C.解決事例(お客様の声)

転勤辞令で初めての東京へ、物価の高さが気になり家賃の安い部屋を選んだら失敗

土地勘のない街への引っ越しやはじめての部屋探しで悩んでいる方へ、『失敗にハズレなし』の信念で、正しいお部屋の選び方を学んでみませんか?

ところで、以前、OWNDAYSの田中社長の新刊『大きな嘘の木の下で』について書いた時に少し出てきましたが、私が行っている失敗研究の名著と言えば、『失敗の本質』です。

著者の鈴木博毅氏は失敗の構造から新たなイノベーションへのヒントを探ることをライフワークとしています。この書籍は日本軍がなぜ、アメリカ挑み、完膚なきまで敗北したのかを分析しています。その中で、自分的に刺さったのが、有名なマリアナ沖海戦の話が科学的思考を無視され、唖然とする日本人科学者の章です。

実は、アメリカ軍と同じレベルの技術を持っていた日本軍。ただ、日本軍の上層部や現場で戦っている日本兵は自分たちが理解できない現場の力について、軽蔑する思考が強く、この戦いでも日本人科学者のレーダー開発の成果を戦闘現場に活かす柔軟性が全くありませんでした。では、部屋探しに置いて、オンライン内見や面談など、コロナ禍と共に急速に進んだDXなどのデジタル化の中でどうするのが最も賢いか?

前置きが今日も長くなってしまいました・・・すみません、続きは考察の方で。失敗例スタートです。

第3770回目の今回は、広告代理店に勤めている30代の男性会社員の方にお話を聞きました。2018年4月の転勤を機に、中国地方から関東地方への3LDKでの家族暮らしに向け、はじめての引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。

引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。

【今回のポイント】

中国地方から関東地方へ、転勤を理由に引っ越しされた方ではじめての引っ越しの為、家賃や費用、その後の生活に関して、強い不安を感じていたようです。

実際、どのような 部屋探しだったのでしょうか?事前のトラブル対策や事後対応は可能なんでしょうか?

1.引っ越しの理由と生活

1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。

もともと岡山県にいましたが、転勤辞令によって東京本社に移動になったため、引っ越しすることになりました。

1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?

東京と聞くとうるさい環境をイメージしていたので会社から距離があってもよいので、静かでそこそこの広さのある所で生活したいと思っていました。

2.引っ越しまでの期間とその理由

結局、一ヶ月程度掛かりました。転勤辞令を受けたのが大体1ヶ月半ほど前だったので、そこから仕事を片付けたりしていたら、引っ越しに手をつけたのがそれくらいだった。

3.引っ越しの不安

3-1.どんな不安がありましたか?

東京は物価が高そうなのでとにかく家賃がどの程度になるのかがとにかく心配でした。会社からの家賃補助があるとはいえ、できる限り抑えたいと考えていました。

3-2.不安になった理由を教えて下さい。

遠すぎて実際に場所を何度も確認しに行くことが難しいというよりできないし、部屋を決めるまでにそんなに時間を要することができない。

4.部屋探しの失敗

4-1.失敗を教えて下さい。

落ち着いた環境を考えすぎて会社からかなり離れてしまい、通勤が大変になったこと。最初はそうでもなかったが毎日のこととなると辛い。

ゴミの収集に関してかなり細やかで面倒だった。選ぶマンションによってはいつ出してもOKというところもあったので、そちらにしておけばよかった。

4-2.失敗の理由を教えて下さい。

経験不足で無知だったことが原因だと思います。こういったことをどこに聞けばいいか分からず、また時間もなかったので自分で決めてしまいました。

4-3.失敗再発への対応は?

もちろん家賃や部屋数、広さは絶対に自分の希望を100%考える必要がありますが、周りの環境やゴミであったりもしっかり確認した方がよい。

4-4.その他何かあれば、教えて下さい。

特にありません。

5.引っ越し後のトラブル

トラブルという程ではないものの部屋を見に行った時、隣、上ともにいらっしゃらなかったので気づがなかったが騒音というか話し声などがすごく気になっている。

6.引っ越しして、良かった事

6-1.部屋探しの良かった点

自分の今までの環境と全く違う所に飛び込むというのは最初はすごく難しいことだと思うが、自然にそこに順応していこうとするので人間的に広がると思う。

6-2.そう思った理由は?

