更新料とは、お部屋の賃貸契約期間が終了しても住み続けたい場合、契約期間を更新するために、借り手が大家さんへ支払うお金のことです。
たとえば、首都圏では、一般的に契約期間は2年のため、2年後に更新する際に、更新料が発生することになります。 この場合の更新料は、家賃の1ヶ月分としているケースが多いようです。
この更新料はもともと、大家さんへのお礼という意味が含まれていたようですが、現在では法律によって借り手側の居住権が手厚く保護されているため、その対価として、大家さんが徴収するようになりました。
管理会社・仲介会社が更新の事務手続きを行っている場合には、更新料と合わせて『更新手数料』を請求されることもあります。
お部屋を借りる方が、大家さんに対して、更新料を支払うことは法律で決まっているものではないので、更新料がかからない物件ももちろんあります。
更新ごとに支払う更新料は、積み重なると大きな金額になるので、賃貸のお部屋を探す際には、この点も注意してみるといいですね。 契約前の重要事項説明で必ず確認してください。
契約の更新時期が来た時に注意しなければならない点は、更新せずに引越しを考える場合は、通常、『解約予告』が必要になることです。 一般的に契約書上では、退去する際には、いつまでに解約予告をしなければならないという記載があります。
賃貸のお部屋の契約は、自動的に契約期間が終了しないケースが多く、解約予告をしない場合、お引越しで部屋には住んでいないのに、家賃、更新料(場合によっては、更新手数料も)を支払わなければいけないことにもなりますので、重要事項説明書や契約書を必ず確認して、気をつけておいてください。
担当:馬場
▶︎関連用語:更新手数料、解約予告、重要事項説明
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