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部屋探しや選び方で悩んでいる方へ、『失敗にハズレなし』の信念で、正しいお部屋の選び方を学んでみませんか?
ところで、メガネの通販で一気に有名になったオンデーズという会社を知っていますか?
2018年にオンデーズの劇的な再生劇を書いた書籍がベストセラーになった田中修治社長はあるインタビューの中で、『起業家が日々実践すべきことに、「失敗を研究すること」を第一に挙げる』と言っていました。
正直、部屋探しや引っ越しは起業とは全く違います。ただ、当社のアンケートで70%近い人が後悔や失敗している現実から考えると、部屋探しも失敗の芽をデータから真っ先に潰すのが一番効率的だと思ってます。
ちなみに、田中社長が『失敗を研究すること』とした理由は、『成功はいわばアートのようなもので再現性はない。一方で、失敗はサイエンスに近く、研究することに意味がある』と答えていました。日々の失敗分析にやる気が出る一言でした。
今後も、失敗で地雷部屋の除去、頑張ります・・・、前置きが長くなって、すみません。失敗例スタートです。
第1654回目の今回は、20代の建築関係に勤めている男性その他にの方にお話を聞きました。2010年4月の就職を機に、中国地方から九州地方(沖縄等含む)への1LDKでの一人暮らしに向け、二回目の引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。
引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。
【今回のポイント】
2回目のお引越しで、近所付き合いが上手くできるか心配されていた20代の男性のお話です。 近所づきあいが上手くできるのか、荷物が十分に収納可能か、駐車場が取れるかどうか心配されているようです。
その後、不安は解消されたのでしょうか?
1.引っ越しの理由や引っ越し後の生活について教えて下さい。
1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。
私は、地元で職業訓練学校に半年間通っていましたが、卒業と就職に伴い、引っ越しを行いました。地元からかなり離れた県外に引っ越しました。
1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?
週中は仕事に没頭していました。しかし、週末ははじめての県外という事も有り、初めて訪れる所で旅行気分を味わいたいと思っていました。
2.引っ越しが終わるまでどのくらい掛かりましたか?その理由も教えて下さい。
一カ月程度掛かりました。私の場合は県外だったので、地元との行き来にかなりの時間がかかった為、週末くらいしか部屋の下見に行くことができなかった。
3.引っ越し時の不安について
3-1.どんな不安がありましたか?
近所の方との付き合いが不安でした。また、荷物が十分に収納できるか、駐車場は有るかなどが不安の種でした。
3-2.不安になった理由を教えて下さい。
どのような人が住んでいるのか、引っ越す前に分からなかったので。担当の方に聞いても社会人や男性が多いぐらいだったので、トラブルがあるのかどうか等分からないまま部屋を決めました。
4.引っ越しの失敗について
4-1.失敗を教えて下さい。
初めての一人暮らしで、日当たりなど全く考えていませんでした。引っ越し後、初めて洗濯した時に、乾きにくさに驚きました。そして、日当たりの悪い部屋は気持ちもやられます・・・。
また、隣近所との距離が非常に近く、声がすごく丸聞こえでした。また、昼間だけ物件を見に行ったので、夜の周囲の様子も確認すればよかったと後悔しています。
4-2.失敗の理由を教えて下さい。
土地勘がない。県民性も違う。言葉が違う。考え方が違う。大きな違いにちょっとした事が不満や不平の原因になります。
4-3.失敗再発への対応は?
物件の確認は昼と夜の両方に、近所も見た方が絶対に良いと思います。また、近所の人のわかる範囲で家族構成も探った方がいいです。
4-4.その他何かあれば、教えて下さい。
特にありません。
5.引っ越し後のトラブルをもしあったら、教えて下さい。
虫の発生、カビの発生、風呂場の水漏れ、洗濯機周りの排水からの異臭、近所の騒音、壁紙のトラブル・・・などなど、色々ありました。
6.引っ越しを経験して、良かった点は?
6-1.部屋探しの良かった点
自分自身一人暮らしを初めて、いろいろな事を知れた。例えば、家探しの苦労、近所トラブル、スーパー探しなど。しかし、全て成長できたと思います。
6-2.そう思った理由は?
日常の生活からそう思いました。
6-3.ちょっと頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?
特にありません。
7.これから引っ越しをする人へのアドバイスを教えて下さい。
部屋選びや引っ越しをどう見るかが重要だと思います。ただ、仕事や進学の為と見るのでは無く、自分の人生の成長だと捉えると良いと思います。
8.仕事関連の引っ越しだからこその失敗やその理由をもしあれば、教えて下さい。
新しい仕事、新しい家、新しい人間関係・・・。全てを急に新しくしたらかなり疲れました。
やはり、少しずつにしておけば良かったと後悔しています。
9.今回の部屋探しをお願いした不動産会社について
9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。
自分で探すには限界があるし、新たな地では友人も少なく、ネットワークがかなり限られるために不動産屋を選択した。
9-2.不動産会社に期待するは?
話をしっかり聞いてくれたら助かります。また、部屋だけで無くて、周囲にあるスーパーやガソリンスタンド、コインランドリーなど生活に必要な事全般を教えてくれたら助かります。
10.部屋探しの失敗を聞いての考察
10-1. 近所付き合いが上手くできるのかが心配
これは誰もが感じる不安の種です。また、今回のように県外へのお引越しとなると県民性や考えかたも違うこともありますので注意が必要です。
今回は隣近所との距離が近いことで、音が聞こえやすいという点に気付けなかったことを後悔されているようですね。音に関して言えば、失敗例を分析すると、木造のアパートなどは、上下階の音や隣の部屋に関して、トラブルになるケースが多いので、事前にチェックできるところはしっかり行いましょう。
10-2. まず、昼間と夜間、平日と土日で入居している人はガラっと変化します
例えば、平日の昼間は主婦しか在宅していないが夜は子供二人とご主人が帰ってくる。サービス業で平日しか休みが取れない方、日夜逆転して生活している方。と様々です。外観から照明の明かりがついているかどうか、自転車置き場に子供用の自転車の有無を確認すると、生活が見えてくることがあります。
事前にどんな人が住んでいるのかが、頭にインプットしているだけでも入居までの不安は消すことができるので、次回のお部屋探しでは成功して欲しいと思います。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。あなたの部屋探しに今回の失敗を参考にしてもらえると嬉しいです。ただ、自分で色々と確認するのが面倒な場合には、その担当者に色々な確認をお願いする方が効率的だと思います。
もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合には、メール✉でご連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。
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あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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