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部屋探しや選び方で悩んでいる方へ、『失敗にハズレなし』の信念で、正しいお部屋の選び方を学んでみませんか?
ところで、畑村洋太郎先生を知っていますか?東大の名誉教授だったり、失敗学のすすめ他色々な書籍を書いていて、日本の失敗研究の大家と言っても過言ではない方です。
今回は、そんな畑村さんが以前書かれた失敗を生かす仕事術と失敗からの復活、回復力からこれからお部屋を探すあなたの為になると思ったことをまとめます。
まず、『失敗はどんなに注意しても必ず起きます。特に、新しいことをやろうとするとまず確実に失敗します』
ただ、失敗のほとんどはきちんと扱っていれば、事前に防げたものばかりで、失敗が起こったとしても・・・
日本人の気質なのか、これまで失敗が表に出てくることは少なく、参考することは非常に難しいと思います。
現に、当社の部屋探しに関するアンケートでも70%近い人が部屋探しや引っ越しで後悔・失敗している現実から考えると、部屋探しは他人の失敗から学び、クリティカルな失敗やよく起こるトラブルを事前に知り、対策を練っておくことが一番効率的で満足度が高くなりそうだと思ってます。
また、スマホやAIがどんどん開発される世の中でも、仕事で忙しかったり、遠方で物理的にお部屋を確認できない時は、多くの人が経験している失敗を基に、お部屋を確認するのが一番手っ取り早く、あなたらしい部屋を選べるのではと思っています。
その為、今後も失敗で地雷部屋の除去、頑張ります…。前置きが長くなって、すみません。失敗例スタートです。日々の失敗分析にやる気が出る一冊でした…。
第1774回目の今回は、金融業界に勤めている20代の男性会社員にの方にお話を聞きました。2015年3月の条件改善を機に、中国地方から関東地方への1Kでの一人暮らしに向け、初めての引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。
引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。
【今回のポイント】
初めてのお引越し、短期間で物件を探したので不安だった20代の男性のお話です。 知らない場所や施設が多い、元々住んでいた土地勘が通用せず、一から覚えることがあることを不安に感じているようですね。 その後、どうだったのでしょうか?
1.引っ越しの理由や引っ越し後の生活について
1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。
その当時やっていた仕事の関係。元々住んでいた場所からは通勤に時間が掛かりすぎるので、住む場所を変えざるをえなかった。
1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?
平日は日用品の買い物がしやすく、休日には商業施設やレジャー施設にすぐに行けるような場所に住みたかった。
2.引っ越しが終わるまでどのくらい掛かりましたか?その理由も教えて下さい。
二週間程度掛かりました。引っ越しが決まってから、実際に引っ越すまでに圧倒的に時間が足りなかったので、短期間での引っ越し作業となってしまった。
3.引っ越し時の不安について
3-1.どんな不安がありましたか?
短期間で部屋を探さなければならなかったので、あまりたくさんの物件を探すことが出来ず、選びようがなかった。
3-2.不安になった理由を教えて下さい。
知らない場所や施設が多い事が不満。
元々住んでいた場所の土地勘などが通用しないので、一から覚える必要があるから。
4.部屋探しの失敗について
4-1.失敗を教えて下さい。
全く知らない土地への引っ越しだったので、もう少し家の周辺の情報を集めておくべきだったと思う。分かっていれば、その場所に引っ越しをしなかったかもしれない。
>>正直、夏の暑い日や真冬の午前中等寒くて、内見は面倒だと思うかもしれません。そんな方に失敗談と口コミを基に内見の意義やメリット・デメリットをこちらにまとめました。内見の意義をちゃんと理解して頂いた上で、オンラインサービスのいい所、悪い所を上手に使って、自分にあったお部屋を選んでもらえるといいと思います。
4-2.失敗の理由を教えて下さい。
家のすぐそばに国道があり、昼夜問わず車が行き交うのでとてもうるさい。
近隣住民に夜遅くまで音を出す人がいて困った。
4-3.失敗再発への対応は?
引っ越しをする前にその土地の事をある程度調べておく必要があったと思う。
不動産屋や大家に聞ける範囲で情報を聞き出せればよかった。
4-4.その他何かあれば、教えて下さい。
ないです。
5.引っ越し後のトラブルをもしあったら、教えて下さい。
最初、水回りに発生したカビが、その周辺一帯に広がってしまい、対処するのが大変だった。最終的には業者を呼び解決した。
6.引っ越しを経験して、良かった点は?
6-1.部屋探しの良かった点
知らない土地で生活を始めたので、人間関係を再構築することが必要だったので人として大きく成長することが出来たと思う。
6-2.そう思った理由は?
はじめは知り合いがいなかったので、孤独だったから。
6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?
ありません。
7.これから部屋探しをする人へのアドバイスについて
良い情報や自分に都合のいい事ばかりを探しすぎて、ネガティブな情報を集められていないと住んでから苦労すると思う。
8.仕事関連の引っ越しだからこその失敗やその理由をもしあれば、教えて下さい。
職種や業態にもよるが、自分で済む場所を選べない場合は好きな土地に住めない不満やストレスを感じる。会社命令だとなお不満がたまる・・・。
9.今回の部屋探しをお願いした不動産会社について
9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。
インターネットや書籍だけで選ぶのには不安があったのと、その地域に密着している不動産屋の方が情報がタイムリーだと思ったから。
9-2.不動産会社に期待するは?
遠方から来た人には良い事、悪い事を含めたその地域の情報を出来る限り伝えるようにすれば不満が後から湧き上がることは抑えられると思う。
10.部屋探しの失敗を聞いての考察について
10-1. お仕事の関係で通勤距離が遠くなり、引っ越しをせざるを得なくなったようですね。
急な転勤での異動は本当に大変ですよね。しかも知らない土地への引っ越しとなればなおさら気を遣いますのでストレスも感じますよね。今回は家の側に国道があり、昼夜問わず車が行きかうので「騒音問題」があったようです。幹線道路沿いのお部屋は内覧時でも気が付かないこともあるので注意しましょう。
例えば目の前が国道で、近くに首都高があるとトラックが通りますし、近くに大きな病院や消防署があると救急車や消防車のサイレンが夜中に聞こえる可能性は必然的に高くなります。
10-2. 内覧時では、複数人で室内に入り、営業マンの声でかき消されていたような些細な気付けなかった音も、いざ就寝しようとすると感じることがあります。
電車や幹線道路、空港の側、工場などの近くに住む場合には念入りにチェックが必要です。また、窓を閉め切った状態だけでなく、春や秋で窓を開けることまで想定してみましょう。うるさくて開けられない、換気ができないなんてことを未然に防ぐことができるかもしれません。次回のお部屋探しでは、是非成功して欲しいと思います。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。あなたの部屋探しに今回の失敗を参考にしてもらえると嬉しいです。ただ、自分で色々と確認するのが面倒な場合には、その担当者に色々な確認をお願いする方が効率的だと思います。
もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。
最後に、他にも同じような部屋探しの失敗エピソードがあるんですが、失敗する前に読んでみませんか?
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あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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