1.自主管理とは
マンションの管理方式の一つで、共用部分の清掃、消耗品の交換、設備の保守、会計帳簿の管理といった管理業務を、マンションの住人で自主的に行うことをいいます。
草抜きや清掃、電球交換、帳簿の記帳など、できる範囲のことは住人で行い、電気・機械設備の保守点検や高所作業など、専門性が必要な範囲は専門業者に直接依頼する、といったように管理していくのが一般的です。
1-1.自主管理のメリット
・管理費用が抑えられる
・マンション住人の管理意識が高まる
・住人同士の交流が増える
1-2.自主管理のデメリット
・専門家でないため管理の効率性が下がることがある
・責任を持つことになるため仕事や家庭などとの両立が大変
「費用を抑えたい」「マンション内の交流も大事」ということであれば自主管理、「毎日忙しい」「仕事に集中したい」ということであれば委託管理、といった選び方ができますね。
1-3.自主管理物件が投資対象として、狙い目になる理由
ちなみに、自主管理の物件は以下のポイントから再生できる可能性があり、個人的には狙い目だと思っています。
- 家賃が相場より安い
- 空室のまま放置されている
- 原状回復工事がされていない
- 共用部分の補修工事がされていない
特に、高齢者の方が自主管理を行っている場合、相続で引き継いだケースなど、賃貸経営を良く変わっていないケースが多いです。
また、借入がないケースも多く、管理や賃貸募集を全く行っていない事も多々あります。
不人気の板橋区ですが、兄弟で相続後、弟が自主管理していた一棟マンションを資金需要のため、売却した事例です。
2.委託管理や一部委託とは?
自主管理に対して、管理業務を管理会社に委託することを『委託管理』といいます。
その中でも、全ての業務を委託することを『全部委託』、業務の一部を委託し、それ以外の業務を自主的に行うことを『一部委託』といいます。
担当 馬場
▶関連用語:委託管理、一部管理、全部管理
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※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。