1.管理者(管理会社・大家)さんに提出する「内見申込書」とはどんなもの?
内見申込書とは、不動産業界で用いられている書類の一つで、お部屋の内見を希望するお客様が現れた際、不動産会社(仲介業者)さんが管理者(管理会社・大家)さんに対して提出する書類のことです。他にも「内見依頼書」と呼ばれることもあります。
内見申込書は、通常、管理者さんが用意する書類です。その内容は、管理者さんにより異なりますが、おおむね下記のような内容です。
- マンション名や部屋番号などお部屋の情報を記載する欄
- 日付や時間帯など日程を記載する欄
- 氏名や住所、連絡先などお客様の情報を記載する欄
- 氏名や会社名、会社所在地、連絡先など不動産会社の担当者の情報を記載する欄
- 「汚さないこと」「水道・トイレは使用しないこと」「最後に戸締りをすること」など注意事項を示す欄
内見申込書はお客様には直接関係のない書類ですが、お客様が内見の申し込みをした際、不動産屋さんが管理者さんに対して提出しています。この書類の提出と鍵の受け取りがあって、はじめて内見を行うことができます。
なお、内見の申し込み方法については、記事「6,700件の引っ越しを参考に、賃貸マンションのお部屋の内見や申し込みのポイント3つ」を参考にしてください。
2.マンションの内見申込書のまとめ
今回は不動産会社が用意する書類、内見申込書について、ご説明しました。お部屋の内見をする際、後々トラブルやダブルブッキングを防ぐため、FAX又はメールでこのような書類を求められるのが一般的です。以下、今回のまとめです。
・内見申込書は、内見前に、不動産会社さんが管理者さんに提出する書類のこと
・内見申込書には、お部屋情報、日程、お客様情報、担当者情報を記載する欄、注意事項を示す欄などがある
これから内見を行う方向けに、資料と実際が違ったトラブルや隣人や騒音問題の実際にあった相談を基に、内見時に室内以外で見てほしいポイントを整理しました。契約を不履行に出来た事例のやり取りも付けました。部屋探しの経験が2回以下の方には特に読んでもらいたいです。
担当 相樂
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私たち、アリネットは住まいのトラブルを減らすため、2000年以降、引っ越しを経験された方、累計6,700人超の方にアンケートを行い、様々な部屋探しの体験談や失敗談を集計し、分析してきました。同様に、住まいのトラブルに関する最新の裁判判例を弁護士や司法書士と共に理解し、データ化しています。
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有名私立大学卒業後、部品商社を経て、2011年より西東京、立川や吉祥寺エリアを中心に建物の工事・改修を行う。2013年より、同代表の相樂と共に不動産の売買、管理・賃貸仲介を始め、現在に至る。
2019年は茨城県の戸建てや板橋区の共同住宅などを仲介。同時に、東京渋谷区の民泊や麻布十番のシェアオフィス向けリノベーションやコンバージョン工事を行う。最近は、台風15号や19号に伴う火災保険の申請サポートやその後の改修工事を積極的に行う。
保有資格:宅地建物取引士、FP二級、防犯設備士、住宅ローンアドバイザー
馬場 紘司
株式会社リビングイン 共同代表
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