目次
部屋探しや選び方で悩んでいる方へ、『失敗にハズレなし』の信念で、正しいお部屋の選び方を学んでみませんか?
ところで、畑村洋太郎先生を知っていますか?東大の名誉教授だったり、失敗学のすすめ他色々な書籍を書いていて、日本の失敗研究の大家と言っても過言ではない方です。
今回は、そんな畑村さんが以前書かれた失敗を生かす仕事術と失敗からの復活、回復力からこれからお部屋を探すあなたの為になると思ったことをまとめます。
まず、『失敗はどんなに注意しても必ず起きます。特に、新しいことをやろうとするとまず確実に失敗します』
ただ、失敗のほとんどはきちんと扱っていれば、事前に防げたものばかりで、失敗が起こったとしても・・・
多くの人が好んで使ってきた『成功例に学ぶ』方法は、右肩上がりの時代だからこそ通用した方法で、10年おきに不景気が来る激動の時代には非常に難しいと思っています。
現に、ポータルサイトによくある住みたい街ランキングなどを参考に部屋探しをしてても、当社の部屋探しに関するアンケートで70%近い人が部屋探しや引っ越しで後悔・失敗していました。
この事から、部屋探しは他人の失敗から学び、クリティカルな失敗やよく起こるトラブルを事前に知り、対策を練った部屋探しを行うことが一番効率的で満足度が高くなりそうだと思ってます。
その為、今後も失敗で地雷部屋の除去、頑張ります…。前置きが長くなって、すみません。失敗例スタートです。日々の失敗分析にやる気が出る一冊でした…。
第2589回目の今回は、10代の飲食店に勤めている女性アルバイトにの方にお話を聞きました。2004年5月に2DKでの二人暮らしに向け、六回目の引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。
引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。
【今回のポイント】
6回目のお引っ越し、早く引っ越したかったので早く決めてしまった10代の女性のお話です。 借りている人が周りに夜お仕事をされている住民が多く、入居審査が簡単だったことを不安に思われているようですね。 実際のところどうだったのでしょうか?
1.引っ越しの理由や引っ越し後の生活について
1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。
友人と二人暮らしをしたかったので。
1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?
半年後には可愛く女性らしい家作りをして、友達も集まる家にしたかったです。
2.引っ越しが終わるまでどのくらい掛かりましたか?その理由も教えて下さい。
早く引っ越したかったので早く決めました。
3.引っ越し時の不安について
3-1.どんな不安がありましたか?
借りている人が、夜働いてる人が多く住むマンションでした。簡単に入れましたが、排水のあたりから下水臭がしたのが嫌でした。
3-2.不安になった理由を教えて下さい。
夏場は特にお風呂やトイレ近辺の臭いが酷かったです。芳香剤を置くくらいしか対処方がなかったのでドラッグストアで買って置いていました。
4.部屋探しの失敗について
4-1.失敗を教えて下さい。
高めの階の部屋ではありましたが、窓が1つしかなく夏場は暑かったのと、空気が抜けないので、それが難点でした。窓も1つしかないので奥の部屋まで日光が入らない状態でした。
4-2.失敗の理由を教えて下さい。
早く住みたいという思いだけで、手っ取り早くすぐ決めてしまった。
4-3.失敗再発への対応は?
内覧の時に、窓の数やどの位置にあるかなど日当たりもチェックするのがいいですね。日中でも、電気をつけて生活するのはもったいなかったです。
4-4.その他何かあれば、教えて下さい。
2年住んで、引っ越したので、もう解決しました。失敗した事により、次の部屋選びにはかなり役立ちました。
5.引っ越し後のトラブルをもしあったら、教えて下さい。
街中に住んでいたのもあり・・・変質者に4回も会いました。警察にも相談しましたが、捕まる事もなく。なので繁華街近辺は色々と危ないと思います。
6.引っ越しを経験して、良かった点は?
6-1.部屋探しの良かった点
街中だったので、あまり交通費がかからずに生活できていました。
6-2.そう思った理由は?
住んでいる街で、買い物や外食が出来たから。
6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?
特にないです。
7.これから部屋探しをする人へのアドバイスについて
洗濯をいかに太陽光で乾かせるか、特に冬場は太陽が入るお部屋がいいと思います。
8.仕事関連の引っ越しだからこその失敗やその理由をもしあれば、教えて下さい。
仕事関連の引っ越しではありませんでした。
9.今回の部屋探しをお願いした不動産会社について
9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。
特にないです。
9-2.不動産会社に期待するは?
特にないです。
そう言った意味では今回の趣旨である失敗例を聞き、次回の部屋探しに生かすというのはすごくためになることだと思います。
10.部屋探しの失敗を聞いての考察について
10-1. 今回は臭いが酷く対処できなかったことに不満を感じていらっしゃるようですね。
まずこの原因がなんなのかという原因を突き止める必要があります。よく内見時に、排水の臭いでくさいお部屋はありますが、あれは封水という洗面所などで臭いや虫の侵入を防ぐための水が乾ききってしまっていることで起こる現象なのですが、入居していて臭いが上がってくるということは排水に問題があるのか、臭いを防止している蓋の周りのゴムパッキンが劣化していることも考えられますね。芳香剤で対処されているとのことでしたが、経年劣化で起こっている現象の可能性も大いにありますので、一度物件の管理会社にお電話で聞いてみられることをお勧めします。
10-2. 日当たりが悪いとおっしゃっていますが、これも臭いの原因になっている可能性がありますね。
もちろん、今から窓を増設することはできませんので、お勉強として次回のお部屋探しに期待しましょう。内覧時には日当たりと通風が上手くできるのか、通風するときは窓を開けますので、窓の前は人が歩くようなスペースはないかなど、防犯面も併せて確認するようにしましょう。今回の失敗を糧に、次回のお部屋探しは成功して欲しいです。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。あなたの部屋探しに今回の失敗を参考にしてもらえると嬉しいです。ただ、自分で色々と確認するのが面倒な場合には、その担当者に色々な確認をお願いする方が効率的だと思います。
もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。
あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
この記事へのコメントはありません。