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いつも読んで頂き、ありがとうございます。
不動産で明るい毎日を目指す六本木の不動産屋、(株)リビングインで住まいのトラブル相談・提案を担当している宅地建物取引士兼住宅ローンアドバイザーの大和田です。
弊社で分析した4,000件を超える引っ越しの実例を基にお部屋探しをしている時には分からなかった、住んでみて失敗と気づいた意外な5つのケースをご紹介!
大和田:お部屋探し中には気づきにくい盲点を確認し、後悔しないお部屋探しを実現しましょう!
お部屋の内覧の時やポータルサイトをよく見ても、気づきにくいポイントが結構あったので、これから部屋探しをする人の役に立つと思い、まとめてみました。
1.ワースト5:コンセントが足りない!
お部屋探しの盲点中の盲点が、コンセントの位置と数です。お部屋の雰囲気が気に入って契約し、いざ入居したところ、コンセントの数が全然足りない、必要な場所にないというケースがあります。例えば、キッチンにコンセントがないためにリビングでご飯を炊くことになり・・・、毎日お部屋がご飯の匂いで充満。他にも、家具を置いたら、コンセントが隠れて使えない・・・。
こういったことが起こらないためにも、お部屋の内覧時に、コンセントの位置や数、家具のサイズ、設置場所の確認をしましょう。忘れがちなメジャーを持って行くといいと思います。
2.ワースト4:ロフトがムダに…光熱費もかかる
おしゃれで収納スペースも増えるからと、一人暮らしの方に人気のロフト付きのお部屋ですが、引越し後も使いこなしているというお話は、残念ながらほとんど聞きません。
相樂:ロフトのある部屋をお勧めできないデメリット
- 毎日はしごを登るのが面倒
- 寝室に使うつもりだっだけれど、夏は暑すぎてとてもじゃないけれど眠れない
- 夜中とか、寝ぼけてはしごから落ちてから使っていない
- 冬場は暖房器具からの暖気がロフト部分にたまってしまい、余計な光熱費がかかる
そのうち、掃除も億劫になりホコリがたまってしまって…ということもあるので、ロフト付きのお部屋は見た目だけでなく、慎重に検討してから選ぶようにしましょう。
3.ワースト3:収納スペースがなくて、デザイナーズが台無し
近年人気のデザイナーズマンションですが、おしゃれすぎるお部屋は実用性に欠けることもあります。特に、見落としがちなのが収納スペースです。おしゃれにゆえ、クローゼットや収納スペースがほとんどないお部屋も少なくありません。物の少ない男性やミニマルな生活が好みの方なら問題ありません。
が、ほとんどの女性にとって収納スペースは大切ですよね。
せっかくおしゃれなお部屋を選んだのに、衣装ケースを積み重ねることになり台無しになった…なんていうことにならないようにしましょう。収納スペースがあったとしても、押入れタイプや二段になったタイプのクローゼットでは、長めの洋服が収納できません。個人的に、ワンピースやコートなど、長めの洋服をたくさん持っている方は、お部屋選びは絶対ハンガー付きのクローゼットを選ぶことをオススメします。
4.ワースト2:周辺がうるさすぎた、静かすぎた
女性の一人暮らしでは、周辺環境の治安のよさはとても大切なポイントです・・・が、広い視野を持たないと思わぬ失敗をしてしまうかもしれません。
例えば、
1.夜の帰宅の安全性を考えて、大通り沿いのマンションを選んだら、深夜まで車通りが多くてうるさすぎた…。
2.駅近のお部屋を選んだのはよいが、夜は酔っ払いがフラフラしていてかえって治安が悪い…
3.静かさを求めて住宅街のマンションにしたら、夜は人通りが全くなく怖い…
こうしたことを防ぐには、できれば内覧や下見はプロにも任せ、昼間と夜間の2回行うといいでしょう。また、案内時に不動産会社の人にも周辺の状況を聞いてみて下さい。詳しく教えてくれると思います。例えば、外食先を引っ越し先のエリアにするとか。なかなかきっかけを作らないといけないケースが多いいので。
5.ワースト1:家賃が生活を圧迫・・・、短期間で再び引越しするハメに
大和田:理想のライフスタイルや目標を実現するために少し背伸びをすることは大切だと思っています。しかし、背伸びをしすぎると、後々自分を苦しめることになりかねません。頑張れば払える、くらいの家賃のお部屋に住む時に気をつけたいのは、周辺の物価です。家賃が高めのエリアは、周辺のお店の物価が高いことも多いです。飲食店やスーパーも高級志向のものばかりだと、家賃に加えて生活コストもかかってしまいます。
その結果、短期間で家賃の安いところに引っ越さざるを得ない…、初期費用がまたかかるという悲劇だけは避けたいですね。余裕のある暮らしをしたいなら、手取り収入の4分の1程度(年収の25%)の家賃のお部屋を選びましょう。
手取り収入の4分の1程度の家賃の詳細や参考はこちらにまとめておきました。
>>30代独身女性の一人暮らし、お部屋の家賃や生活費はいくら?
6.失敗例を基に、部屋探しでみんなが間違った失敗・後悔のまとめ
今回はいくつか多く例があったものをまとめました。実際にあった失敗例を参考にピックアップしているので実際に内覧時や不動産屋さんとの面談時に確認してみて下さい。引っ越した後から、ここを変えたいとか思っても、かなりハードルが高いため。
・下見や内覧では、コンセントの位置と数を特に確認する
・ロフト付きのお部屋は安易に選ばない
・デザイナーズ物件は収納スペースをチェックする
・マンションの周辺環境を昼間と夜間の2回確認するのがベター
・家賃は多少の背伸びはいいけど、無理しすぎない。半年や一年先くらいの自分ぐらいがベター。
あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
*頂いたコメントを参考に、今後の活動を改善していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して、結果と原因のみ、記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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