敷金とは、「マンションの賃貸契約で家賃の滞納、汚損・損壊、といった場合に備えて、借主が貸主に対して事前に預けておくお金のこと」を言います。金額としては、家賃の１～２ヶ月分が一般的です。敷金は、地域によっては、『保証金』と呼ばれることがあります。敷金は原則として退去時に返金されるお金ですが、借主の故意・過失による汚損・破損がある場合は、『原状回復義務』に基づき、その修繕かかる費用を差し引いた金額になります。
なお、慣習的に、「退去時のハウスクリーニング代は入居者負担」という特約を設ける賃貸物件が多く、その場合、借主の故意・過失による汚損・損壊がなかったとしても、返金されるのは、ハウスクリーニング代を差し引いた金額になります。この敷金の返金については、基準があいまいなことから、トラブルが多く発生しているのが現状です。不明な点があれば、契約前に不動産会社などに具体的な内容を確認するようにしましょう。 また、国土交通省の『原状回復をめぐるトラブルとガイドライン』も参考にしてください。
原状回復の要件、金額の算出方法は、後々のトラブルの元になるので、入居前に確認しておくと安心だと思います。退去費用については、わかりにくい部分が多いと思いますので、下記フォームより、お気軽に弊社までご相談ください。また、入居中に水漏れや傷などお部屋を汚してしまった場合も、早めに連絡いただくことで対応でき、退去費用の負担を減らせることもあります。念のため、引っ越し経験が少ない人向けに、退去費用をいかに合理的に減らすか等、FP監修で対策をまとめた記事はこちらです。
担当 馬場
▶関連用語：保証金、ハウスクリーニング
あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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