【考察なし】初めての引っ越しは失敗だらけでした・・・


今回の引っ越しの失敗・不安やその原因を聞き、対策を考える事例分析インタビューは、現在大学生の女性にお話を伺いました。

2015年4月、学生で20代の時に、2回目の引っ越しで1DK(一人暮らし)のお部屋に引っ越した時のお話です。

1.引っ越しを決めた理由や理想のライフスタイルは何でしたか?

大学に進学するため初めての一人暮らしをすることにしました。また、3年生になる時にも不満を解消するために引っ越しをしました。

最初の引っ越しでは、家庭内の実用的、便利さを求め、料理やお風呂、洗濯が快適にできる暮らしを求めていました。また、大学生3年の頃の引越しでは、とにかく安心して生活でき、モノに溢れず、時間的に余裕のある生活を求めました。オートロック完備で、部活動で遅くなっても安心して帰ることができ、大学からも近く行き帰りが楽で朝せわしなくならないこと、お昼ご飯を作りに帰る余裕があること。また、駅から近く利便性も良いなど、快適な暮らしを理想としてました。

2.引っ越し前の不安について

2-1.不安はありましたか?

大学1年生の頃の引越しでは、慣れない土地で、雪が降る地域だったので、それを踏まえて部屋を探すことが悩みでした。また、家賃がどれくらいの部屋なら親が許可してくれるかが悩みでした。一人暮らしをすることが初めてだったので、何があればいいのか、何がこだわるポイントか、などは全くわからなくて、親の意見に全て合わせて決めてしまいました。

大学3年の引越しでは、2年間過ごしてきた土地でもあり、一人暮らしの経験もあったことから、ある程度自分の好みを選ぶことが出来ました。しかし、引越しして大家さんや隣人とうまくやっていけるか、また、壁の薄さは入居前に確認できなかった(隣の人もおんなじタイミングで入居したため)ので、どれだけ生活音が聞こえてしまうか心配でした。

初めて一人暮らしをする方にとっては、わからないことだらけですし、ネットで情報や意見を求めても、後の自分と同意見となるかはわかりません。しかしながら、不満や不安の解消法として、事前にその土地の気候や、周りに何があるかを調べたり、より多く一人暮らしにおける様々な方の意見を集めて、その上で自分はどういう暮らしをしたいか、お部屋に求める条件の優先順位を考えておくことが大切です。

入居者が大学生ですと、やはり扶養者という身として、しっかり親御さんと一緒に考えて意見交換していくことが重要だと思います。

2-2.その不安は引っ越しまでに解消しましたか?

大家さんや隣人とうまくやっていけるかの悩みは、地元の名菓を持っていくという解決策で臨みました。結果は、とても喜ばれました。大学生が多く住むマンションのせいか、この様な丁寧な対応をする入居者はいないと大家さんは言っていたので、おすすめです。周りに配慮して過ごしていれば、基本的には問題ありませんから、考えすぎないことも大切かもしれません。

壁の薄さについての悩みの理由は、もちろん生活音を聞く、聞かれるというのは不快ですし、隣の人が騒ぐ様な人である場合は問題です。事前にどの程度音が聞こえるかを大家さんや不動産屋さんに尋ねてみること、住み始めたら「ある程度はお互い様」という精神で生活していく事が解決策かと思います。

3.引っ越し時の失敗について

3-1.失敗や後悔はありましたか?

大学1年の頃の引越しでかなり失敗したので、大学3年の頃に引越ししたのですが、その失敗というのは、4点あります。まずは、壁が薄い事です。寒い地域に住んでいますが、壁が薄くてすぐに部屋が寒くなります。隣同士生活音が聞こえる事は慣れたので良いですが、周りに配慮するため、友達を呼べなかった事も残念な点でした。

2つ目は、モノが溢れる点です。もともと小さな部屋に押入れがある程度で、収納スペースがあまりなく、とにかく収納に困りました。新しく収納グッズを買うとしても、場所を取るので、買えませんでした。きちんと片付けをしたいのに、モノが多すぎる、捨てられない教材ばかり学期ごとに増えていく…という悩みがありました。

3つ目は、駅と大学から遠いという点です。入居前、部屋を確認しましたが、車で確認に行って車で帰ってしまったことと、「徒歩○分!」という掲載を見ただけだったので、実際かかる時間を確認できてなかった事が問題でした。信号待ちや踏切、また自分の歩くペースもありますので、実際にどのくらいで着くかやってみるといいと思います。自転車で通えばそんなに時間はかかりませんが、雪や雨で歩いていくとき、また、帰省で大きな荷物を持っていくときなどは、徒歩で行く必要がありました。そのため、朝ギリギリに起きて、雨降ってないから自転車で行こうとして玄関開けたら小雨が降っていて…仕方なくびしょびしょになりながら1限を受ける、なんて事もありました。

