目次
土地勘のない街への引っ越しやはじめての部屋探しで悩んでいる方へ、『失敗にハズレなし』の信念で正しいお部屋の選び方を学んでみませんか?
今回は、失敗学を研究し、仕事の効率化やミスの撲滅を提案しているスタンフォード大学工学博士の飯野謙次さんが書いた『仕事が速いのにミスしない人は何をしているのか?』から部屋探しの参考になる部分を抜き取りました。
部屋探しに必要なことはビジネス書が全部教えてくれる?
この書籍は『仕事が速くてミスしない人』がしているちょっとしたコツをまとめています。その中で、個人的に大切だなと思ったのは、こういう人たちが何より「失敗やミスをしない事」を重視していることでした。失敗は成功のもとと言いますが…、ちょっと長くなったので考察の方にまとめておきました。
第1983回目の今回は、小売に勤めている20代の男性会社員の方にお話を聞きました。2019年2月の転勤を機に、東北地方から関東地方への1Kでの一人暮らしに向け、はじめての引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。
引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。
【今回のポイント】
東北地方から関東地方へ、転勤を理由に引っ越しされた方、はじめての一人暮らしで効率の良い生活に向け、どうすれば良いか分からず、不安を感じていたようです。
実際、どのような 部屋探しだったのでしょうか?事前のトラブル対策や事後対応は可能なんでしょうか?
1.引っ越しの理由と生活
1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。
宮城県仙台市から神奈川藤沢市に転勤となり、急いで引越しをする必要がありました。なにも分からない土地なので、部屋を探す必要がありました。
1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?
効率の良い生活を送りたかったです。駅から徒歩10分、近くにスーパーがある、といった日常に必要な行動を全て自宅から近いところで済ませたいと考えていました。
2.引っ越しまでの期間とその理由
一ヶ月半程度掛かりました。二ヶ月前に転勤と言われましたので引越ししました。とにかく早く終われせて、早く落ち着いた生活にしたかったからです。一人暮らしでしたから、もっと色々な人に相談するべきだっと思いましす。
3.引っ越しの不安
3-1.どんな不安がありましたか?
効率の良い生活を送りたいと思っていました。したがって、駅徒歩10分、近くにスーパーがある、という2つは絶対条件でした。
3-2.不安になった理由を教えて下さい。
4.部屋探しの失敗
4-1.失敗を教えて下さい。
調べたりするのも面倒なので、全て不動産屋さんにお願いした結果、すごい部屋が狭かったです。ベッド等のスペースを考慮していませんでした…。
4-2.失敗の理由を教えて下さい。
初めての一人暮らしでしたので、そもそも誰に相談すべきかもよく分かっていませんでした。また、部屋がどのくらい広いのか、置きたい家具を置いた後の生活スペースや動線はどうなるかをしっかり考えておくべきでした。
4-3.失敗再発への対応は?
はじめての引越しだと、ベッドやソファ等の家具を買うかと思います。それらを置くことを見込んで、部屋を探すと良いと思います。
4-4.その他何かあれば、教えて下さい。
特にありません。
5.引っ越し後のトラブル
カビが頻繁に発生します。風通しが悪く、日光も午前中しか当たりません。この辺りは内見の時にしっかり調べないとだめかもしれません。結局、梅雨時期は特に酷く、除湿のために諸々購入することとなってしまいました。
6.引っ越しして、良かった事
6-1.部屋探しの良かった点
スケジュール管理能力については成長できるかと思います。色々と1人でやらなくてはいけないので、責任感と自立心も芽生えると思います。
6-2.そう思った理由は?
他の方も言ってますが、ともかく、実家だと洗濯や料理など親に任せてしまうので、一人暮らしだとその辺り、自分でやらないと務まらないので。
6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?
ありません。
7.部屋探しのアドバイス
1人で悩むのではなく、相談すると良いと思います。不動産屋はもちろん、引越し経験者や友達、家族にも意見を聞いて、そのたくさんの意見の中から自分が納得出来る意見をひろっていけば良いと思います。
スーモを使った賢い検索方法について、実際の検索数を基にその手順をこちらのページにまとめました。敷金、礼金、手数料が安い部屋を優先するより、2階以上、風呂トイレ別などの条件を優先して、検索した方が変な部屋を選ぶことはなくなります。
8.仕事絡みの部屋探しの失敗
とにかく、もっと広い部屋に住みたかったです。家賃をケチったり、駅までの距離を考えたり住む前に、理想の部屋のイメージをしっかり作っておくべきでした。
9.不動産会社の選び方
9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。
アクセスが良かったからです。駅近にある不動産屋でした。他の店舗も訪問しましたが、2度、3度と通うことを考えると、やはりアクセス面は非常に重要な要素になります。
9-2.不動産会社に期待するは?
