相談しましたが警告文しか送れない。あとは警察を呼んでくれとのこと。
    6夜中に始まったので警察を呼んだところ、注意したから様子を見てくれと言われ見たところ一時間後にまたやりだす始末
    7たまらなくなって直に苦情を言ったら今寝てましたのでわかりませんとの事
    8初めて顔をみたら80過ぎてる高齢できちんと認知されてるか怪しい状況

    家に帰るのが一番苦痛になっている状況です。
    どうすれば良いのでしょうか?

    • atliving
      • atliving
      • 2021年 12月 09日 2:21pm

      かしこまりました。
      今日、明日を目途にいくつか確認後、
      情報を整理し、回答させて頂きます。

      以上です。引き続きよろしくお願いいたします。
      相楽

    • atliving
      • atliving
      • 2021年 12月 10日 1:51pm

      お世話になります。

      回答にお時間いただきありがとうございました。

      ご相談内容を確認致しました。
      私も、夜に物音がするとすぐに起きてしまうタイプのため、どれだけ苦しい思いをしているのか容易に想像できます。
      ましてや、夜中にシャッターの開閉音が繰り返されるなど私では到底耐えられません、、、

      まずは、管理会社へ再度、注意を文書ではなく口頭で行っていただけるよう交渉してみてください。
      また、内容を確認する限り、認知症の可能性も少なからずあるのではないでしょうか。
      その点も管理会社に伝え、ご家族に連絡してもらう等の相談をしてみてください。
      それでも対応されない場合は、「地域包括支援センター」に相談してみるのも一つの手段です。
      「お住まいの住所(町名まで)<スペース>地域包括支援センター」と、ネットで検索すれば 、自分が住んでいる地域を担当する地域包括支援センターを確認できます。
      相談時の流れは以下の通りです。
      相談者から現状をヒアリング→高齢者のもとへ訪問(そこで認知症の簡易検査=口頭試問をすることもあります)→必要な福祉・支援につなげる
      相談は、匿名でも可能です。

      また、どうしても解決する気配がなく、引っ越しを検討する場合ですが、
      前提として、管理会社等に解約費用や引っ越し費用を請求することは極めて難しいです。
      その上で、唯一請求できる可能性があるとすれば告知義務違反です。
      そうゆう物件(深夜の物音がうるさい)であることを把握しており、それを故意に隠して契約をさせたのであれば、不動産会社へ告知義務違反による解約費用及び引っ越し費用の負担を求めることもできます。
      しかし、入居前にそのようなクレームがあったかどうかは、証拠をつかむことが難しく、管理会社が仮に把握していたとしても、「知らなかった」と言われればそれまでです。
      できることとすれば、他の住人に聞き込みし、以前に同様のトラブルが無かったかを確認するぐらいです。それでもし、同様のトラブルがあったとしたら、管理会社への責任追及をしやすくなるかと思います。

      長文になりましたが、まずは上記の内容をご確認頂き対応してみてください。

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