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いつも読んで頂き、ありがとうございます。
不動産で明るい毎日を目指す六本木の不動産屋、(株)リビングインで住まいのトラブル相談・提案を担当している宅地建物取引士兼住宅ローンアドバイザーの大和田です。
大和田:部屋探しや選び方で失敗したくないと悩んでいる方へ、『失敗にハズレなし』の信念で、正しいお部屋の選び方を学んでみませんか!?
【今回のポイント】
第108回目の今回は、10代のスナックでアルバイトをしている女性の方にお話を聞きました。2008年5月に1DKでの一人暮らしに向け、3回目の引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。とにかく立地や間取り、部屋の見た目を重視して物件を選んでしまい、周辺環境など重要な部分をチェック出来ていなかったようです。
その後、どうだったのでしょうか?引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。
1.引っ越しの理由や引っ越し後の生活について
1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。
当時、運転免許を持っていなかったため、商業施設がたくさんあったり徒歩圏内で生活に困らない立地に移りたかったため。
1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?
間取りは広くないものの比較的新しく綺麗な物件だったので、何も外出予定が無い日は家をメインにのんびりとくつろぐ生活をしたかった。友達も呼んだりして居心地の良い部屋にしたかった。
2.引っ越しが終わるまでどのくらい掛かりましたか?その理由も教えて下さい。
思ったより掛かりました。
3.引っ越し時の不安について
3-1.どんな不安がありましたか?
とにかく立地や部屋の見た目、家賃などしか考えずに、その土地のことや歴史など考えずにいると、住みだしてから欠点がたくさん出てくる。具体的には近隣問題や事故物件。
>>念のため、まだ案の段階で、これから本決まりですが、告知義務の有無の基準に関して、国土交通省が先日出したガイドラインを弁護士さんと話し合いました。こちらのページにまとめておきました。
3-2.不安になった理由を教えて下さい。
特にありません。
4.部屋探しの失敗について
4-1.失敗を教えて下さい。
引っ越してみると真上の住人が洗濯たたきでものすごいゴミを毎日落としてきたり、うちのベランダからなぜか上の人の布団3分の1ぐらいが毎日垂れて見せられている状態、挙げ句の果てに短期間に6回ぐらいうちのベランダに布団が落ちてきた。
そして、何より事故物件ということを知らず、霊現象に悩まされ、鬱になった。大家さんと仲良かった為、聞いたところ、やはり事故物件でした。
4-2.失敗の理由を教えて下さい。
家賃や間取り、立地などしか考えていなくて、どんな人が住んでいるとか、地域性など、全く下調べしなかったことが原因。事故物件の件については告知義務はなかったそうなので仕方ないかもしれないですが。
4-3.失敗再発への対応は?
もし近隣によく知ってる人がいるなら、実際に住んでいる人に聞くのが一番確実だと思いますが、Googleなどでも地域性など調べたら出てくることもあるので、その土地のことをよく調べたほうが良いと思います。
4-4.その他何かあれば、教えて下さい。
特にありません。
5.引っ越し後のトラブルをもしあったら、教えて下さい。
先程も書いたので重ねてになりますが、近隣住民(真上の住人)による騒音や、ゴミや布団をベランダに落としてくる行為など。これによって、ここに住んでいたとき退去するまで私はベランダに洗濯物を一度も干せませんでした。
あと、今までお話した住居とは違う住居では、シャワーや流し台など水の勢いがかなり弱かったです。これには原因があり、6階建ての5階に住んでいたのですが、水は下から上がってくる為、上の階は水圧が弱いんだそうです。しかし、逆に最上階の6階には水を供給する装置みたいなのが付けられていて、6階は快適だと聞きました。
このアパートの場合、5階が水圧が一番弱いんだそうです。これは入居後に聞いたら普通に説明してくれたので、入居前でも聞いたら教えてくれる事項なんじゃないかと思いました。
念のため、同じマンション内で最近よく起き、相談が来るものとして、隣人の孤独死について、その対処方法をまとめました。特定の保険が使えるようですが、実際どうなのか?管理会社に損害賠償などは出来るのか?事故物件としての告知義務について、こちらのページにまとめました。
また、部屋探しをする時に、敷金、礼金、手数料などの初期費用を下げたいと思います。スマホで検索する時、初めからその条件を入れてしまうと、どれくらい募集事例が減ってしまうか知ってますか?店舗で相談する時もどの条件から初めにお願いするか、考えないと引っ越し貧乏になりかねません。
6.引っ越しを経験して、良かった点は?
6-1.部屋探しの良かった点
良かったことは、やはり新しい土地には新しい出会いがあり、新参者を温かく迎えてくれる方もいます。私が最悪だった物件でも近所のいつもあいさつしてくれるおばちゃんには癒されました。
悪かったことは、やはり逆によそ者扱いしてくる人や、女性ならではの同性からのイジメみたいなものが同じアパート内でも経験があります。
6-2.そう思った理由は?
入居者の方にあいさつしても私だけ無視されたりしました。
6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?
色々ありましたが、自分が間違ったことをしてなければ、堂々と住んでいて良いと思います。
7.これから部屋探しをする人へのアドバイスについて
特にアドバイスできるものがありません。
8.仕事関連の引っ越しだからこその失敗やその理由をもしあれば、教えて下さい。
仕事関連ではありませんでした。
9.今回の部屋探しをお願いした不動産会社について
9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。
何となく選びました。たまたま、気に入るお部屋を紹介してくれました。
9-2.不動産会社に期待するは?
親切な対応。これに尽きると思います。
10.部屋探しの失敗を聞いての考察について
10-1.立地や間取り、部屋の見た目も非常に重要です
私は見えっ張りなので、人よりもいい外観のおしゃれな内装の物件に住みたいといつも考えています。実は私も何度か失敗したことがあり、デザイナーズマンションに住んだ時、本当にデザイン重視で決めてしまい、洗濯機からバルコニーまでの動線やキッチンからテーブルまでの動線を全く考慮していなかった為に生活するのが苦になってしまったことがあります。
正直、これは経験をしてみないと分からない事でもある為、今ではいい経験だったと割り切っていますが、不動産のプロを自負する私でも失敗します。キチンと、事前に指摘されることでいくらか失敗は減らせると思います。
10-2.住んでみないと分からない”水圧”に関して
内見の際に、不動産会社の許可を得て、現地で水を出してみることをおすすめしております。お風呂場であれば、シャワーヘッドを交換することで若干水圧が変わることもありますが費用がかかりますからね。
また、以前の入居者が退去した理由を聞くこともポイントです。隣人トラブルなのか、単なる住み替えなのかによって状況が180°変わってきます。次回のお部屋探しでは是非成功して欲しいですね。
あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して、結果と原因のみ、記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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