D.不動産用語

引違い戸とは『2枚以上の戸を左右水平に移動させて開け閉めをする戸』のこと

引違い戸とは、2枚以上の戸を左右水平に移動させて開け閉めをする戸のことを言います。

サッシや木材などで囲まれた建具枠の中で、2本以上の溝やレールの上を滑らせるように開け閉めするのが特徴です。

同じような原理の戸に、『引き戸』があります。 引き戸は、戸を1枚だけスライドさせて開閉します。

また、窓に同じ原理を使ったものを、『引違い窓』と言います。

引違い戸のメリットは、

・スペースが活用できる:

戸の前後のスペースを有効に使うことができます。 また開き戸のように、戸を開けたら歩いていた人にぶつかった、という心配もありません。

引き違い戸の周りにインテリアを置いたり、小物をディスプレイすることもできます。

・空気の入れ替えがしやすい:

風を通す際、ストッパーを使わずに、窓を開けておくことができます。 戸の開け具合によって風通しを調整することも可能です。

・物を持っていても開け閉めがしやすい:

開き戸と違い、開け閉めの際、前後の動きを伴わないので、両手がふさがっているときはもちろん、お年寄りや体の不自由な方も開けやすいです。

引違い戸のデメリットは、

・機密性が低い:

左右水平に動かすため、重なる戸や窓同士にスムーズに移動させるための隙間が必要となるために、機密性が低くなリます。 外気と接する部分は、隙間風が入ってくることもあります。

また、お手洗いなどの臭いが気になるところでは使いづらいです。

・ゴミが溜まりやすい:

レールの部分にゴミがたまりやすく、掃除もしにくいことがあります。

・指や物を挟むことがある:

戸の隙間に手や指、物を挟んだり、引き込みの可能性があるので注意が必要です。

・リフォーム時の間取りに影響する:

1枚の引き戸の場合、壁に沿って開け閉めするため、その部分にコンセントを取り付けることはできません。開き戸からリフォームする場合は、その部分のコンセントが使えなくなるので、気をつけてください。

マンションは、スペースが限られているので、『開き戸』を使っている部分が多くなります。

内見(下見)の際には、『引き戸』『開き戸』に限らず、実際に開け閉めをしてみることも大切ですね。 戸の重さ、開け閉めのしやすさ、扉の動きなどに着目し、想定している『動線』や家具の配置の妨げにならないか確認しておきましょう。

お昼間だけでなく、お仕事帰りの夜間の内見も承っておりますので、お気軽にお声掛けください。

担当:馬場

▶︎関連用語:動線

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相樂 喜一郎

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相樂 喜一郎

事例を基にトラブルの少ない取引を目指し、2011年以降130件以上の不動産取引を経験。現在はこれまでの経験を活かし、地域の金融機関と一緒に相続に伴う実家の再生や売却、住み替えに注力。不動産鑑定士補、宅地建物取引士、相続アドバイザー、住宅診断士。 >>その他詳しい実績はこちら

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