知り合いや土地勘もない場所でしたが、今はなんとかなっているので。

6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?

家族の大切さだと思います。

7.部屋探しのアドバイス

遠方すぎると正直なところ、自分で調べることに限界があるのは間違いないので不動産屋、引っ越し業者など複数選択肢を準備しておくのがよいと思う。

>>弊社では一都三県内での単身・一人暮らしのお引っ越しであれば、提携しているファミリー引越センターを通常価格から30%オフの値段でご紹介できます。このサービスを使って、賢くお引っ越してください。きっと最適なプランを紹介してくれます。もちろん、養生をしっかりして、お部屋に傷付けませんし、追加の費用請求もありません。

群雄割拠で競争が激しい引っ越し業界では他社に負けないため、30%もの広告費がお見積りに載っていると思うのと、怖いですね。多くの人が使っている相見積もりの引っ越しサイトとか、実際は相見積もりサイト運営者や間に入っている代理店にいくら払っているのか、気になります・・・。

8.仕事絡みの部屋探しの失敗

遠方への転勤だと自分で部屋や場所を選ぶ選択肢が明らかに少ないし、何より自分で見たりすることが金銭的、時間的にできない。

9.不動産会社の選び方

9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。

規模の大きな不動産屋で色々な物件を持っており、営業の方が同じ年代、同じような家族構成だったので話やすかったため。

9-2.不動産会社に期待するは?

代行者に実際に見に行ってもらい、オンラインなどでリアルタイムで確認できたりするとすごくありがたいと思う。

10.部屋探しの失敗を聞いての考察について

10-1. 初めてのお引越しということで色々と大変だったかと思います。

賃貸物件を借りるときじゃないと、不動産に関する知識なんて頭になくて当たり前の世界ですので、知らないことは不動産会社にしっかりと「知らない」と伝えましょう。希望の物件を探すなら、まずは不動産会社選びから始めることをお勧めします。今回は営業マンからここにしましょうと強く押されて契約をされているようですが、納得しない物件を契約するのはNGです。

10-2. またおっしゃっているように、ご両親や兄弟、友人を連れていくことは大変おすすめです。

初めてのお引越しであれば知らないワードや見るべきポイントがたくさんあり、頭の整理が追い付かないことがありますが、引っ越しの経験がある人の第三者としてのアドバイスはこういう時は非常に役に立ちます。東京であれば多数の不動産会社があり、その会社の中にも数人の営業マンが存在します。担当者によっても物件探しの質が変わることもありますので、「いい物件に住みたいときは、まずいい営業マンを探す」ことから始めてみましょう。次回のお部屋探しでは、ゆとりをもって行動ができるといいですね。

ここまで読んで頂き、ありがとうございます。あなたの部屋探しに今回の失敗を参考にしてもらえると嬉しいです。ただ、自分で色々と確認するのが面倒な場合には、その担当者に色々な確認をお願いする方が効率的だと思います。

前半の方で書いた、急速なデジタル化の中で、失敗の少ない部屋探しをするにはどうするかですが、当社が800人近い人に行ったアンケートで70%近い人が後悔や失敗している現実から考えると、部屋探しも失敗の芽をこれまで世に出ていなかったデータを使い、真っ先に潰すのが一番効率的だと思ってます。

あなたはどちらですか?事実であっても、これまでのようにまずは感覚やセンスを活かした部屋探しを始めますか?

私はこれまでの経験やセンスを先行させ、お客様の満足度を下げたり、上げたり、サービスの質をブラさないように、先ずは経験者のデータを使ってゴミや地雷部屋を除去する方が自分に合った部屋を探し、充実した毎日を過ごすというゴールに圧倒的に早く、近づく事が出来ると思っています。もう何も武器を持たず、竹やりやこん棒ぐらい??で圧倒的な物件数と戦う時代はもう終わったのでは?と個人的には思っています。

もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。最後に、他にも同じような部屋探しの失敗エピソードがあります。部屋探しで失敗して、損をする前に読んでみませんか?

ーーー

あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。

今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。

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馬場 紘司

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馬場 紘司

事例を基に後悔のない取引を目指し、2013年以降40件以上の不動産取引を経験。現在は投資や居住用の不動産を中心に売却価格を上げるリノベーションなど建物の改修に注力。宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー2級、住宅ローンアドバイザー。>>その他詳しい実績はこちら

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