目次
はじめに
いつも、読んでいただき、ありがとうございます。
住まいのお悩み無料相談、アリネットの防犯設備士兼宅地建物取引士の馬場です。
今年の4月や5月、6月で合計200件近い、住まいのお悩み相談を受けました。
コロナが終わり、引っ越す人が増えたみたいです。
月間の相談件数としては5月が70件を超え、過去最高記録を更新しました。
LINE公式からの住まいのご相談も200人を超え、住まいの悩みが本当に多いことを実感しています。
久しぶりの引っ越しやオンライン化の影響で希望の契約条件と違う方を含め、たくさんの方が部屋探しのトラブルに巻き込まれていました。
中には、資料にあったバスタブが実際にはない等、設備や広さが違うレベルで騙されている人もいました・・・。
そのため、ここでは6,700を超える過去アンケート結果を基に、後悔の内容とその人の行動を基に分析した結果をまとめました。
1.引っ越し経験が2回以下の方、特に女性の一人暮らし
アンケートを調べると、70%近い方が何かしらお部屋の事で後悔していることが分かっています。
部屋探しの経験が少ないと「自分の条件で、どのような部屋に住めるのか?」が分からない方が多くいます。
例えば、『渋谷勤務の方が田園都市線や京王井の頭線で10万円の家賃を条件にすると、どのような部屋に住めるのか?』など、家賃相場を分かっていないことが多いです。
そのため、初めは面倒ですが、相場を理解してからお部屋を決めるためにも、5部屋ぐらい実際に見ることをお勧めしています。
アンケートでは、男性で一人暮らしをする方は家賃を重視している方が多く、そもそもお部屋に期待している部分が少ないため、後悔の度合いが少ないことが分かっています。
もちろん、以下で説明するような契約条件や設備の有無で後悔することがありましたが、それは担当者に騙されている場合でした。
一方、女性は自分の住まいに住みやすい事や安全であること等、期待することが多く、引っ越し後に後悔する割合が70%と非常に高かったです。
そのため、後悔を減らすためには、女性の方がより多くのお部屋を見て、お部屋を決めた方が賃貸相場の理解を含め、後悔する可能性を減らすことが出来ます。
2.部屋探しの条件が間違っている?
アンケートで後悔している方の内、20%近い人が最寄り駅を1つに絞り、家賃や間取り、広さなどで探してしまったと書いていました。
このやり方だと、お部屋の選択肢が少なく、契約前から妥協していた方が結構います。
個人的には、勤務地へのアクセスを踏まえ、複数路線や通勤時間で絞り、いくつかの駅でお部屋を探す方が選択肢が増え、確率的に住環境が良い部屋を探すことが出来ると思います。
どうしても、後悔したくない、生活環境を譲りたくない方は、先ずは複数の路線から最寄り駅を広げ、お部屋を探すことで選択肢を広げてみて下さい。
3.お部屋の内見方法が分かっていない?
これは1の部屋探しの経験と関連していますが、お部屋を見た数が多いほど、相場を含め、分かってくることが多く、自分に合った部屋や過去に後悔した部屋の条件を基に選ぶことが出来、後悔することが減っていきます。
アンケートでは、部屋探しの経験が2回以下の人は後悔する可能性が高く、信用できる不動産会社の担当にきちんと話を聞き、お部屋を選ぶ方が良いと思います。
>>念のため、他社のものも含め、内見時のチェックシートをこちらのページにまとめておきました。
部屋探しの際に参考にしてください。
4.初めから仲介手数料無料の部屋から選ぶ
物件数№1のSUUMOですら、『手数料無料』や『手数料半額』で検索すると分かりますが、募集物件が2%ぐらいまで減ります。
その中から、お部屋を選ぼうとすると、選択肢が100部屋あったものが2部屋まで急に減っているので、満足できる部屋を探すことはかなり難しいと思います。
そのため、個人的にはまずは手数料の条件を無視して部屋を探し、そのエリアやあなたの条件ではどのような部屋があるのか、その地域の相場を理解してから手数料無料の部屋を選ぶのか決めた方が良いと思います。
ただ、同じ部屋を他の不動産会社が紹介できることもあり、手数料については最後に交渉できることが多いです。
そのため、初期費用も含め、どうしても予算がオーバーする時には担当に相談するのも一考です。
>>SUUMOを使ったおとり物件の探し方をこちらのページにまとめておきました。お部屋を検索してく中でなんか、怪しいなと思ったら読んでみて下さい。
5.部屋探しで後悔する人の条件まとめ
今回は部屋探しのアンケートの結果を基に部屋探しで失敗する人の傾向をまとめました。毎年4月、5月の引っ越しシーズンは住まいのお悩み相談が本当に増えます。
特に、女性の一人暮らしで部屋探しの経験が少ない方や遠方へ引っ越される方は周辺の相場やお部屋の探し方が分かっていないことが良いので、良い担当を見つけ、慎重にお部屋を決めて下さい。
お仕事などで忙しく、急いで引っ越したい方などもいますが、部屋探しの経験が少ないうちはトラブルも含め、ダマされることもあるので、担当にキチンと意向を伝え、なるべく多くの部屋を紹介してもらってください。
お部屋探しもそうですが、短期間で引っ越しを繰り返し、経済的に苦しくなり、楽しい暮らしが出来なくならないよう、担当者に生活スタイルを含め、よく相談し、進めていってください。
>>アンケートの回答を基に、みんなが考える良い不動産屋の選び方をこちらのページにまとめておきました。もし、どうしたら、良いか分からなくなったら読んでみて下さい。
良い一日は良い部屋から始まりますよ。
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