C.解決事例(お客様の声)

初めての部屋探しで要領がわからず、2部屋しか見ずに決めてしまった。

土地勘のない街への引っ越しやはじめての部屋探しで悩んでいる方へ、『失敗にハズレなし』の信念で正しいお部屋の選び方を学んでみませんか?

今回は、失敗学を研究し、仕事の効率化やミスの撲滅を提案しているスタンフォード大学工学博士の飯野謙次さんが書いた『仕事が速いのにミスしない人は何をしているのか?』から部屋探しの参考になる部分を抜き取りました。

部屋探しに必要なことはビジネス書が全部教えてくれる?

この書籍は『仕事が速くてミスしない人』がしているちょっとしたコツをまとめています。その中で、個人的に大切だなと思ったのは、こういう人たちが何より「失敗やミスをしない事」を重視していることした。失敗は成功のもとと言いますが…、ちょっと長くなったので考察の方にまとめておきました。

第1781回目の今回は、産業機械メーカーに勤めている20代の男性会社員の方にお話を聞きました。2009年3月の転勤を機に、北海道から中部地方への1Kでの一人暮らしに向け、はじめての引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。

引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。

【今回のポイント】

北海道から中部地方へ、転勤を理由に引っ越しされた方で、はじめての部屋探しで経験や知識不足に関して、強い不安を感じていたようです。

実際、どのような 部屋探しだったのでしょうか?事前のトラブル対策や事後対応は可能なんでしょうか?

1.引っ越しの理由と生活

1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。

突然仕事の都合で県外転勤が決まり、それまでずっと実家暮らしだったので部屋探しを行わなければならなくなった為です。

1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?

初めての一人暮らしだった為、なるべく自炊をしないようにしたかったので食事に困らないような生活を送りたかったです。

2.引っ越しまでの期間とその理由

一ヶ月半程度掛かりました。転勤が引っ越し理由だった為、会社からの転勤の辞令時期を転勤の約1ヶ月半ほど前に受けました。残された1ヶ月半で部屋探し、引っ越しを行いました。

3.引っ越しの不安

3-1.どんな不安がありましたか?

今まで実家暮らしで一人暮らしの経験がなかった為、どのような点に注意して部屋を選んだら良いのかが分からなくて不安だった。

3-2.不安になった理由を教えて下さい。

北海道から愛知への転勤だった為、物件を探しに行く時間や機会も限られてしまう。また、探しに行った日に部屋を多く見て、疲れてしまう。

4.部屋探しの失敗

4-1.失敗を教えて下さい。

不動産会社の方のすすめもあって、2つの物件を見ただけで決めてしまったので、他にも見ていたらもっと良い物件があったのではないかと後々思うようになった。

4-2.失敗の理由を教えて下さい。

経験がなく、部屋の中の設備について、細かく理解する事を怠った事。風呂の追い焚き機能やトイレのウォシュレット機能、コンセントの数まで自分のこれからの生活でどこまで必要かを考えていなかったからです。

4-3.失敗再発への対応は?

まずはある程度絞ったら、物件の数を多くみる事だと思います。そうすれば、各部屋のメリット、デメリットも見えてきます。また、自分の今後の生活を詳細まで想像して、どこまでの設備が必要かも検討しておく事です。

4-4.その他何かあれば、教えて下さい。

特にありません。

5.引っ越し後のトラブル

セールスや勧誘が頻繁に来た。実際に使ってみると台所が狭かった。シャワーヘッドなどは備え付けの為、古くなってきても交換できない。

6.引っ越しして、良かった事

6-1.部屋探しの良かった点

一人暮らしので引っ越しを通して、両親に頼らず自分で行うという責任感や自立心がついたと思います。金銭面や健康面も自覚するようになりました。

6-2.そう思った理由は?

これまで実家暮らしだったため。

6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?

分からないことが多いと思いますが、対応していくしかありません。

7.部屋探しのアドバイス

これからの生活、特に金銭面の感覚を身につける為に引っ越し代も自分の会計から行い、数社に見積もりを取るなどして節約する習慣を身につけた方がいいと思います。

8.仕事絡みの部屋探しの失敗

転勤は自分の都合ではない為、引っ越しの時期や場所などが突然決まります。その為、突然今までと全然別の生活が始まる為、今後の生活が想像しにくい事が不安でした。

9.不動産会社の選び方

9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。

その土地で紹介できる物件数をできるだけ多い不動産屋を選びました。他には部屋選びを迅速に行なって貰える印象を持った不動産屋です。

9-2.不動産会社に期待するは?