4つ目は、これが一番の理由で3年生の頃に引越しをしたのですが、防犯対策がとられてないという失敗です。初めての一人暮らしで心配でしたが、幸い、周りには気の優しそうなお婆さんたちが住んでいました。長閑で良いなぁと思っていましたが、1年後、部活から帰ってすっかり夜遅くなったとき、家に着いてすぐに鍵を閉めるのですが、そのとき背後に気配があって、嫌な予感がしたとき、ドアをガチャガチャと開けようとされました。その日だけではなく、定期的にありました。とにかく怖かったです。後ろからついてくる事も帰り際にわかっていましたが、周りのお婆ちゃん達を頼れず、ずっと怖い思いをしました。

以上が大学1年生の頃の失敗と後悔です。大学3年生の引っ越しでは、今までの経験を踏まえてお部屋選びをしたので、収納スペースも確保、部屋も広く、駅からも大学からも近い、オートロック完備等したため、あまり失敗したなという点はありませんが、強いて言えば、部屋干ししかできないところです。(前の部屋でもそうでしたけど)

3-2.失敗を防ぐための対策はしましたか?

収納スペースを調べる事。家具を置いたときに、どのくらいの空間ができるか図面で考えてみる事。「自分は大丈夫」と思わず、防犯意識を高めて部屋を選ぶ事。実際に駅やスーパー、コンビニ、勤務地等まで歩いてみる事。洗濯物のことも考えて窓、ベランダ等確認する事です。

3-3.今は、その失敗は解消しましたか?

大学3年生の時に、新しく部屋を選んだので、解消されました。現在も、不審者に気をつけて家に帰っています。部屋干しについては、乾燥機を買ってもらいました。衣類に菌が繁殖する前に乾燥させています。

4.引っ越し後にトラブルなどありましたか?

大学1年の頃は、水漏れや隣人や近隣住民の騒音、ストーカーがありました。水漏れは、入居日に確認し、対応してもらったのですが、またすぐに漏れてしまいました。キッチンの水道の水漏れでしたので、そんなに困りはしませんでしたが、トラブルでした。

騒音については、近くの道で酔っ払いが騒ぐだけでかなり聞こえますし、隣の人のくしゃみも聞こえてしまっていたので、周りの騒音以上に自分が騒音を立てていないか常に不安になる方が、騒がれるより辛かったです。ストーカーは、部活後に後をつけられ部屋に入ろうとされました。

大学3年の頃から住んでいる部屋は、網戸を大家さんが入居後取り付けてくれたのですが、取り付けに時間がかかって40分以上大家さんが部屋にいました。あと、大家さんが気を利かせてホワイトボードを部屋に置いてくれたのですが、要らないと言えず、部屋の隅に今も佇んでいます。一番困ったのは、エアコンのリモコンが壊れていて、エアコンを操作できず、窓を開けて友達と話をしていたら大家さん(私の部屋の1つ下に住んでいる)に騒がしいと注意された事です。いつもは窓を閉めているので、あまり音は漏れないのですが、その時は窓を開けていることを忘れていたため、とても恥ずかしくなりました。

5.引っ越しする人へアドバイスや良かったことを教えて下さい

私のような被害に遭われない為にも、常に防犯意識を高めてください。また、個人的に大学3年の時にどう部屋を選んだかお伝えします。まず、自分の中で条件を絞る。親と家賃を相談する。地図から物件を探せるサイトで、物件を探す。実際に不動産に行ってみて、相談する。など行いました。

個人的な条件ですが、優先順位的に、オートロックがあること、バストイレ別、大学と駅、スーパーから近いこと、ある程度部屋が広いこと、キッチンが使いやすいことなどでした。

自分で家電を揃える時に、信頼できる家電店の店員さんがいた為、「やすく、良いものを揃えたい」「この予算は○円」など対応していただいた為、いい家電製品を安く揃える事ができました。個人的にですが、インテリアなどにこだわらないのであれば、家具よりも家電にお金をかけるのが良いと思います。また、誰かのお古や、買い替えなどで頂くことも、性能の良い家電を使えると思います。入居前にこだわるよりも、学生であればお金を貯めて、少しずつ良いものを自分の好みの通りに揃えていくほうが、綿密に計画できるので、良いと思います。親御さんの負担も少なく済むこともポイントだと思います。

6.引っ越しインタビュー後の考察

【考察文】

あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。

今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して、結果と原因のみ、記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。

なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。

 

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相樂 喜一郎

この記事を書いた人

相樂 喜一郎

事例を基にトラブルの少ない取引を目指し、2011年以降130件以上の不動産取引を経験。現在はこれまでの経験を活かし、地域の金融機関と一緒に相続に伴う実家の再生や売却、住み替えに注力。不動産鑑定士補、宅地建物取引士、相続アドバイザー、住宅診断士。 >>その他詳しい実績はこちら

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