マンツーマンで担当がついてくれれば、些細な困り事でも気兼ねなく話せると思います。特にオンラインでこまめなやり取りができるようならば、是非利用したいと思う人が多いと思います。
どうしても初期費用を抑えたい、敷金礼金ゼロじゃないと引っ越せない方はコチラのページを見てみて下さい。スーモでお部屋を検索時に初期費用を抑えることでどれほど選択肢だ減っているのか、わかると思います。
10.部屋探しの失敗を聞いての考察について
初めてのお引っ越しが都会ということもあり、慣れない土地での部屋探し不安だったことと思います。今回は、これだけは譲れないポイントを2つ挙げて頂いているので、非常に素晴らしいと思いました。しかし、面倒だということを理由に不動産屋さん任せにしてしまうのは危険ですので辞めておきましょう。
10-1.客観的な意見を積極的に取り入れましょう
まずは、いい物件に出会える為にはいい営業マンを探すことから探しましょう。もちろん住むところは大事なのですが、自分の為にどれだけ寄り添って物件を探してくれるか。ここがポイントです。さらには、引っ越し経験者や家族や友達に相談することも一つの手段です。第三者の目で見てもらうと冷静にツッコミを入れてくれるので、初めてで舞い上がってしまうお部屋探しにはなるべく相談しましょう。
10-2.内見時には何を見るべきか事前に把握するとスムーズに!
また、思ったより狭かった、広かったというのは家具を置いてみないと分からないものです。ここにソファを置いて、TV、座卓、ベッドなどと置いてみると導線が確保できない、扉が開かなくなったなんてこともあります。内見の際には確認すべきポイントをリスト化して、現地でチェックしてみると、余裕を持って確認できます。次回は試してみてほしいです。こちらに失敗談と口コミを基に内見時に持って行く物のリストとチェックリストをまとめました。
是非、次のお部屋探しでは1回目と同様、譲れないポイントを主軸に、内見時はチェックするべきポイントを押さえておく、誰かに相談することを頭におくときっといい物件が見つかると思います。次のお部屋探しでは成功して欲しいと思います。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。あなたの部屋探しに今回の失敗を参考にしてもらえると嬉しいです。ただ、自分で色々と確認するのが面倒な場合には、その担当者に色々な確認をお願いする方が効率的だと思います。
前半の方で書いたことを踏まえ、失敗の少ない部屋探しをするにはどうするかですが、当社が800人近い人に行ったアンケートで70%近い人が後悔や失敗している現実から考えると、部屋探しも失敗の芽をこれまで世に出ていなかったデータを使い、真っ先に潰すのが一番効率的だと思ってます。以下、これから部屋探しを行うあなたの参考になりそうだったので引用します。
日ごろの仕事や生活では、圧倒的に失敗やミスはしない方がいいというのは言うまでもありません。新しい事に挑戦する場合でも失敗をしなければいけないのではなく、本人が失敗していてはいけない(中略)
つまり、私たち人間は言葉を持つ生き物で、『他人の失敗を共有することが出来るから』その為、先人の失敗をキチンと学び、それを乗り越えてこそ、一人前のビジネスパーソンになれます。
小さな失敗をキチンと防ぎ、起こってしまったら適切に対処することが大きな失敗を起こさないためのたった一つの道です。
あなたはどちらですか?他人の失敗を生かすより、まずは感覚やセンスを活かした部屋探しを始めますか?
急速なデジタル化の中で私はこれまでの経験やセンスを先行させ、お客様の満足度を下げたり、上げたり、サービスの質をブラさないように、先ずは経験者のデータを使ってゴミや地雷部屋を除去する方が自分に合った部屋を探し、充実した毎日を過ごすというゴールに圧倒的に早く、近づく事が出来ると思っています。もう何も武器を持たず、竹やりやこん棒ぐらい??で圧倒的な物件数と戦う時代はもう終わったのでは?と個人的には思っています。
もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。最後に、他にも同じような部屋探しの失敗エピソードがあります。部屋探しで失敗して、損をする前に読んでみませんか?
ーーー
あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
この記事へのコメントはありません。