目次
土地勘のない街への引っ越しやはじめての部屋探しで悩んでいる方へ、『失敗にハズレなし』の信念で、正しいお部屋の選び方を学んでみませんか?
突然ですが、これまでしてきた失敗から何かを学び、生かしたことはありますか?
人間、誰しも本能的に失敗を隠し、遠ざけます。だからこそ、失敗から積極的に学ぶ人は最短で成長し、パフォーマンスが上がります。ちょっと前に流行った高速PDCAと同じ理論です。オックスフォード大学を首席で卒業し、英Times紙の第一級コラムニストであるマシュー・サイドが書いた『失敗の科学』の中に、データを受け入れない人々について書かれた章があります。
「科学的な研究結果に見せかけた無意味な統計を手に、世間の脚光を浴びようとする物好きな素人の話は聞くに値しない」
これまで経験やセンスで仕事をしていた人にとって、データの効果を突きつけられると強い拒否反応を示し、大抵自分の殻に閉じこもろうとします。
私は経験やセンスもこれまでの通り、大切だと思います。ただ、当社のアンケートで70%近い人が後悔や失敗している現実から考えると、部屋探しも失敗の芽をこれまで世に出ていなかったデータを使い、真っ先に潰すのが一番効率的だと思ってます。
あなたはどっちから先にやりますか?これまでのように、経験やセンスを生かして、お部屋を探しますか?
私は、お客様の満足度を下げたり、上げたり、サービスの質をブラさないように、先ずはデータを使ってゴミや地雷部屋を除去する方が自分に合った部屋を探し、充実した毎日を過ごすというゴールに圧倒的に早く、近づく事が出来ると思っています。部屋探しの経験が少ない方がスマホ一つで部屋探しを始めるのは、何も武器を持たず、竹やりやこん棒ぐらい??で圧倒的な物件数を競っているメガポータルと戦う時代はもう終わったのでは?と個人的には思っています。
さて、前置きが今日も長くなってしまいました・・・すみません。失敗例スタートです。
第2373回目の今回は、IT企業に勤めている20代の男性学生の方にお話を聞きました。2019年12月にお部屋の条件改善を機に、関東地方から関東地方への1Rでの一人暮らしに向け、2回目の引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。
引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。
【今回のポイント】
2回目のお引っ越し、実際に住んでみないと分からないことがあった20代の男性のお話です。 共用部が汚く、腐敗臭がしたりお風呂が思ったより狭いと感じられているようです。その後、どうだったのでしょうか?
1.引っ越しの理由や引っ越し後の生活について
1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。
電車通勤するのも大変だったので、更新のタイミングで、仕事場の近くに、引っ越すことを決めました。
1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?
休日はランニングで汗をかき、お風呂に入ってダラダラと過ごしたいと思ってました。
ゲームをしながらお酒も飲めるようになりたかったです。
2.引っ越しが終わるまでどのくらい掛かりましたか?その理由も教えて下さい。
一カ月半程度掛かりました。なるべく早め早めに行動したほうが、実際に住んでみておかしいところがあったら、すぐに部屋を変えられるというメリットがあるからです。
3.引っ越し時の不安について
3-1.どんな不安がありましたか?
近隣の人がうるさくない人がいいと思っていました。あと隣の部屋から音楽が聞こえないほうがいいと思いました。
3-2.不安になった理由を教えて下さい。
田舎のほうに住むとコンビニに行くのも一苦労だし、引っ越し代金もかなりかかってしまいますので、なるべく都心近くに引っ越したほうがいいと思ったからです。
4.部屋探しの失敗について
4-1.失敗を教えて下さい。
実際に部屋を内見しても住んでみないとわからないことがたくさんありました。
内見の際に、コンセントの位置や個数を確認したほうがいいと思います。
4-2.失敗の理由を教えて下さい。
共有部が汚くて、そこから腐敗臭がしたり、お風呂が思ったより狭いといったことがありました。
なぜか、水道代も少し高かったです。
4-3.失敗再発への対応は?
内見だけではなく、実際に同じ物件に住んでいる人にどんなことで困ったかを聞くのも手段の一つであると思います。
4-4.その他何かあれば、教えて下さい。
特に思いつきません。
5.引っ越し後のトラブルをもしあったら、教えて下さい。
虫が網戸でも入ってくることがあるので、そこは気を付けたほうがいいと思います。あと、やっぱり、隣の部屋から大音量で音楽が聞こえてきます。
6.引っ越しを経験して、良かった点は?
6-1.部屋探しの良かった点
引っ越してから人間的に成長できたのは、近所の人とのコミュニケーションがうまくとれるようになったことです。
6-2.そう思った理由は?
隣の人は音楽がうるさいですが、会うと良い人なので、積極的にコミュニケーションを取っています。
6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?
いえ、特にありません。
7.これから部屋探しをする人へのアドバイスについて
不動産屋さんで値段がかなり違ってくるので、その点は気を付けて決めたほうがいいと思います。
不動産屋さんを通さないやり方もあります。
8.仕事関連の引っ越しだからこその失敗やその理由をもしあれば、教えて下さい。
就職して引っ越すと転勤したときに会社が転勤代を出してくれないという事が起きるので、もし、引っ越したいと思っている人はその点は気を付けたほうがいいと思います。
9.今回の部屋探しをお願いした不動産会社について
9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。
一つの不動産屋さんにしか行っていなかったので、初めからその不動産屋さんにすることと決めていました。あと、グーグルの評価も見ました。
9-2.不動産会社に期待するは?
不動産屋さんがかなりの低額で引っ越しサービスをすれば、入居する方のメリットの一つになると私は思っています。
10.部屋探しの失敗を聞いての考察について
10-1. 今回は費用面に心配を抱かれたとのことでした。
実際に、同じ物件で見積もりの比較検討をしてみると何十万も費用が変わるケースもあります。そこでシステムをご説明しておきます。物件にはオーナー様が一人います。その物件を管理する管理会社がいます。物件をネットに掲載して募集させてくださいという仲介業者がいます。そして、お部屋をお探しのお客様がいます、と4者が出てくるのでとてもややこしく感じます。オーナーと管理会社は1つしかありませんが、仲介業者が多数存在する為、それぞれの会社のオプション料金(消毒施工、24時間トラブルサポート、光触媒など)が加算されていたり、キャンペーンによって仲介手数料が値引かれていたりします。
今回は<相見積もり>ということでいろんな仲介業者に見積もりを出してもらって、一番安いところで契約されようとしたのでしょう。
10-2. この場合も、なぜこの値引き額が可能なのかをしっかりと不動産営業マンに確認するようにしましょう。
場合によっては、費用は下がるものの、短期違約金の増加や、特約の追加が入ると結果借主が不利な条件を出されるかもしれません。オプションについては「任意なのか必須なのか」をしっかりと聞いたうえで契約へと進むようにしましょう。次回のお部屋探しではよりスムーズに見つけられるといいですね。応援しています。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。あなたの部屋探しに今回の失敗を参考にしてもらえると嬉しいです。ただ、自分で色々と確認するのが面倒な場合には、その担当者に色々な確認をお願いする方が効率的だと思います。
もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。
最後に、他にも同じような部屋探しの失敗エピソードがあるんですが、失敗する前に読んでみませんか?
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あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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