オンラインなどで事前に希望や諸条件などを不動産屋と確認でき、当日、部屋探しで回る物件のリストを事前に送っておいて貰えると助かります。

10.部屋探しの失敗を聞いての考察について

初めての一人暮らしが都会暮らしとのことで不安いっぱいだったと思います。今回は、知識がなく何から調べればいいのか分からなかったこと、オートロックがない物件を選んでしまったことを後悔されているようです。

10-1.何をするべきか動き出す前に整えよう

まず、お引越しの段取りは、特に初めてお引越しをされる方にとっては非常に難しいものだと思います。郵便物の転送届けや住民票の異動手続き、家具の発送などなどと考えるだけで頭がいっぱいになりますよね。そこでおすすめなのはこちらのサイトです。物件が決まってからの動きをまとめて記載されていますので、次回のお部屋探しでは是非ご利用下さい。

10-2.一人暮らしを始めるメリットとは?

また、オートロックがないことでしつこい勧誘の人がチャイムを鳴らしてきたことも不安だったようですね。もし、オートロックで物件が見つからなければ、TVモニタ付きのインターホンがある物件を探して下さい。訪問者の顔が確認できるだけでも安心につながり、少しでもストレス快適に過ごせることと思います。

10-3.一人暮らしをするようになると『親の大切さ』が分かる

最後に、引っ越しのメリットとして、多くの人があげるのが親のありがたさ・大切さです。家事や洗濯、こんなにも重労働で時間を要することを知ることができる為、自然と親への感謝の気持ちが表れるものです。 是非、次のお部屋探しでは、段取りに時間を要することなく物件探しに時間をかけられるといい物件に出会えると思います。いいお部屋に巡り会われる事を願っています。

ここまで読んで頂き、ありがとうございます。あなたの部屋探しに今回の失敗を参考にしてもらえると嬉しいです。ただ、自分で色々と確認するのが面倒な場合には、その担当者に色々な確認をお願いする方が効率的だと思います。

前半の方で書いたことを踏まえ、失敗の少ない部屋探しをするにはどうするかですが、当社が800人近い人に行ったアンケートで70%近い人が後悔や失敗している現実から考えると、部屋探しも失敗の芽をこれまで世に出ていなかったデータを使い、真っ先に潰すのが一番効率的だと思ってます。以下、これから部屋探しを行うあなたの参考になりそうだったので引用します。

日ごろの仕事や生活では、圧倒的に失敗やミスはしない方がいいというのは言うまでもありません。新しい事に挑戦する場合でも失敗をしなければいけないのではなく、本人が失敗していてはいけない(中略)

つまり、私たち人間は言葉を持つ生き物で、『他人の失敗を共有することが出来るから』その為、先人の失敗をキチンと学び、それを乗り越えてこそ、一人前のビジネスパーソンになれます。

小さな失敗をキチンと防ぎ、起こってしまったら適切に対処することが大きな失敗を起こさないためのたった一つの道です。

あなたはどちらですか?他人の失敗を生かすより、まずは感覚やセンスを活かした部屋探しを始めますか?急速なデジタル化の中で私はこれまでの経験やセンスを先行させ、お客様の満足度を下げたり、上げたり、サービスの質をブラさないように、先ずは経験者のデータを使ってゴミや地雷部屋を除去する方が自分に合った部屋を探し、充実した毎日を過ごすというゴールに圧倒的に早く、近づく事が出来ると思っています。もう何も武器を持たず、竹やりやこん棒ぐらい??で圧倒的な物件数と戦う時代はもう終わったのでは?と個人的には思っています。

もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。最後に、他にも同じような部屋探しの失敗エピソードがあります。部屋探しで失敗して、損をする前に読んでみませんか?

ーーー

あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。

今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。

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相樂 喜一郎

この記事を書いた人

相樂 喜一郎

事例を基にトラブルの少ない取引を目指し、2011年以降130件以上の不動産取引を経験。現在はこれまでの経験を活かし、地域の金融機関と一緒に相続に伴う実家の再生や売却、住み替えに注力。不動産鑑定士補、宅地建物取引士、相続アドバイザー、住宅診断士。 >>その他詳しい実績はこちら

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