今回は、条件交渉を成功させるために、属性だけでなく、待つことも案外大切だと知った事例です。
2014年9月のお引っ越しです。クリニックを経営している30代の女性の方です。
三田線と大江戸線へのアクセスが便利な東麻布でマンションを探されていました。
初めての面談の際に、
「物件の数が多すぎて、どの物件を選べば良いのか分からないです。特に同じような家賃でエリアも同じであれば、どれを基準にいい部屋を選ぶべきか迷います。」
と、相談され、改めて確認リストなどお部屋の条件をキチンと整理することを認識しました。
セキュリティや街の雰囲気を歩いてみてもらい、東向きで日当たりも良く、風通しも気持ちいい部屋をご紹介しました。すぐに内覧し、決めて頂きました。法人契約ということもあり?、家賃よりは部屋の質にこだわる方でした。
ただ、礼金だけはご納得頂けず、大家さんと管理会社を動かすために、自営業の方でしたが安定していること、相場を含め、条件に関して、先方と交渉を続けました。最終的に、先方が折れ、契約出来た案件です。
個人的に、勝因は引っ越し希望日の3ヶ月以上前から、時間を掛けて、交渉した事では?と思っています。
1.最終的に、決断した理由は?
「お部屋や周辺環境が良かったです。遅くまでやってるカフェもあり、ゆっくり出来そうだったので。」
2.お引っ越しをされる方へのアドバイスは?
「友達を呼べる部屋も大切ですが、まずはオートロックや監視カメラなど防犯対策がしっかりとられているかは、内覧前や内覧時に確認必須ポイントだと思います。他にも、鍵の仕組みやインターホンのモニターなど。」
3.お部屋の後悔は?
「ありません。引っ越しや部屋選びに十分な時間を掛けたので。金額の問題ではなく、十分な調査と検討を行うことが重要だと思います。」
4.現在のライフスタイルは?
「週末はずっと家にして、ネットフリックス見てます。」
あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。