こんにちは、宅地建物取引士の大和田です。
賃貸のお部屋を借りようとする際、何かと気になってしまうのが騒音に関することだと思います。実際、失敗談でも壁が薄い、隣人のテレビが聞こえる、ドンドン叩いてくるなんてことまであり、上位に出てきます。
例えば、家にいることが多く、
また、準工業地域は倉庫や工場へ荷物を運ぶトラック等の大型車が行き来するため、
そこで、居住者同士でトラブルを起こしてしまった、我慢できなくて引越すことになってしまった、なんてことがないよう、内見の際に音にはチェックをしておきたいです。
しかし、入念にチェックしておいたのに入居後に後悔してしまう、そんな例もあるようです。引っ越し代も短期で繰り返していると、バカにならない金額になるので今回の実例を見て、長く住める部屋を見つけて下さい。
1.せっかく角部屋を選んだのに
- 話し声
- 椅子を引く音
- 掃除機の音
- シャワー音
賃貸住宅に住んでいると、こういった生活音が隣のお部屋から聞こえてくることがあります。その為、隣にお部屋が一つしかない角部屋や最上階の部屋はなるべく騒音を避けたいという場合にピッタリです。しかし、せっかく角部屋や最上階の部屋を選んだのに騒音に悩んでしまうというケースも・・・。念のため、角部屋とは?家具の配置感が考えた、メリット・デメリットはこちらです。
・近くに階段があって、足音が気になってしまう
・近くエレベータがあって、エレベータの機械音が気になってしまう
こんなこともあるんですよね。せっかく角部屋を選んだのに、これでは勿体ないです。騒音を避けるために角部屋を選ぶ際は階段やエレベータから遠い部屋にした方が静かに暮らせそうです。最上階はどうなのか?今後、アンケートを分析し、レポートしていきます。
角部屋のメリット・デメリットやどんな人におすすめなのかはこちらのページにまとめておきました。家賃が少し高くなりますが、角部屋は上手に選べば、凄く住環境がよく、個人的にはお勧めです。
2.窓の遮音性を見落としていた
お部屋の遮音性をチェックする方法として、壁をコンコンと叩いてみる、という方法があります。壁をコンコンと叩いてみて、重くて中身が詰まっているような音がする場合は、遮音性が高いと考えられます。逆に、壁をコンコンと叩いてみて、軽くて裏側に響くような音がする場合は、遮音性が低いと考えられます。多くの方がこの方法で遮音性をチェックしていると思います。
しかし、ここで盲点もあります。窓の遮音性、サッシ周りを見落としてしまうことがあるのです。窓はお部屋の中で最も大きな開口部であり、外部からの音が入ってくる入り口となりやすいです。「壁の遮音性はしっかりとチェックしたが、窓の遮音性はチェックしていなかった」と後悔する人が結構います。
騒音という事で、最近よく聞かれる内廊下・外廊下、内階段・外階段による、騒音や防犯・治安についてもこちらのページにまとめました。一人暮らしの女性の方だけでなく、一人暮らしで仕事などで昼間、家にあまりいない人は参考に見てみて下さい。
>>実際に騒音トラブルに遭い、管理会社や警察に相談した方にヒアリングを行い、こちらにページにまとめました。
3.隣にお住まいの方に認識してもらえなかった
不動産業界にいると、「隣のお部屋に人が引越してきたことにしばらく気づかなかった」という声を耳にすることがあります。特に、大きな問題にならないようで意外に音の問題に発展しやすいです。「隣のお部屋には人が住んでいない」という認識から、ついつい生活音を出し過ぎてしまうことがあるのです。
この問題は、引越し時に挨拶をしておけば防げます。騒音の問題だけでなく、お互い気持ちよく生活していくためにも引越しをしたら早めに挨拶をしておくとよいでしょう。
ただし、東京の単身者向けマンションや女性の一人暮らしなど防犯の問題から挨拶が難しい場合は、不動産管理会社や引越し業者に相談しておきましょう。親切なところだと、代わりに「引越しにつき、ご迷惑をおかけします。」といった挨拶や案内文のポスティングを行ってくれるケースがあります。
4.内見のときは静かだったのに
内見のときには静かだと思っていたけれど、いざ入居してみると全然静かではない。これもよくあるケースです。と言うのも、内見をするのはたいてい明るい昼間です。昼間は多くの居住者が仕事などで出払っているため、生活音に関するチェックがしにくいです。静かであってほしいのは夜の寝る時とかのはずなのに・・・。結果的に、内見のときは静かだったけれど、いざ入居してみると、以下のようなケースがあります。
・夜でも楽器を弾いている人がいる
・深夜から朝方まで学生のノリで飲み会をしている
本当は、騒音が気になる場合は何度か時間帯を変えてチェックできるとよいと思います。最近では、夜の内見にも対応してくれる不動産会社さんもあります。駅からマンションまでの夜の状況や入居者の多くが帰宅したマンションの実際が分かると思います。
その他、家にいることが多く、
世田谷区の方で実際にあった騒音に関する相談を参考に、
また、準工業地域は倉庫や工場へ荷物を運ぶトラック等の大型車が行き来するため、
5.入居後に分かる騒音実例のまとめ
騒音について、内見の際に入念にチェックしておいたのに入居後に後悔してしまう、そんな例を引っ越し事例の中から4つご紹介しました。他にも、騒音トラブルに関しては色々なケースがあり、その原因と対策を整理し、レポートしていきます。
・例1:せっかく角部屋を選んだのに階段やエレベータの近くで音が気になる
・例2:壁の遮音性はチェックしていたが、窓の遮音性をチェックしていなかった
・例3:隣の部屋の人に自分の存在を気づいてもらえなかった
・例4:内見をした時は静かだっただけで、実際は全然静かではなかった
賃貸住宅では騒音問題から居住者同士のトラブルを起こしてしまった、我慢できなくて引越すことになってしまった・・・、といったことが珍しくありません。生活音ですら、時間帯が違うだけで、騒音、ストレスになります。今回ご紹介した内容がお部屋選びの失敗を防ぐ助けとなれば幸いです。
以前、失敗談を基にまとめた女性の方が角部屋を選び、住んだ後の恐怖体験についてはこちらのページにまとめておきました。
あなたの大切な人生と平穏が守られますようにこれからも私たちは4,000件を超える引っ越しの失敗談を基に、住まいのトラブル解消の専門家として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
オンライン内見でも担当者に確認してほしいポイントを共有できるチェックシートを作成しました。こちらのシートを先方に送り、問題がないか、効率よく、確認してもらってください。他社のシートも比較につけておきました。後悔しない、損しない、時間を無駄にしないために活用して下さい。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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