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土地勘のない街への引っ越しやはじめての部屋探しで悩んでいる方へ、『失敗にハズレなし』の信念で、正しいお部屋の選び方を学んでみませんか?
ところで、最近、高品質・低価格なメガネで業績を伸ばしているJINSの社長、田中仁さんのインタビューを読みました。
「年々、仕事と遊びの境界線がなくなっています。上場企業のCEO社長であっても、自分らしく好きなことをやっていい、と思えるようになりました」とうらやましいことが書いてある一方、
商売を始める時に失敗すると思いながらやる人はいなくて、成功すると思ってやるわけです。ところが、そう簡単に成功するものではない。おおよそ9割くらいは失敗してしまうのではないでしょうか?
と、「商売は9割失敗する、でも挑戦する」と暗に話されており、同じメガネ業界のOWNDAYSの田中社長は「成功はアート、失敗はサイエンス」と話されており、同じ業界の経営者が似たことを話しており、何か部屋探しも実は似ているではと思いました。
前置きが今日も長くなってしまいました・・・すみません、続きは考察の方で。失敗例スタートです。
第2336回目の今回は、20代の理系の大学に通っている男性の方にお話を聞きました。2019年2月入学を機に、近畿地方から関東地方への1Kでの一人暮らしに向け、はじめての引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。
引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。
【今回のポイント】
初めてのお引っ越し、高い家賃を自分で支払えるか心配されていた20代の男性のお話です。 高い家賃を自ら稼いだお金で払う為、続くかどうかが不安だったようです。その後、どうだったのでしょうか?
1.引っ越しの理由や引っ越し後の生活について
1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。
田舎のため、街に行きたいという思いがあった。大学の近くが街のため、大学近くで一人暮らしをしようと思い立ったため。
1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?
平日には学校や仕事に行き、休日には家でゆっくりと過ごすことを重視してゲームをしたり、本を読んだりしたかった。
2.引っ越しが終わるまでどのくらい掛かりましたか?その理由も教えて下さい。
二ヶ月程度掛かりました。契約した部屋はまだ住人が住んでいた。部屋が空くタイミングが2ヶ月先だったため、そこまで待っていた。
3.引っ越し時の不安について
3-1.どんな不安がありましたか?
引っ越しをすることによって、高い家賃を自ら稼いだお金で払わなければならないため、続くかわからない不安があった。
3-2.不安になった理由を教えて下さい。
学生であったため。アルバイトだけで十分か心配だった。
4.部屋探しの失敗について
4-1.失敗を教えて下さい。
初めての一人暮らしだったため、治安の良し悪しが分からなかった。
家賃や部屋の綺麗さを重視せず、治安についてもっと調べておけば良かった。
4-2.失敗の理由を教えて下さい。
ユニットバスの部屋に住むことになったが、トイレとお風呂は別々じゃないと落ち着かない。
セパレート(バス・トイレ別)にすれば、良かったと後悔している。
4-3.失敗再発への対応は?
結局、どうにもならないので、一人暮らしの経験者からアドバイスをもらうことが大切。
一人で部屋を決めずに、協力して探してくれる人の存在が絶対に必要だと思う。
4-4.その他何かあれば、教えて下さい。
特にない。
5.引っ越し後のトラブルをもしあったら、教えて下さい。
誰かわからないが、ある日を境に毎日ポストにゴミを入れられるようになった。
恐らくストーカーだと思うが、とても怖い思いをした。
6.引っ越しを経験して、良かった点は?
6-1.部屋探しの良かった点
引っ越しをすることで、近くにいる知り合いと頻繁に会うようになった。
そのため、お互いに安心できるようになった。
6-2.そう思った理由は?
大学が同じで、状況も似ていた。東京に出てきて、一人暮らしをしていた。
6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?
特にないと思います。
7.これから部屋探しをする人へのアドバイスについて
部屋や周辺の環境をしっかり下調べをしっかりしておくことと、色んな物件を見にいくことが大切だと思う。
治安や物件近くの施設など、過ごしやすいかどうかを重視することが1番大切だ。
8.仕事関連の引っ越しだからこその失敗やその理由をもしあれば、教えて下さい。
今思うのは、仕事先への通勤ルートが変わるため、新しいルートで仕事場に向かうことになるが、初めて仕事場に向かう電車に乗った時、人が多いということを知り、窮屈だったこと。
9.今回の部屋探しをお願いした不動産会社について
9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。
テレビで、一人暮らしをする予定の人が不動産屋を利用していた。
そのことがきっかけで不動産屋は信頼できるサービスだと思ったから。
9-2.不動産会社に期待するは?
自分の条件に合った物件をしっかりと進めて説明してくれて、一緒に物件を見て回ったり、近くの治安や施設などの詳しい説明もしてもらえるとありがたいと思う。
10.部屋探しの失敗を聞いての考察について
10-1. 今回は、初めてのお部屋探しということで、知り合いからアドバイスをもらうべきだったとのことでした。
私は不動産業に従事しているので、友達の部屋探しを手伝うこともあるし、遠方であれば一緒に付いて行ってアドバイスすることもあります。やっぱり自分の知らない業界に飛び込んで営業されるのは本当に怖く感じると思います。この営業マンが言っていることが本当に正しいのか、周りと比較したらもっといい情報が手に入るのではない?などなどいろいろ考えてしまいますよね。
その時は迷わずに、色々と回ってみましょう。私事ですが、家電を買うとき、車を買うときは私の専門外の為、色々な人から話を聞いたりネットで情報を収集してから購入するようにしています。誰だって後悔はしたくありませんからね。不動産会社の営業マンは人によっては自分より年下だから、初めてだからと言って舐めた対応をする人もいるかもしれません。
10-2. 少しでも「ん?」と思うことがあれば、丁重にお断りをして、気持ちよく契約ができる会社を選びましょう。
入居前から不安を抱えると気持ちよく入居ができないものです。次回のお部屋探しでは、いい不動産会社選びから始めてみてください。「いい不動産会社選びが、いい物件探しの近道」です。きっといい物件に出会えることも願っています。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。あなたの部屋探しに今回の失敗を参考にしてもらえると嬉しいです。ただ、自分で色々と確認するのが面倒な場合には、その担当者に色々な確認をお願いする方が効率的だと思います。
前半の方で書いた、事業と同じように失敗や後悔の少ない部屋探しをするにはどうするか?
ですが、当社が800人近い人に行ったアンケートで70%近い人が後悔や失敗している現実から考えると、部屋探しも過去の失敗をそのままにせず、きちんと整理し、この時はこうしようみたいな指針として使うことで、自分にとって、住み心地の良い部屋を見つけられるのでは?と思っています。
あなたはどちらですか?失敗する可能性が高いという事実であっても、これまでのようにまずは感覚やセンスを活かした部屋探しを始めますか?
私はこれまでの経験やセンスを先行させ、お客様の満足度を下げたり、上げたり、サービスの質をブラさないように、先ずは経験者のデータを使ってゴミや地雷部屋を除去する方が自分に合った部屋を探し、充実した毎日を過ごすというゴールに圧倒的に早く、近づく事が出来ると思っています。
もう何も武器を持たず、竹やりやこん棒ぐらい??で圧倒的な物件数と戦う時代はもう終わったのでは?と個人的には思っています。
もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。
最後に、他にも同じような部屋探しの失敗エピソードがあります。部屋探しで失敗して、損をする前に読んでみませんか?
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あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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